【10分で分かる!】反転授業のメリット・デメリット|スタスタ

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スタスタ編集部
当社のインターン生である、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、青山学院大学、明治大学、立教大学、東京理科大学、東京学芸大学、筑波大学・・・の現役大学生たちが、自身の小中高大受験・通塾・塾講師経験をベースに、各塾の教育方針や学習システム等の特徴を独自に分析し、編集・執筆しています。
キーポイント

✔メリット:自分のペースで学べる。問題解決力が育まれる。学習成果が上がる。

✔デメリット:生徒の学習意欲がないと成立しない。生徒の負担が増える。

先進的な教育方法として、一部の大学で取り入れられている「反転授業」をご存知ですか?

自宅学習で知識を習得して、授業では詳しい解説や発展問題を扱う新しいスタイル。今までの教育方法の順番を反転させるので「反転授業」と呼ばれています。

この記事では反転授業の概要とメリット、デメリット、今後の展望を解説します。反転授業のことを詳しく知りたい方は参考にしてみてください。

反転授業の概要について知りたい方は、以下の記事を先にご覧ください。

【反転授業ってなに?】話題の反転授業をどこよりもわかりやすく解説

反転授業のメリットを解説

反転授業にはこれまでの教育方法の欠点を補ういくつものメリットがあります。4つの代表的なメリットを見ていきましょう。

自分のペースで学習できて理解が深まる

一斉に行う講義形式の知識伝達に代わり、自宅で動画を見ることになるため、自分のペースを守って学習できるのがメリットの一つです。

多くの生徒に一斉に授業をする際には、どうしても平均に合わせて進めることになるため、ついていけない生徒も出てきます。一方、反転授業なら動画を繰り返し見たり、一時停止したりすることもできるので、自分で納得するまで学べるでしょう。

また、学力が高い生徒にもメリットがあります。動画で早めに内容を理解した後には、自分でインターネットなどを用いてさらに知識を深めておくこともできます。

アウトプットする機会が増え問題解決能力が育まれる

反転授業の最大のメリットは、アウトプットする機会が増えることです。

従来の教育方法では、暗記ばかりでテスト勉強にしか効果がないのではないか、という懸念点がありました。しかし反転授業なら、自宅で予習をしてくるため、学校での授業はディスカッションやグループワークなどが中心となり、知識の理解を深める時間が確保できます。

アウトプットすることで知識が脳に定着するのはもちろん、コミュニケーション能力や表現力を身につける機会も増えます。まさに、複雑化する現代に必要な「生きる力」を育む教育方法と言えるでしょう。

教員が生徒の状況を把握しやすい

反転授業では、教員が黒板にはりついて講義を行うことがなくなります。その分、生徒とコミュニケーションを取ることのできる時間が増え、生徒も質問しやすくなるでしょう。

教員の視点からすると、一人ひとりの生徒がつまずいている部分を把握しやすくなるうえ、各生徒の得意な部分も見えてきます。生徒の個性を見落とすことが少なくなる意味でも、個を重視する現代に適した教育方法です。

学習の成果が上がる

反転授業を効果的に取り入れることができれば、効率よく学習を進めることができるので、学習成果の向上に役立ちます。

自分でできる知識の習得は自宅で行って、学校では他の生徒とのディスカッションや教員への質問など学校でしかできないことに集中できるからです。

自宅学習が習慣化することによって、クラス全体の学習に対する意欲が向上する効果も期待できます。

反転授業のデメリットを解説

反転授業は2000年代にアメリカで生まれた歴史の浅い教育方法。まだ日本ではそれほど広まっていません。

日本の教育環境にすぐに応用しにくい部分やデメリットがあることもその理由の一つです。

反転授業にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。

自宅での学習環境整備が課題

反転授業では、自宅で動画を視聴する環境の整備が必須になります。

タブレットやパソコンなどを用いて動画を見ることになるため、機材を全員の生徒が持つことが最低条件です。全ての家庭がIT機材を持っているわけではないので、貸出体制の整備が必要になるでしょう。また、インターネット環境の存在が前提になるのも悩ましいところです。

こういった理由から小学生や中学生には反転授業は難しいとされています。しかし現代の大学生であればパソコンやスマホを持っていない学生は少ないので、反転授業を大学で導入するのは問題ないと言えます。

生徒の負担が増える

反転授業の最大の特徴は、自宅で生徒が動画視聴などを通して学習し、学校では学校でしかできないディスカッションなどの実践的な内容をすると言うことです。

しかし、大学生はアルバイトやサークル、部活動など学習以外で忙しい方が多いというのが現状です。そんな中で、反転授業を取り入れても効果が出るのかが不明であるというのは大きな課題の一つです。

この課題については、事前学習が動画形式なので通学時間でできるようにするなどの配慮をすることで、すきま時間に学習できるようになるでしょう。

生徒の学習意欲が必要

従来の教育方法に比べて、反転授業では生徒の学習への意欲が求められます。

自宅で学習する習慣ができている生徒にとっては、学校での授業はより興味深いものとなります。学習成果も上がりやすくなり好循環に突入できる可能性が高いでしょう。

しかし、もともと学習に対する意欲の乏しい生徒にとって、自発的に自宅で学習することは容易ではありません。生徒が自分から学習したくなるような動機づけをいかにしていくかが課題になってくると言えます。

生徒が自宅学習を嫌がって予習をやらない事態になった場合には、反転授業は根底から崩れることになってしまうのです。

この課題を解決するためには、反転授業の意義などを最初の授業で学生に語る必要があると考えられます。多くの学生は単位のためだけに授業を取っているので、学習時間はできる限り短くしたいという傾向が強くあります。

しかし反転授業による効果や目的をしっかりと理解すれば、意欲的に学習する可能性も高まります。

反転授業の今後の展望

反転授業がスタンダードになってくると予想する教育関係者もいますが、現時点ではそれほど普及していません。

反転授業の普及のためにはいくつもハードルがありますが、IT技術のさらなる進化もそれらの課題を解決するために役立つことでしょう。

反転授業のコンセプト自体は、文部科学省が推奨する「主体的・対話的で深い学び(≒アクティブラーニング)」と大部分で一致しています。試験的な取り組みを経ながら、徐々に全国的に広まりを見せていく可能性は高いでしょう。

まとめ

反転授業は、実社会で使える知識を身につけるために効果的な方法です。自宅学習で覚えた内容を生徒同士でディスカッションしたり、教員に質問したりすることで知識は深く定着していきます。

その効果の高さから注目を集めていて、今後導入する学校も増えていくと思われますが、まだ道半ばなのが現実です。反転授業には、生徒の意欲や時間的なゆとりが必須だからです。

そして学生の中には学問の知識を高めたいと思ってない方もたくさんいます。そんな中で反転授業を浸透させるには、学生が学問に対して興味関心をもち、反転授業による効果をしっかりと理解することが重要なのです。

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