こんにちは!スタスタ編集部です。
突然ですが、皆さんはお子様に「勉強しなさい」と言っていませんか?
今ドキッとされた方や心当たりがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。教育熱心な保護者の方ほど、お子様のことが心配でついこの言葉を使ってしまいますよね。しかし、お子様自信の気持ちになって考えてみると、やる気が出るかどうかは疑問があります。
今回はこの「勉強しなさい」という言葉について書かれている『勉強しなさいと言わずに成績が上がる!すごい学習メソッド』から、お子様の成績をあげるために保護者の方がすべき3つのことを解説していきます!
著者は、学校成績アップで日本一の個別指導塾スイング代表の藤野雄太氏。
日本初の「5科目100点アップ成績保証制度」などが数々のメディアに取り上げられ、全国から150名以上の塾経営者が教室見学に殺到するほどの、実力を持ちます。初の著書『すごい学習メソッド』はアマゾンベストセラー1位(子育て部門)を獲得しました。
目次
勉強よりもモンストをさせている親の子どものほうが成績が上がる⁈
成績アップのメソッドに入る前に、表紙を見ると驚きの文句がありました。
それは、
「勉強よりもモンストをさせている親の子どもの方が成績が上がる!?」
です。
※モンスト(モンスターストライク)とは自分のモンスターを使って、おはじきのように敵に当てて倒すというアクションRPGのスマホアプリゲームです。
(公式サイト:モンスターストライク(モンスト)公式サイト)
ゲームをさせて、国語や算数などの成績が上がるわけはないと思ってしまいますよね。実際、モンストの内容は勉強で使える知識はほとんどありませんし、成績が上がるとは到底思えません。
ではなぜ、著者の藤野雄太氏はこのように書いているのでしょうか?
これにはしっかりと理由があります。それでは成績アップのメソッドを見ていきましょう。
本当の成績アップのために
それではここから、成績アップの方法について『勉強しなさいと言わずに成績が上がる!すごい学習メソッド』より、3つのポイントを解説していきます。
「勉強しなさい」は逆効果??
1つ目は「勉強しなさい」についてです。
他にも、
いい加減ゲームやめなさい!
少し休んでからやろうと思ってたのに、お母さんに言われてやる気なくなった!!
このようなバトルを繰り広げているご家庭は少なくありません。しかし、お子様は「勉強しなさい!」と言われて、「よし!やるぞ!」とはなりません。これは大人でも同じで、上司に「あれをしなさい」と指示されて、ポジティブなやる気は出ないはずです。
これは心理学でも証明されている現象で、「ブーメラン効果」と呼ばれており、意図した効果が出ないとされています。
説得の逆効果が主な現象
「自由」を奪われることによる「反発」がやる気を削ぐ現象です。
心のエンジンが学びの原動力
2つ目は「心のエンジン」です。
先ほど「勉強よりもモンストをさせている親の子どもの方が成績が上がる!?」という文句がありました。これはモンストが良いわけではなく、「心のエンジン」が関わってきます。
心のエンジンとは「好きなことをする」という単純なものです。
なぜ「好きなことをする」ことが重要なのでしょうか?
1. 好きなことに打ち込んだことがあることは重要!
1つ目の理由として、好きなことに打ち込んだことがある人は、好きではない勉強でも、特に受験などで成功する可能性があります。
実際に大学受験で、ずっと部活に打ち込んできた高校生が本格的に受験勉強を始めると、ずっと勉強していた人を一気に抜かすという話はよく耳にします。これは「心のエンジン」を持っているために起こる現象です。
2. それが将来の職業になるかもしれない?
また2つ目の理由として、ゲーム、スポーツ、芸術、部活などもお子様の将来のためになるという理由があります。
一度受験や成績ではなく、お子様の将来にまで視野を広げてみましょう。そしてお子様の将来のためになるのは、「成績を伸ばすことなのか?それとも得意分野を伸ばすことなのか?」と考えてみてください。全体的に勉強ができる人よりも、特定の分野のスペシャリストの方が社会に貢献できるかもしれません。
そして「好きなこと」を仕事にしたら、この上ない「幸せ」ではないでしょうか。
3. 生涯学習につながる!
3つ目の理由は生涯学習につながることです。
以上のように好きなことから、自主的な学習を促すことができれば、「学ぶ力」がつき、人生において重要な生涯学習につながります。寿命が伸びてきている現在では、大人になってからも学び続けることが、生きていく上で必要な時代になっていると言えます。
コンシェルジュでも、「うちの子がゲームばかりしていて心配です。」などの相談がくることがあります。しかし、それがお子様に悪い影響しか与えないのか考えてみましょう。
好きなことを「制限」し、勉強を「強制」すると、成績が伸びなくなる可能性もあります。さらにお子様の「将来」の選択肢を閉ざしてしまっている可能性すらありえるのです。
まずは国語力を鍛えるべき?
3つ目は国語力についてです。
保護者の方としては、苦手な教科を中心に勉強をしてほしいという考えがあるかも知れません。しかし目先の苦手教科よりも、まずは向上させなければならないものがあります。それは国語力です。特に小学生時代は国語力を優先してあげた方が良いと言えます。それでは、なぜ国語力をあげた方が良いのでしょうか?
国語力は全ての教科を学ぶ上で、非常に重要です。どの科目も、教科書の説明は日本語、先生の解説も日本語です。そのため、国語力があるかどうかは、そのまま授業の理解力につながります。
例えば、単語一つ覚えているかどうかでも相当違うはずです。「教科書を読む」、「先生の話を聞く」上で、少し難しめの単語が出てきて、それを知っているかどうかで、理解度が異なることは簡単に想像できるのではないでしょうか。
また国語力は教科としての「国語」を学習するだけでなく、それまでの人生が重要となります。語彙力だけであれば本や漫画などから鍛えられるかもしれませんが、感受性など様々な体験を積んでいることが重要なのです。またそれは、将来のための体験学習とも言えます。
よって成績、将来のどちらのためにも「国語力」は非常に重要と言えます。
『勉強しなさいと言わずに成績が上がる!すごい学習メソッド』概要
- 1章 子どもを勉強嫌いにさせている原因は、コレだ!
「勉強しなさい」などのお子様が勉強嫌いになってしまう原因を解説します。 - 2章 一度勉強嫌いになった子どもをやる気にさせる方法
お子様が勉強のやる気をだすための具体的な方法を解説します。 - 3章 全科目成績アップの土台をつくる、何がなんでも「国語力」
国語力を伸ばすことの重要性や、国語力を上げるトレーニング法を紹介します。 - 4章 正しく答える力を身につける「トレーニング型勉強法」
必ず成績が上がる3ステップの勉強法を紹介します。 - 5章 必ず5科目合計100点アップする、最強の学習法
5科目それぞれで、どのような勉強方法を取れば良いか学習方法を紹介します。 - 6章 勉強のゴールは、自分の才能を発見して社会に貢献すること
勉強をする意味を解説します。
- 著者
藤野雄太(ふじのゆうた) - 出身地
東京都 - 職業
才能教育家、個別指導塾スイング代表 - 人物
高校︎は偏差値39の学区内最低偏差値校。高3時に、落ちこぼれの運命を変えたいと受験を決意し、偏差値を39から70に上げる。大学卒業後、外資系企業で月間売上を600%上げ、14年連続赤字部署を2年で黒字化。ハーバード卒ら世界的エリートがひしめく社内選抜チームに世界最年少(当時)の27歳で抜擢される。
スイング代表としては、NHK「ニュース シブ5時」、TBS「Nスタ」「ビビッド」「オールスター感謝祭」、日テレ「スッキリ」
など多数のテレビから取材を受ける。
ミッションは、「子どもから劣等感をなくし自信と生きがいを与える」こと。
まとめ
今回は『勉強しなさいと言わずに成績が上がる!すごい学習メソッド』を元に、「勉強しなさい」が子どものやる気を奪うこと、保護者が成績アップのために本当にすべきことを解説しました。
「勉強しなさい」という言葉に心当たりがある方は、一度は読んでみていただきたい一冊です。またこのようなお子様のやる気を引き出す学習法を進めている塾をお探しの際は、是非スタスタLIVEにご相談ください。
✔️「勉強しなさい」は子どものやる気を削ぐので逆効果。
✔️好きなことに打ち込んだ経験はその後に活きる。
✔️授業の問題や解説はすべて日本語のため、国語力は非常に重要。