ポモドーロテクニックとは?誰でも集中できる受験勉強法を徹底解説

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スタスタ編集部
当社のインターン生である、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、青山学院大学、明治大学、立教大学、東京理科大学、東京学芸大学、筑波大学・・・の現役大学生たちが、自身の小中高大受験・通塾・塾講師経験をベースに、各塾の教育方針や学習システム等の特徴を独自に分析し、編集・執筆しています。

受験生は毎日長時間勉強しなければなりません。しかし、「集中力が続かない」と悩んでいませんか?勉強は習慣化できればよいですが、そう簡単にはいきませんよね。

そこで受験生におすすめしたい勉強法が、ポモドーロテクニックです。25分勉強し5分の休憩を繰り返すシンプルな方法ですが、集中力を保ち効率的に勉強ができますよ。

この記事では、ポモドーロテクニックのやり方や用意するもの、効果について徹底解説していきます。勉強に集中し成績アップを狙いたい受験生必見です!

受験勉強に役立つ「ポモドーロテクニック」とは?

ポモドーロテクニックとは、時間管理術のひとつ。25分毎に5分の休憩を取るという、誰でも簡単に実践できる方法です。

ポモドーロテクニックは、イタリアの作家でありソフトウェア開発者でもあるフランチェスコ・シリロによって考案されました。「25分+5分」は、シリロが効率性と生産性を引き出せる時間配分と結論付けました。この方法を使用すれば、集中して効率よく勉強できるでしょう。短期間で多くを吸収したい受験生にとって、ぜひ試したいテクニックです。

ちなみに、「ポモドーロ」とはイタリア語で「トマト」を意味します。シリロが作業効率を測るために使用したのが、トマト型のキッチンタイマーだったのだとか。トマト型のキッチンタイマーにちなみ、「ポモドーロテクニック」と名付けられました。

ポモドーロテクニックで勉強に集中できる科学的根拠

シリロによって考案されたポモドーロテクニックですが、勉強に集中できる科学的根拠があります。

2011年11月、アメリカのイリノイ大学で作業効率の研究が行われました。研究結果は、「短い休憩を取ることで長時間の作業効率を上昇させる」というものでした。長時間作業をすると、モチベーションが下がってしまいます。しかし、25分毎に強制的に休憩を入れ区切りをつけることで、長い時間作業をしていても集中力が途切れないと結果に出たのです。

また、ポモドーロテクニックを使うことで、起業家のクリス・ウィンフィールド氏は「40時間の作業を16~7時間で終わらせることができた」と発表しています。

ポモドーロテクニックで得られる勉強効果

時間を分けることで1つの作業に集中できる

ポモドーロテクニックを使い勉強することで、1つの作業に集中して取り組めます。

例えば、日本史の勉強もしたいが英語もやらなければならない。一日の中でやるべき教科が多いと、集中力が散漫し勉強効率を下げてしまいます。しかし、25分という短い時間に1つの作業しか集中しない環境を作れば、強制的に他の教科に意識が向かず勉強できます。

また、1時間スマホを触らないのは我慢できないかもしれません。しかし、25分という短い時間なら、スマホに触らないルールを設定しても無理なく継続できそうですね。

ストレスを伴う疲労感が減少する

何かに決断を下すことは、精神力や体力を削ると言われています。たしかに、悩んで下す決断は、運動していないのに疲れますよね。

受験生は毎日勉強をしなければならないため、勉強以外の場面であまり体力を使いたくありません。「今日は何時間勉強しよう?何時までやる?」と計画を立てるだけでも、頭を使った気がしませんか?

ポモドーロテクニックを使えば、日々の計画に頭を悩ます必要はありません。勉強をする際に25分のタイマーをセットするだけですから、誰でもできて簡単です。勉強することに集中でき、結果的に成績アップに繋がります。

時間を決めることでモチベーションが高まる

勉強をしているときに、休憩するタイミングやどこまで勉強を進めるのか、悩むことはありませんか?ポモドーロテクニックを使えば、時間が決まっているのでモチベーションが高まります。

「何分勉強しよう?」と悩まずに、「25分頑張るぞ!」とモチベーションを高く保ったまま勉強が続けられます。とくに、苦手な教科に効果的。1時間勉強するのは苦痛かもしれませんが、25分なら頑張れますね。

神経科学者のガザーリー博士と物理学者のローゼン博士によると、休憩時間が短いほどやる気を失わず高い成果が出やすいといいます。ポモドーロテクニックのようにオンとオフを明確に区別することで、モチベーションを高めることに役立ちます。

受験生がポモドーロテクニックをするために用意するもの

用意するもの
  • ペン
  • タイマー

受験生がポモドーロテクニックを使って効率的に勉強するために用意するものは、上記の3点のみ!紙とペンは、25分をどれだけ繰り返したかをカウントするためのメモとして用意します。タイマーはキッチンタイマーを用意しても良いですし、スマホのタイマー機能を使っても良いですね。

光で時間を知らせてくれるタイマーなら、図書館や自習室など音を出せない場所でも使えます。カウントダウンもカウントアップも使えるため、自宅以外でタイマーをセットしたい受験生に、おすすめです。

ポモドーロテクニックを使うために新しくアイテムを用意する必要がないため、今すぐにでも始められますね!

LINKSY(リンクシー) 光と音で知らせる! ! デジタルタイマー 時計付 カウントアップ カウントダウン ホワイト LT091W

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YouTubeを利用して時間管理をしよう

静かな場所で勉強できない・集中力を高めるBGMを流したいなら、YouTubeを利用するのもひとつです。

おすすめは、「波の音で集中が2時間続く!【ポモドーロタイマー25分集中+5分休憩】【勉強用・作業用BGM】【作業効率の上がるBGM】」。波の音が集中力を高めてくれ、25分があっという間に感じますよ。5分の休憩に入ると、ピアノのリラックスした音楽に変わります

画面にはカウントダウン・カウントアップが表示され、あとどれくらいで休憩が終わるのかが一目瞭然。25分+5分を4セット繰り返し、たっぷり2時間分の勉強ができます。

受験生におすすめのポモドーロテクニックのやり方

ポモドーロテクニックのやり方
  1. 25分間、集中して勉強する
  2. 5分間の休憩を入れる
  3. 25分+5分を4回繰り返したら、15~30分の長い休憩を取る

受験生におすすめのポモドーロテクニックのやり方は、いたってシンプル。25分勉強したら5分間の休憩を入れるだけ!4回繰り返したら、15~30分の長めの休憩を入れましょう。休憩が長すぎるとモチベーションが下がってしまうため、注意してください。

また、長い休憩前の最後の5分は、勉強の見直しに使うと良いでしょう。ポモドーロテクニックを使って集中力を高め、効率よく勉強してくださいね!

まとめ

この記事では、ポモドーロテクニックのやり方や用意するもの、効果について解説しました。

ポモドーロテクニックは今すぐにでも実践できる簡単なものですが、初めのうちはなかなか集中して勉強ができないかもしれません。しかし、継続することが大切。25分+5分を繰り返すシンプルな方法ですが、だまされたと思って実践してみてください。

勉強に集中できない・モチベーションが保てないと感じている受験生は、ぜひ参考にしてくださいね。

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