2024年度第1回の要約問題を引用し、解き方のコツを解説しています。受験者がつまずきがちなお悩みとその解決法についても回答しています。
また、要約問題の演習におすすめな問題集3選も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!最後には、効果的な学習塾としてオンライン指導のスタスタLIVE英検®︎の紹介を行なっています。
目次
はじめに
2024年度から、英検2級のライティング問題に要約が加わりました。
第1回の要約問題は、職場での昼寝に関する英文を45~55語で要約するというものです。
以下、その問題文と、要約問題攻略のポイントを解説していきます。
2024年第1回要約問題解説
- 赤色ハイライト:トピックの概要
- 緑色ハイライト:賛成立場の意見
- 青色ハイライト:反対立場の意見
[本文]When students go to university, they usually go to the campus and take classes in classrooms with other students. However, there are other types of classes for students to take. Some of them take online classes from home without going to the campus.
What are some benefits of this? Online classes are helpful for students living far away from the campus because they do not need to travel for long periods of time. Moreover, in the case of recorded online classes, students can watch recorded classes over and over again so that they can understand the classes better.
However, some students may have problems with their computers or their Internet connection during online classes. This can make it difficult to take the classes smoothly. Also, if students do not go to the campus, they will have fewer chances to see each other face-to-face and talk to other students. Because of this, some students may feel lonely.
英検(実用英語技能検定)|公益財団法人 日本英語検定協会
[模範解答]
Some students take online classes instead of going to the campus. Online classes have benefits, such as saving travel time and improving students’ understanding through watching recorded classes repeatedly. However, some students may have computer problems and feel lonely because they do not meet other students directly on campus.
英検(実用英語技能検定)|公益財団法人 日本英語検定協会
抑えるべきポイント
- 対面ではなくオンライン講座を受講する学生もいる。
- オンライン授業にはいくつかの利点がある。
- 通学時間を失くすことができる
- [Moreover,]授業を繰り返し視聴して理解を深めることができる。
- [However,]オンライン授業には欠点もある。
- コンピューター関連でのトラブル
- [Also,]対面での交流がないため、学生が寂しさを感じる。
本文の特徴
英検2級の要約問題は、150語程度の英文を45~55語に要約されることが求められます。
本文の構成としては、今回扱った文章のように「話題」「話題に対する賛成意見」「話題に対する反対意見」の3段構成であることがほとんどです。
要約する時のよくあるつまずきと解決法
Q. 必要な情報の見分け方
必要な情報を抜き取るためには先ほど説明した「文章の構成」を理解することが大切です。
この時、特に注目してほしいのが接続詞の役割です。
本文でも文章の関係性を表す重要な接続詞を赤色太字にしています。
2段落目はオンライン授業の利点について書かれており、1つ目の利点と2つ目の利点がMoreoverで繋がっています。
したがって、この2文は並列関係にあり、両方の文章をセットで考える必要があるということが読み取れます。
Howeverという逆接の接続詞で始まる3段落目は、2段落目に対比する反対意見であることが予想できますし、その後の文章はAlsoで繋がれた2文がどちらも反対理由であることも読み取れます。
- トピックの説明
- 賛成理由1
- 賛成理由2
- 反対理由1
- 反対理由2
の5点が要約に含むべき本文の骨組み部分だということが理解できると思います。
Q. 文字数の減らし方
要約に必要な情報がどこに書かれているか分かっても、文字数を45~55語に抑えられなくていつも時間がかかってしまいます。どうしたらいいですか?
文字数を減らせない原因の1つとして、「本文に使われている表現に固執してしまっている。」ということが考えられます。
例えば、今回の例題の賛成理由2が以下のように述べられています。
students can watch recorded classes over and over again so that they can understand the classes better. (17 語)
45~55語という制限を考えると、キーセンテンスを8~10語まで減らすことが目標です。
ここで”over and over again”や”understand the classes better”というひとつひとつが文字数を取ってしまう表現をそのまま使うのは好ましくありません。
本文の表現から離れて考える方法として、「一度文章を和訳して、日本語でつまり〇〇だと簡潔に言い換える」というものがあります。
この場合、和訳すると「学生は録画された授業を繰り返し視聴することができるので、授業の内容をより理解することができる。」という内容になります。
つまり、簡潔に言うと「繰り返し視聴することが生徒の内容理解に役に立つ。」と言い換えることができるます。
これを英語に直すと、”repeated watching classes helps students understand the classes better. (9語)”や”improving students’ understanding through watching recorded classes repeatedly(8語)”に言い換えることができるはずです。
その他の対策法
- 日頃から英文のサマリーを書く練習をすること
- 語数を意識しながら書く練習をすること
が挙げられます。
英検の要約問題に関しては、級毎に本文と解答の語数がある程度決まっています。
2級の場合、本文は150語程度、要約解答は45~55語程度となっています。そして、抑える要点は5~6個なので必要な情報が書かれているキーセンテンスを8~10語の英文に言い換えて要約文を作成することが求められます。
この語数の感覚を養うためにも自分が目指す級の予想問題をこなし、文章を短縮していく練習をする必要があります。
おすすめの予想問題集
新形式に対応している参考書には以下のようなものがあります。
1. 英検合格のための要約問題 予想問題集: 英検1級、準1級、2級対応/著者: 竹岡広信
2. 7日間完成 英検2級 予想問題ドリル 6訂版/出版社: 旺文社
3. 英検2級をひとつひとつわかりやすく。 新試験対応版/ 著者: 柳瀬実佳
最後に
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