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数学の勉強におすすめなのが、白チャート&青チャート。基礎から難関大まで網羅した、数学の参考書です。
しかし、自分がどのレベルなのか・どちらの参考書を使ったらよいのか、悩んでいませんか?そこでこの記事では、白チャートと青チャートの使い方やレベルを徹底解説!それぞれの特徴にも触れていきます。
とくに白チャートはスタスタ塾イチオシ参考書!白チャートをおすすめする理由や使い方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
チャート式基礎と演習数学I+A /Ⅱ+B/Ⅲ(白チャート)
チャート式基礎からの数学(青チャート) 数Ⅰ+A /Ⅱ+B/Ⅲ 新課程
白チャート:苦手な単元をなくして、入試数学の基礎を固めたい人
青チャート:1冊の参考書で入試数学の解法を押さえたい人
※自分に合った参考書選びの基準の一つになるのは「見開きで問題が半分以上わかるか」です。
参考書名 | ||
現状学力→到達学力 |
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分量 |
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目安時間 |
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<注意1>無理して青チャートを使う必要はない
青チャートは網羅性と問題の難易度の幅(プラス知名度も)と申し分ないが、分量の多さから青をマスターできる人は少ない。数学の力に自信がない人は基礎部分が充実している白チャートを完璧にするのに時間を割いた方が結果として成績が伸びることもありうる。
大して使いこなせていないのに、青チャートをやって満足するくらいなら、堅実に白チャートを選ぶことをおすすめします。
<注意2>赤チャートは取り扱い注意
赤チャートはチャートシリーズで一番難易度も高く、参考書としての完成度も高いですが、中途半端な学力で挑むと返り討ちにされます。
東大・京大を目指す場合にしても青チャートでも十分な場合が多いです。
特徴
白チャート
問題を解き進めやすい、ほど良い難易度設定
問題が難しすぎると、モチベーションを保つのが大変です。しかし、白チャートは程よい難易度設定。問題を解き進めやすく、途中で飽きません。
解説も非常に丁寧で、時間を無駄にすることなく進められます。問題の難易度がそれほど高くなく、最後までストレスを感じないまま計算力を身に付けられます。
また、解法パターンも網羅した参考書です。計算力と解法パターンの暗記を両立できます。
別売りノートも併用して書き込み勉強ができる
白チャートだけでは物足りない、もっと勉強したい。そんな方には、別売りのノートがおすすめ。改訂版チャート式基礎と演習数学完成ノートパックが販売されており、書き込んで勉強することができます。
自作で作っても良いですが、専用のノートがあればより理解しながら勉強ができるでしょう。ノートの作り方が分からない方にも、おすすめです。
青チャート
1冊で、ほとんどの大学を網羅できる
青チャートは、対象となるレベルの幅が非常に広いです。そのため、1冊でほとんどの大学を網羅することが可能です。難易度は、基本例題・重要例題・演習例題/EXERCISES/総合演習と様々。志望校や自分のレベルに合わせて、勉強ができますよ。
また、青チャートは解法の辞書的な存在です。網羅性が非常に高いため、分量も膨大です。学習フォーマット通りに解き進めれば、定着する仕組みになっています。
解説動画が販売されている
解答を読んだだけでは、理解できないこともありますよね。青チャートは、全ての例題に動画解説が付いています。講師が丁寧に解説してくれるため、分からない問題をそのままにしなくて済みます。
また、解答を文章で読むよりも動画で見た方が、理解もしやすいでしょう。定着度も学習効果もあがり、一石二鳥です。
チャートシリーズの効果的な使い方
白チャート
白チャートには、難易度の高い問題は掲載されていません。そのため、例題はミスなく完璧にできるようにしましょう。
難易度が高くない問題でミスしたのなら、それがあなたの苦手分野となります。白チャートは基礎なので、入試レベルの問題ではありません。1冊を完璧にすることで、基礎固めが可能となります。
また、間違えた問題はチェックを付けるようにしてください。2周目以降に全ての問題を解くのは、非効率です。2周目3周目は、間違えた問題のみを解くことをおすすめします。効率よく勉強したいなら、完成ノートパックを使うことをおすすめします。
青チャート
まずは自力で解いてみて、間違えた問題を復習し全問解けるようにしましょう。解答と全く同じ解き方である必要はありません。回答の流れを把握し繰り返し解いてみて、解法を覚えていくことが大切です。そうすれば、応用問題にも適応できるようになりますよ。
間違えた問題に、チェックをつけておくことも忘れないでください。2周目以降は、チェックのついた問題を中心に解いていきましょう。苦手を潰していくことが、合格の近道です。
青チャートにも完成ノートパックがあるので、ぜひ利用してください。
入試数学勉強法概論
数学の大きな誤解
入試数学で求められる思考力は、問題に対してある無数のアプローチの中から適切な解法を選び出す力になります。いわゆる、地頭の良さみたいなものはあるに越したことはありませんが、本質的に問われているのは適切に問題を処理する能力であって、後天的に鍛えることが可能です。つまり、正しいステップを踏めば必ず数学ができるようになります。以下ではそのステップ・勉強全体の流れを詳しく解説していきます。
入試数学とは?
入試数学の正しい捉え方は「知識に検索をかけること」です。すなわち、与えられた問題に対して、適切な解法を選び出す作業に他なりません。問題を解くときのプロセスをここでは解説していきます。
- 問題文を読解する
- すでに身につけている定義・定理・解法を頭の中で検索する
- 問題文に適応させる
以上が問題を解くときの手順です。ここで大切になるのは頭の中の知識に検索をかけて、どのように運用すればいいか試行錯誤することです。この試行錯誤する作業を怠ると、ただの解法暗記に成り下がってしまいます。このことに関しては、次の見出しで詳しく説明します。
また、もう一つ誤解してほしくないのは、試験会場で今まで解いたこともないやり方を閃いて問題を解くわけではないということです。これまで網羅系の参考書などで自分の中に蓄積された解法を選び出し、組み合わせて問題に立ち向かうのです。そういった意味で入試数学は才能・センスではなく、解法の一つの積み重ねが大切になってきます。
「解法暗記」に潜んでいる罠
ここまでの議論を見ていると、「なんだ、入試で出るような解法を片っ端から暗記していけば、数学なんて楽勝じゃん!」と思った方がいるかもしれません。解法を全部暗記して使いこなせれば、それが一番です。しかし、ただ暗記しただけでは役に立たないどころか害を及ぼすことさえあります。
先ほどにも述べたように問題文から情報を読み取り、自分が持ち合わせている解法をどのように駆使すれば問題を解けるかと「試行錯誤する経験」を伴った記憶をしなければ意味がありません。単純な解法暗記に走ってしまうと、試行錯誤する時間が減るので、入試数学の力が次第に落ちていきます。
「解法暗記」という甘い言葉に惑わされずに、ああでもないこうでもないと苦しむ時間をたっぷりとりましょう。そうすれば、数学の力は自ずとついてきます。
具体的な勉強の仕方
計算力を身につけよう
入試数学を突破するには、計算力は必須です。志望大学によって求められる計算力に違いあるものの、入試数学を解くうえで最低限レベルは身につけておきたいです。最低限レベルとは、式を正確に素早く展開・変形する力だったり、四則演算をミスせずに遂行する力のことを指します。なにも、小数同士のかけ算を暗算で解けなどといったものではありません。しかし、一朝一夕で身につくものでもありません。以下では計算力の身につける方法をいくつか紹介していきます。
まず、各分野の基本的な計算問題を完璧にしましょう。同じ問題を何度も繰り返し解いて、反射で解けるまで定着させなければなりません。基本的な問題に思考を割いていると、思わぬミスを誘発してしまいます。
また、大きく丁寧に計算式を書くことも大切です。計算式を小さく書くと、見直す際に間違いに気が付きにくいですし、小さく書くことによるミスも発生しやすいです。
その他にも、計算を工夫して行うことも大切です。問題を解く際には、どうすれば効率良く計算できるのかを念頭に置くようにしましょう。普段から複雑な計算を避けるように試行錯誤しておけば、本番に難しい問題を解いた時でもミスが減るでしょう。
計算力とは、日頃の意識を少し変えるだけで鍛えられる力なのです。
- 各分野の基本的な計算問題を完璧にする
- 大きく見やすい字で計算式を書く
- 計算を工夫して行う
勉強の大きな流れ
数学の勉強の流れは大きく分けて5つのステップに分かれています。自分がどのレベルに位置するのかを正確に把握しましょう。
- 理解本・映像授業などで理解する
- 練習問題で十分にトレーニングを積む
- 解法の蓄積をする
- 試行力を養成する
- 過去問に取り組む
まず、初めに単元の理解が必要になります。初めての単元・分野には理解本(講義形式などの教科書レベルのもの)や映像授業をを使って理解しましょう。
その次に、サクシードや4ステップなどの教科書傍用問題集でトレーニングを積みましょう。ここで基礎レベルを固められたかが今後のステップに影響していきます。焦らず取り組みましょう。
解法を覚えるステップに移ります。青チャート・フォーカスゴールド・基礎問題精講などの網羅系の問題集で解法を暗記していきましょう。初めにいきなり答えを見ないで悩む時間を設けるようにしましょう。文字通り解法を暗記するのではなく、理解を伴った暗記を心掛けてください。このステップで計算に支障をきたしている場合は②のステップに問題があるかもしれません。
解法をため込んだら、実際に運用する能力を鍛えていきましょう。やさしい理系数学やプラチカがおすすめです。ここで試行力と書いたのは、試行を繰り返して最適な解法を選び出す能力を指すからです。わからなくてもへこたれずに試行錯誤して、手持ちの道具を使いこなす力を鍛えましょう。
最後に志望校の過去問を解いてみましょう。このステップも④と役割が似ていますが、傾向を研究するという側面も強いです。
まとめ
この記事では、白チャートと青チャートのレベルや使い方を解説しました。
数学に自信がない方や基礎を固めたい方には、白チャートがおすすめです。難関大を目指す受験生や数学が得意で実力を伸ばしたいなら、青チャートを使って勉強しましょう。
チャート式に興味がある方は、ぜひ白チャートまたは青チャートを使ってみてくださいね。
ですが、独学ではどうしても限度があります。
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