【2次試験対策・数学】1対1対応の演習シリーズの使い方・レベル徹底解説

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1対1対応の演習シリーズは、演習の手始めに入試標準問題をやり込みたい方におすすめの参考書です。難関大を受験するにあたり、より多くの問題を解き実力を身に着けたいと考えるなら、ぜひ手に取ってほしい1冊です。

しかし、1対1対応の演習シリーズがどれくらいのレベルなのか、購入する前に効果的な使い方を知りたい方もいるでしょう。そこでこの記事では、1対1対応の演習シリーズの使い方やレベルを徹底解説します。

1対1対応の演習新訂版
数学Ⅰ/数学A/数学Ⅱ/数学B/数学Ⅲ(微積分編)/数学Ⅲ(曲線・複素数編) 

どういう人向けか

演習の手始めに入試標準問題をやりこみたい人

※自分に合った参考書選びの基準の一つになるのは「見開きで問題が半分以上わかるか」です。

参考書名

1対1対応の演習シリーズ(数学1)

1対1対応の演習/数学1

1対1対応の演習(A

1対1対応の演習/数学A

1対1対応の演習(2

1対1対応の演習/Ⅱ

現状学力→到達学力

  • 偏差値60→偏差値70~

  • 東大早慶合格~

分量

50項目

54項目

83項目

目安時間

1h/項目×50=50h

1h/項目×54=54h

1h/項目×83=83h

参考書名

1対1対応の演習(B

1対1対応の演習/B

1対1対応の演習(Ⅲ微積分

1対1対応の演習/Ⅲ(微積分)

1対1対応の演習(Ⅲ曲線・複素数

1対1対応の演習/Ⅲ(曲線・複素数)

現状学力→到達学力

  • 偏差値60→偏差値70~
  • 東大早慶合格~

分量

59項目 75項目 36項目

目安時間

1h/項目×59=59h 1h/項目×75=75h 1h/項目×36=36h

特徴

入試標準問題を網羅している

本書で扱っている問題は、重要なものばかり。入試標準問題を網羅しています。そのため、時間のない試験直前でも重要なポイントだけおさらいすれば良く、効率的に勉強できるのが特徴です。

また、難関大の合格者が多く使っているという点も特徴です。つまり、本書の問題が解けるようになれば、難関私大や難関国立大も狙えるということ。難関大合格者が使った参考書を自分も使い解けるようになると、自信にも繋がります。

本質を突いた解答

本書の解説は、独特で本質を突いた解答です。逆手流など、大学への数学独特で本質をついた解法が掲載されています。今までとは違う角度から見ることができ、面白い発見ができるでしょう。

また、本書の解説は、かなり丁寧でわかりやすいと評判です。数学の参考書でありがちなのは、解説で計算過程が省略されていること。しかし、本書ではしっかりと解説してくれるため、わかりやすくなっています。

1対1対応の演習の効果的な使い方

使い方の手順
  1. 例題を解く
  2. 解説を読む
  3. 実際に問題を解く

まずは、例題を解いてみましょう。本書は、問題の前に例題が掲載されています。例題はその章の基礎的な問題です。

例題を解く際、問題の特徴や意図は何か・必要な知識は何かを考えながら解いてみてください。問題の意図や解くのに必要な知識が分からなければ、解説を読んで明確にしていきましょう。ただ解くのではなく、どんな知識を使って解くべきかを意識しながら解いてください。

次に、解答を読みます。実際に問題を解いている間は、頭が働いていない時間になりがち。問題を解くのは、自分の知識で答えを導き出せるかどうか確認する時間になります。まずは回答を読んで、理解を深めましょう。

そして最後に、実際に問題を解いていきます。途中で知識不足を感じ、壁にぶつかることもあるでしょう。しかし、知識を振り絞って最後まで解いてみましょう。

入試数学勉強法概論

数学の大きな誤解

入試数学で求められる思考力は、問題に対してある無数のアプローチの中から適切な解法を選び出す力になります。いわゆる、地頭の良さみたいなものはあるに越したことはありませんが、本質的に問われているのは適切に問題を処理する能力であって、後天的に鍛えることが可能です。つまり、正しいステップを踏めば必ず数学ができるようになります。以下ではそのステップ・勉強全体の流れを詳しく解説していきます。

入試数学とは?

入試数学の正しい捉え方は「知識に検索をかけること」です。すなわち、与えられた問題に対して、適切な解法を選び出す作業に他なりません。問題を解くときのプロセスをここでは解説していきます。

入試数学を解くときのプロセス
  1. 問題文を読解する
  2. すでに身につけている定義・定理・解法を頭の中で検索する
  3. 問題文に適応させる

以上が問題を解くときの手順です。ここで大切になるのは頭の中の知識に検索をかけて、どのように運用すればいいか試行錯誤することです。この試行錯誤する作業を怠ると、ただの解法暗記に成り下がってしまいます。このことに関しては、次の見出しで詳しく説明します。

また、もう一つ誤解してほしくないのは、試験会場で今まで解いたこともないやり方を閃いて問題を解くわけではないということです。これまで網羅系の参考書などで自分の中に蓄積された解法を選び出し、組み合わせて問題に立ち向かうのです。そういった意味で入試数学は才能・センスではなく、解法の一つの積み重ねが大切になってきます。

「解法暗記」に潜んでいる罠

ここまでの議論を見ていると、「なんだ、入試で出るような解法を片っ端から暗記していけば、数学なんて楽勝じゃん!」と思った方がいるかもしれません。解法を全部暗記して使いこなせれば、それが一番です。しかし、ただ暗記しただけでは役に立たないどころか害を及ぼすことさえあります。

先ほどにも述べたように問題文から情報を読み取り、自分が持ち合わせている解法をどのように駆使すれば問題を解けるかと「試行錯誤する経験」を伴った記憶をしなければ意味がありません。単純な解法暗記に走ってしまうと、試行錯誤する時間が減るので、入試数学の力が次第に落ちていきます。

「解法暗記」という甘い言葉に惑わされずに、ああでもないこうでもないと苦しむ時間をたっぷりとりましょう。そうすれば、数学の力は自ずとついてきます。

具体的な勉強の仕方

計算力を身につけよう

入試数学を突破するには、計算力は必須です。志望大学によって求められる計算力に違いあるものの、入試数学を解くうえで最低限レベルは身につけておきたいです。最低限レベルとは、式を正確に素早く展開・変形する力だったり、四則演算をミスせずに遂行する力のことを指します。なにも、小数同士のかけ算を暗算で解けなどといったものではありません。しかし、一朝一夕で身につくものでもありません。以下では計算力の身につける方法をいくつか紹介していきます。

まず、各分野の基本的な計算問題を完璧にしましょう。同じ問題を何度も繰り返し解いて、反射で解けるまで定着させなければなりません。基本的な問題に思考を割いていると、思わぬミスを誘発してしまいます。

また、大きく丁寧に計算式を書くことも大切です。計算式を小さく書くと、見直す際に間違いに気が付きにくいですし、小さく書くことによるミスも発生しやすいです。

その他にも、計算を工夫して行うことも大切です。問題を解く際には、どうすれば効率良く計算できるのかを念頭に置くようにしましょう。普段から複雑な計算を避けるように試行錯誤しておけば、本番に難しい問題を解いた時でもミスが減るでしょう。

計算力とは、日頃の意識を少し変えるだけで鍛えられる力なのです。

計算力を鍛える方法
  • 各分野の基本的な計算問題を完璧にする
  • 大きく見やすい字で計算式を書く
  • 計算を工夫して行う

勉強の大きな流れ

数学の勉強の流れは大きく分けて5つのステップに分かれています。自分がどのレベルに位置するのかを正確に把握しましょう。

入試数学を勉強するうえでの5ステップ
  1. 理解本・映像授業などで理解する
  2. 練習問題で十分にトレーニングを積む
  3. 解法の蓄積をする
  4. 試行力を養成する
  5. 過去問に取り組む

まず、初めに単元の理解が必要になります。初めての単元・分野には理解本(講義形式などの教科書レベルのもの)や映像授業をを使って理解しましょう。

その次に、サクシードや4ステップなどの教科書傍用問題集でトレーニングを積みましょう。ここで基礎レベルを固められたかが今後のステップに影響していきます。焦らず取り組みましょう。

解法を覚えるステップに移ります。青チャート・フォーカスゴールド・基礎問題精講などの網羅系の問題集で解法を暗記していきましょう。初めにいきなり答えを見ないで悩む時間を設けるようにしましょう。文字通り解法を暗記するのではなく、理解を伴った暗記を心掛けてください。このステップで計算に支障をきたしている場合は②のステップに問題があるかもしれません。

解法をため込んだら、実際に運用する能力を鍛えていきましょう。やさしい理系数学やプラチカがおすすめです。ここで試行力と書いたのは、試行を繰り返して最適な解法を選び出す能力を指すからです。わからなくてもへこたれずに試行錯誤して、手持ちの道具を使いこなす力を鍛えましょう。

最後に志望校の過去問を解いてみましょう。このステップも④と役割が似ていますが、傾向を研究するという側面も強いです。

まとめ

この記事では、1対1対応の演習シリーズの使い方やレベルを解説しました。

入試問題を網羅した本書は、難関大を受験するならぜひともクリアしておきたい参考書。多くの受験生が使用し、受験に臨んできました。

東大や慶応など難関大に挑戦する方は、1対1対応の演習シリーズを使ってレベルアップを図りましょう。

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