実力をつける日本史100題のレベル・使い方徹底解説|Z会オリジナル問題で本当の実力を養成!

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スタスタ編集部
当社のインターン生である、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、青山学院大学、明治大学、立教大学、東京理科大学、東京学芸大学、筑波大学・・・の現役大学生たちが、自身の小中高大受験・通塾・塾講師経験をベースに、各塾の教育方針や学習システム等の特徴を独自に分析し、編集・執筆しています。

実力をつける日本史100題は、かなり難しい問題集です。しかしながら、やり込めば、確実に本当の実力を養成することができます

ではいったい、どれくらいのレベルの人に向けた問題集なのでしょうか。また、どのような使い方をすれば、本当の実力を手にすることができるのでしょうか。今回は、これらについて徹底解説します。ぜひ、ご一読ください。

実力をつける日本史100題

実力をつける日本史100題は、以下の人に向いています。

どういう人向けか

日本史の基本的なインプットを終えて、問題演習を積みたい人

参考書名

実力をつける日本史100題[改訂第3版]

現状学力→到達学力 高校の教科書は読んでいる→東大・早慶合格
分量 100題
目安時間 30分/題×100題=50h

※ 問題を解くだけでなく、解説に書かれている細かい知識も頭に入れましょう。

〈注意〉早めに取り組むのもアリ!

難しい問題集ですが、その名の通り実力をつけることを目的とした問題集なので、基礎さえおさえていれば、早めに取り組んでも大丈夫です。実力がないから、手を出せないというものではありません。ただし、取り組む際には、すべてを理解して自分のものにする覚悟をもってください。本書には、その価値があります。

特徴

実力をつける日本史100題は、MARCHから早慶レベルまで対応できる日本史の参考書です。過去に実際に出題された入試問題から精選された100題からなり、真の実力を身に着けることが可能です。

使い方としては、日本史の通史を学び、一問一答式の参考書を使って重要語句を覚えた後に、本書において標準レベル・頻出テーマの問題を解くことをおすすめします。それにより、日本史の流れと、重要事項の体系的な理解を図ります。論述形式の問題への対策もできます。

100題の内訳は、時代別75題、テーマ史20題、論述5題となっています。問題のボリュームは比較的多めですが、本書を仕上げた後は、各時代の出来事の関連性が人物の繋がりが整理され、個々の知識がすっきり線になるのを実感できるでしょう。総合的な力が、確実に身に付きます。

また、それだけでなく本書を繰り返すことにより、スムーズに短時間で問題が解けるようになります。問題を読んですぐに答えがわかるほど繰り返せば、私立・国立を問わず難易度の高い入試に対応できるほどの実力を身に着けられます。

問題のみならず、解答編もまた秀逸です。解答編では、最初に解答・配点を示し、次に解答に至る過程を示しながら、各設問の内容を丁寧に解説します。参考書がわりに使えるほどの丁寧さです。

実力をつける日本史100題が全て解けるようになれば、MARCHや早慶の比較的易しい学部レベルの実力が身に付いたと言えます。しかしながら、早慶の難しい学部を狙うなら、解説に書かれている内容まで暗記する必要があります。ただし、1周目から全ての知識を暗記するのは負担が大きすぎます。よって、まずは問題を解くための知識を身に着けてから、難関大学の入試で問われるような細かい知識を覚えていくようにしてください。確かに、実力をつける日本史100題の解説に書かれている内容は高度ですが、地図や表を使ってわかりやすく説明されているため、全く歯がたたないということはないでしょう。

さらに、見やすい工夫が随所にある点も、特長の1つです。問題編は見開きで、全ての問題が確認できるようになっています。各問題には、配点と目標時間が掲載されており、客観的に自分の今の実力を評価できます。解答編においても、工夫が見られます。まず、重要箇所に下線を引いて、論述対策に備えています。また、先に述べた通り、理解を助ける地図や表も豊富に取り入れられています。加えて、論述問題には、要素ごとの配点も明示しています。

実力をつける日本史100題の効果的な使い方

実力をつける日本史100題の効果的な使い方について、7つのステップをご紹介します。

7つのステップ

ステップ1:まずは分野の要点をチェックする

ステップ2:問題を解く

ステップ3:採点し、間違えた問題に印をつける

ステップ4:解説を読む前に、印のついている問題を再度解く

ステップ5:解説を熟読する

ステップ6:印のついた問題に再挑戦する

ステップ7:期間をおいて、もう一度解いてみる

実力をつける日本史100題は、純粋な問題集なので、要点などは記載されていません。よって、インプットに使った教科書、参考書、プリント等であらかじめ知識の確認を行った後、取り組むことをおすすめします。本書は予想以上に難しい問題集なので、そうしないと太刀打ちできず、挫折してしまう可能性があります。

インプットがある程度進んだら、問題を解いてアウトプットしていかないと、知識は定着していきません。どんどん問題にチャレンジしてください。

問題を解き終わったら採点しますが、この時点では解説を読む必要はありません。ただ、間違った問題に印をつけることを必ず行ってください。入試直前期になったとき、すべきことは苦手分野を徹底的につぶすことです。印さえつけておけば、視覚的に苦手分野がわかり、効果的な勉強を行うことができます。

次に、印のついている問題を再度解き、なぜ間違った選択肢を選んでしまったのか理由を探ります。このステップが、再度ミスをすることを防ぐカギとなります。なんとなく選んだ解答であったとしても、間違った選択肢を選ぶまでのプロセスを、必ず見直しておきましょう

ステップ4まで終了したら、ようやく解説に目を通します。間違った問題だけでなく、正解した問題の解説もしっかり読み込みましょう。図解も多く、丁寧に解説されています。本書を通して、問題にはなっていなかったけれど、知らなかった知識をたくさん得てください。

さらに正解の選択肢を選ぶプロセスを記憶として定着させるために、再度間違った問題を解きます。問題作成者が受験生に、答えを導くために辿ってほしかったプロセス通り解けるように自分を合わせましょう。なぜその選択肢を選んだのか、作成者の意図通りの原因を明確に言えるようになれば、類題が出されても、正解することができます。

最後に、期間をおいて解いてみて、改めて知識が定着しているか確認します。この時、解説にのっている、難関大学の入試で問われるような細かな知識も身に着けていきましょう。

まとめ

この記事では、実力をつける日本史100題のレベル、特徴、使い方などについて徹底的に解説しました。

本書は難しい問題集ですが、日本史の基礎さえおさえていれば、取り組むことが可能です。本当の実力を身に着けるため、挑戦してみる価値は十分にあります。

 

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