- 小学1年生の通塾頻度は高くない、他の習い事との両立も可能
- 中学受験は大手が圧倒的に強いので、早い頃からお子さまの成長に先行投資しておくべき
こんにちは!スタスタ塾コンシェルジュです。
近年大きな社会問題となっている「少子化」とは裏腹に、中学受験者数は年々増加傾向にあります。首都圏模試センターが発表したレポートによると、2019年の中学入試では47,200名(前年比:2,200名増)もの小学6年生たちが中学受験をしました。
そこで、塾コンシェルジュのもとにも以下のようなご相談が届きました。
多くの方が塾に通い始めるのは早いに越したことはないと考えていると思います。しかし、費用やその他の活動も考えると、なかなか踏み切れないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。この質問に対し、スタスタの実際の回答はこうです。
さて、なぜ塾コンシェルジュがこの結論に至ったのか、詳しい会話の流れも含めて解説していきます。
中学受験は小1から対策し始めても早くない
塾コンシェルジュは、中学受験を検討しているご家庭に対して「小1から中学受験の対策を始めても早くない。費用や習い事の面から通えるなら、むしろ早く通った方が良い」とアドバイスしています。各家庭の教育方針として、幼い頃はスポーツやピアノに力を入れたいと考えていらっしゃる方も多いと思いますが、通塾は早いに越したことはありません。
では、一体なぜ小学1年生からでも早くないのか?むしろ早く通った方がいいのか?その理由は以下の2点にあります。
- 本格的に受験勉強を始めないといけない学年になった時の抵抗を減らせるから
- これから先の通塾費用を削減できるから
まずは1つ目の理由について解説します。幼稚園からすでに予習を始めている方を除き、ほぼ全てのお子様が小学生になって初めて「勉強」に向き合うことになるかと思います。その際、
という子どもだと、小学校中学年や高学年になってから塾に通い始めたとしても問題ないでしょう。しかし、
という子どもだと、たとえ学年が上がってもサボり癖が抜けなくて塾の授業スピードについていけなくなる可能性があります。
最近の進学塾では、小学4年生となると入試本番を見据えて本格的な対策がメインとなりますが、小学1年生からなら学習に対する姿勢を鍛えることから始まります。つまり、小学1年生のうちから通っておくことで、本格的な受験勉強が始まる前に「自ら勉強できる姿勢」を整えられます。通うべきタイミングになった時にいきなり通わせるのではなく、あらかじめフライングしておくことでスタートダッシュでつまづかずに済むということです。
次に、2つ目の理由についてですが、小学校低学年の頃に自分で勉強する姿勢が身につくと、中学生、高校生と進学して授業の難易度がさらに高くなっても自分で学べる範囲が広がるので、結果的に塾に頼りすぎずに済みます。ご両親が子どもの世話を焼く必要がなくなるだけでなく、将来の通塾費用を減らせるという点で小1から通うべきだと言えるでしょう。
例えば、中高一貫校に通った場合は大学受験がありますが、もしかすると塾に通わずに独学で志望校に合格できるようになるかもしれません。大学の付属校に通うことになった場合、学校の授業についていけずに塾で補習する費用をかけずに済むかもしれません。つまり、小学1年生から塾に通うという必要のないように思える先行投資は、長い目で見たら追加の投資を削減できるという効果的な打ち手なのです。
ここまでお読みいただき、なぜ小学1年生から塾に通っても早すぎではないか、お分りいただけたでしょうか。後半部分では、実際の塾コンシェルジュの対応も踏まえながら、小学1年生向けの塾選びのコツについて解説していきます。
塾コンシェルジュの実際の対応がコチラ
それではここから、実際に塾コンシェルジュがどう対応しながら「中学受験は中1からでも早くない」という結論に至ったのか、具体的な会話の流れをご紹介いたします。
- 本格的に受験勉強を始めないといけない学年になった時の抵抗を減らせるから
- これから先の通塾費用を削減できるから
早い段階から勉強に慣れて足腰を強くしていれば、学年が上がって難易度が難しくなっても粘り強くついていけるようになります。その分志望校の選択肢も広がりますし、その先の大学受験では比較的受講料が安い映像授業だけで対策できたり、塾なしでも合格できる可能性も高まります。
- 中学受験では大手塾の方が圧倒的に強い
- 幼い頃からその塾の方針や指導スタイルに慣れておき、塾側にお子様の性格を把握してもらえれば、つまずいても効果的なサポートが期待できる
最初に地域密着型の個別指導塾に通っていたとしても、難関校を目指すとなれば実績のある大手に転塾することになります。途中で塾を変えることでゼロから関係作りをする手間を考えると、最初から大手に通っていた方がよほどつまづくことが無ければ転塾の必要もありませんし、何よりお子様にとって安心して勉強できる最適な環境を作れるのが最大の利点です。
塾コンシェルジュの対応を解説
それではここから、実際に塾コンシェルジュの対応について解説していきます。今回のポイントは大きく2つです。
- 小学1年生の通塾頻度は高くない、他の習い事との両立も可能
- 中学受験は大手が圧倒的に強いので、早い頃からお子様の成長に先行投資しておくべき
まずは1つ目のポイントについて解説していきます。会話の冒頭でHさんが、
と通塾頻度について心配していました。たしかに、小学校低学年から塾に缶詰状態だとどれだけ中学受験をさせたくても少し不安になりますよね。しかし、実際は大手塾でも週に1〜2回程度の通塾頻度ですので、放課後に友達と遊ぶ時間もありますし 、習い事の時間も確保できます。もし「時間」という観点から通塾をお悩みなっている方はご安心ください。
そして、2つ目のポイントについてですが、こちらは小学5・6年生になった時を見越して先に大手塾に入っておくべきということです。近年の合格実績の動向から、難関校を目指すなら大手塾に通っておいた方が良いことは明らかです。実際に塾コンシェルジュが対応しているように、早い頃から塾の指導スタイルや雰囲気、教材などに慣れておくと、勉強につまづくことはあってもそれ以外のことでつまづく可能性は大きく減ります。お子様にとっても、幼い頃からお世話になっている講師のもとで学べるのは、余計な心配をせずに成長していくための重要なステップです。
その上で、もし複数の大手塾をご検討されている場合は、ぜひ塾コンシェルジュまでご連絡ください。追加でヒアリングを行い、お子様の性格も鑑みながらアドバイスさせていただきます。
まとめ
これまで「小1からの中学受験と塾選びのコツ」について、実際の塾コンシェルジュの対応を踏まえながら紹介してきましたが、いかがでしたか?
小1から対策しないと中学受験で合格できないというわけではありませんし、小1から始めたからと言って必ずしも難関校に受かる保証はありません。しかし長い目で見た時には必ず良い結果、納得できる結果に結びつく可能性は高まるので、今回の記事を通して通塾に消極的な方々は前向きに再検討していただければと思います。