失敗しない家庭教師の選び方!7つのポイントを徹底解説

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スタスタ編集部
当社のインターン生である、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、青山学院大学、明治大学、立教大学、東京理科大学、東京学芸大学、筑波大学・・・の現役大学生たちが、自身の小中高大受験・通塾・塾講師経験をベースに、各塾の教育方針や学習システム等の特徴を独自に分析し、編集・執筆しています。

生徒の自宅で学習指導する家庭教師には、塾では得られないメリットが満載です。しかし、選び方を間違えると、かえって成績が低下する事態にもなりかねません。本記事では、家庭教師選びで失敗しないために7つのポイントを徹底解説します。子供の成績を上げるために家庭教師を検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。

家庭教師とは

家庭教師とは、子供の住まいを拠点として勉強を教える指導者のことです。主に、企業が派遣する家庭教師と団体に属さずに個人で活動している家庭教師の2種類に分かれます。

家庭教師には専門資格が必要ない点も特徴的です。したがって、大学生がアルバイトとして勉強をサポートしたり、サラリーマンが副業として生徒を受け持ったりする事例が多く、中にはプロとして家庭教師を専業にしている人々もいます。

年齢制限はありませんが、契約に至るためには実績が重視されます。難関大学の合格者であったり、教員経験があったりする家庭教師は報酬額が高くなります。中には高校受験で難関大に合格した瞬間から、高時給でアルバイトを始める高校生の姿も見られます。

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家庭教師のメリット

家庭教師には塾や学校とは異なるメリットがあります。それぞれのメリットをうまく活かすことができれば学力を飛躍的に伸ばすことも可能です。ここでは、学校や塾との違いに触れながら、家庭教師の具体的なメリットをご説明します。

生徒専用の勉強ができる

基本的に塾や学校では集団で授業が行われるため、すべての生徒が個人の学力に応じて学べるわけではありません。その点、家庭教師はマンツーマンで指導にあたるので、生徒の学力を把握しやすく、それに基づいた指導計画を作成できます。

また、集団授業では、わからないところがあったとしてもスケジュール通りに授業が展開されていきますが、家庭教師による授業ではつまずいた部分が理解できるまで指導を受けることも可能です。生徒それぞれのペースにあわせた専用の学習ができるため、勉強が全くわからなくなるというリスクが少ない点が最大の長所といえるでしょう。

時間の融通が利く

塾の集団授業はカリキュラムが事前に組まれているので、授業が計画的に進んでいきます。その一方で、生徒が学校や家庭の用事で授業に参加できないケースも少なくありません。一度授業を休むと次の授業の内容がわからなくなる恐れがあります。

家庭教師の場合は、教師と個人が相談しながら授業日を決めるのが一般的なので、時間の融通が利きます。たとえば、部活動の大会が迫っている場合は部活に専念できるよう授業日数を減らしたり、かぜで体調が悪い場合は無理せず休養したりできます。したがって、ライフスタイルが変則的で塾に通えない生徒などは家庭教師を検討するとよいでしょう。

自宅での学習習慣が身につく

家庭教師の授業は自宅で行われるため、自然と自宅で学習する習慣が身に付きます。家庭教師自身も、生徒の学習習慣を直接確認できるので、環境改善のためにアドバイスがしやすいです。たとえば、テレビのある部屋で学習している場合は機器を別の部屋に移動させる提案をしたり、情報収集用のパソコンがない場合は導入を提案したりできます。

学校や塾では生徒の学習習慣や学習環境を把握しきることはできません。それを良いことに自宅で自分に都合のよい方法で学習している生徒もいます。その点で、子供に適切な学習習慣を身に付けさせたい場合は、特に家庭教師がおすすめです。

保護者が教師と連携しやすい

家庭教師のメリットの一つとして見過ごせない点が子供の学習状況を確認しやすいことです。塾では、たくさん講師がいるのできめ細かいサポートが受けられる一方、実際どのような指導が行われているかを直接確認できません。

その点、家庭教師は生徒の自宅で指導を行うので、子供が勉強している姿を確認できます。また、保護者が教師と顔をあわせられる環境にあるため、学習状況について報告を受けることも可能です。

それと同じく、子供の学習について要望がある場合も伝えやすい点も家庭教師ならではといえます。次回の定期テストにおける点数・順位の目標や、重点的に指導してほしい科目などを気軽に共有できます。

勉強のモチベーションを高められる

家庭教師は生徒と1:1で対面するため、集団授業の講師と比較すると親密になりやすいです。そのため、勉強で困っている点や悩んでいることを相談しやすい点がメリットです。普段出会うことがない大人とゆっくり話せる機会が得られるため、その教師の人生経験を聞くことで、なぜ勉強が大切なのかについて共有することもできます。

学校や塾ではどうしても実績をあげる方針にもとづいた指導を行っているので、勉強本来の目的を、生徒が知らず知らずのうちに見失ってしまう恐れがあります。したがって、受験だけでなく、生活や将来に役立つ勉強方法を子供に学んでもらいたい場合にも、家庭教師はうってつけといえるでしょう。

価格交渉しやすい

大手の塾では、授業料はあらかじめ定められているので、価格を交渉できません。個人塾であれば可能かもしれませんが、生徒によって価格を優遇するのは不公平であり、気軽に交渉に応じてくれるとは限りません。

一方、個人で活動している家庭教師の場合は個人間で契約を結ぶことから、価格交渉の難易度が下がります。あらかじめ希望の値段を提案すれば良心的に価格設定してくれるでしょう。大学生などの家庭教師に依頼すれば、相場より安い金額で生徒を受け持ってくれることもあります。

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失敗しない!家庭教師を選ぶポイント7つ

家庭教師は選び方を間違えると、誤った指導をされたり、契約解除に至って気まずい思いをしたりします。その反面、適切に選ぶことができれば家庭教師ならではのメリットを享受できます。ここからは家庭教師選びに失敗しないように、選ぶポイントを7つ紹介します。

個人か業者か

家庭教師は個人で活動している教師と業者に雇われている教師の二種類に分けられます。それぞれにメリットとデメリットがあるので、あらかじめそれらを理解したうえで選ぶことが肝要です。

個人で活動している家庭教師の場合

個人で活動している家庭教師は、仲介会社を通さないので費用が安くなるメリットがあります。ただし、経歴や実績の詐称によるトラブルが生じる恐れもあるので注意が必要です。そのため、契約を結ぶ前に、経歴や実績を口頭で確認するだけでなく、証明書類の提出を依頼しましょう。

その点、親せきや知人の家庭教師であれば身元を把握できるので、契約の際に不必要に神経質になる必要はありません。値段を交渉しやすいだけでなく、学歴や実績なども信頼できるので、知り合いに家庭教師がいる場合は率先して検討すべきでしょう。

業者に雇われている家庭教師の場合

一方、業者に雇われている家庭教師は、面接や試験を通過したうえで雇われるのが通常なので、信頼できるのはもちろんのこと、各教科に精通した人材と巡り合える可能性が高い傾向にあります。

しかし、その分費用が高いだけでなく、サービスによって金額が固定されているので、基本的には教師と価格交渉をできません。中には、教材を高額で販売する業者もいるので、別途教材費がかからないことを事前に確認するようにしましょう。

家庭教師のメリットデメリットを理解する

家庭教師を選ぶ際はメリットとデメリットを事前に理解することが大切です。そこで、メリットとデメリットを浮き彫りにするために、塾と比較することをおすすめします。

たとえば、塾に通えば自習室を利用したり、模試の手続きを行ったりしてくれますが、家庭教師を選択した場合はそのようなサービスは基本的に得られません。しかし、その一方で通塾する負担がないことから交通費が浮くだけでなく、通塾時間も節約できます。

このように塾と比較することで家庭教師のメリットやデメリットが思い浮かびやすくなります。家庭教師を選ぶことが決まっていても、塾と比較する視点を持っておくべきでしょう。

子どもとの相性を見極める

家庭教師に指導力があったとしても子供と性格があわず、学習中の負担が増えてしまうケースも少なくありません。

たとえば、雑談を交えながらコミュニケーションを密に取る教師に対して、学習内容をもっと先に進めてほしいと不満を抱く生徒もいるでしょう。また、話すのが好きではない生徒にとって活発な人物と対面し続けるのは苦痛になるかもしれません。

塾であれば事務員や室長などにその旨を伝えることで対処できますが、家庭教師の場合は保護者が本人に直接伝えなくてはならず、言い出しづらい場面もあるのが実情です。そのため、経歴や実績だけで家庭教師を選ばずに、体験授業などを受けさせてもらい、事前に子どもとの相性を見極めるようにしましょう。

「学歴=指導力の高さ」ではない

学歴がよいと指導力も高いと感じてしまうかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。なぜなら、学歴が高いと勉強で躓いた経験に乏しく、生徒が勉強でわからない理由について理解できないことがあるからです。

一方で、過去に勉強が苦手だった教師であれば、躓いた経験にもとづいて解決策を提案できます。加えて、勉強で悩んでいる生徒に共感してくれる可能性が高く、教師と生徒間の信頼関係も構築しやすいといえます。それによって、学習意欲が高まり、生徒の成績が向上するというケースも当然あり得るでしょう。

したがって、家庭教師を選ぶ際は学歴に惑わされないように注意しましょう。ただし、難関校を志望する場合は、合格した指導者の意見は有益であるのはいうまでもありません。それをふまえると、学歴とともに生徒に対する共感力を備えた人物が理想の家庭教師だといえます。

料金とサービスの充実

家庭教師は一人の教師と接する時間が長いので、相性が悪いと講師を変更せざるを得ないときもあるでしょう。しかし、個人で活動している家庭教師の場合は、契約解除したあとに再び別の教師を探す手間がかかります。その反面、複数の講師が在籍している企業のサービスであれば、代理の講師に変更することも可能です。

ただ、変更時に費用が発生すると保護者に負担がかかってしまいます。そのため、講師の変更時にかかる料金体系について事前にチェックしておきましょう。

また、科目ごとの指導力はあるけれども、勉強計画の立案や進路相談に対応できない教師を派遣している企業サービスも少なくありません。したがって、家庭教師を選ぶときには、学習におけるサービスの内容にも目を向けるようにしてください。

口コミを聞いてみる

家庭教師のHPや資料請求でも情報が得られますが、運営側の都合にあわせて情報が提供されていることがほとんどです。したがって、実際に利用した人から感想を聞くこともときには必要です。

ただし、企業の評判が良くても担当する家庭教師によっては指導力にばらつきがあり、納得のいく学習効果が得られないこともあるでしょう。そのため、友人や知人の口コミをもとに検討する場合は、必ず複数人の意見を参考にしてください。複数人の意見が高評価であれば、教師の質にばらつきが少ないとわかるからです。

仮に、友人や知人がおすすめする教師がいる場合は、よい指導者と出会えるチャンスとなり得るので、その人物の体験授業が受けられないか一度確認してみるのもよいでしょう。

時期に余裕を持って探す

受験に向けて家庭教師を検討する際には、余裕を持って依頼することが大切です。たとえば、中学3年生の場合、部活が終わる時期にあわせて家庭教師を検討する生徒が増加します。

すると、人気の家庭教師ほどスケジュールが埋まってしまいがちになるので、教え方の上手い指導者に出会える可能性が低くなると考えられます。仮に費用が足りていたとしても、業者に負担をかけてしまうことは明白です。

また、指導力の低い教師に依頼して不要な学習を強いられることになれば、受験に失敗する確率が高まってしまうでしょう。したがって、受験直前でも費用があればよい指導者と出会えるという考えを持たないようにしてください。

家庭教師選びの注意点

家庭教師は自宅で授業を行うことから、第三者の目に触れにくい特徴があります。それをよいことに詐欺まがいの方法に手を染める悪徳業者も少なくありません。そのため、家庭教師を選ぶ際には悪徳業者を見分ける必要があります。では、家庭教師を装う悪徳業者の特徴にはどのような共通点があるのでしょうか?

たとえば、電話営業をしてくる家庭教師に注意が必要です。通常の業者は勧誘の電話をかけずにCMやHPなどで広告を行っています。加えて、個人情報を許可なく活用している時点で悪徳業者の可能性が高いです。必要があれば消費者センターに報告するなどして対応しましょう。

また、授業料を一括払いで要求してくる業者にも気を付けてください。長期間の授業料をまとめて支払うと、お金が戻ってこない場合トラブルになりかねません。そのほか、教材の量を増やして高額請求してくる業者もいます。複数年度の教材をまとめて売ろうとしたり、明らかに指導で使わない教材を押しつけてきたりするので、断るようにしましょう。

迷ったら塾という選択肢も

ここまで家庭教師のメリットや選び方などを解説してきましたが、中には家庭教師の指導形態があわない生徒もいるため、迷った場合に塾を選択することもときには必要です。その際の参考になるよう、塾に向いている生徒の特長にも触れておきます。

ライバル意識が強い

塾では集団で授業が展開されるため、ほかの生徒と成績を比較できます。そのため、ほかの生徒と競い合いながら成績を上げることも可能です。当然、ライバル意識が強いほどモチベーションが高まるため、そのような生徒は家庭教師のもとで学習するより、塾に通ったほうが成績を上げやすいといえるでしょう。

家だと勉強できない

自宅にはテレビやゲーム、食べものなど勉強の集中を妨げるものが揃っています。自分に厳しい真面目な性格であれば問題ありませんが、そうでない場合は自宅で勉強するのは非効率だといえます。

たいていの塾には自習室があり、中には勉強合宿を開いているところもあります。勉強の環境が整っていれば、家で集中できない生徒でも確実に学習時間を確保できます。したがって、自宅で机に向かう習慣が乏しい生徒は塾に通わせることをおすすめします。

まとめ

家庭教師の選び方を中心にお伝えいたしました。子供の交通費が不要だったり、スケジュールを調整できたりするなど、家庭教師のメリットを知ることで塾と違った魅力に気づいていただけたのではないでしょうか。ただし、家庭教師の指導スタイルがあわない生徒も少なくありません。もし、自分では合っているかわからないと感じるのであれば、スタスタLIVEにご相談ください。子供の性格や学力にあわせた先生をご紹介いたします。

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