【体験談】1級合格者が語る!英検1級スピーキング試験の実際の様子や難易度とは?

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本田希帆(ほんだ・きほ)
スタスタLIVE英検講師。英検1級取得。IELTS 6.5。
小中高と地元の公立学校に通い、海外経験ゼロで高校3年時に3ヶ月で英検1級に合格。

英検1級スピーキング試験は、2分のスピーチと5分の質疑応答から構成されます。面接官は友好的な雰囲気で行われますが、内容は時事問題に関する専門的なものばかりのため対策が必要にまなります。今回は高校3年生で英検1級スピーキング試験を受験した筆者の体験談と実際に効果があった勉強法、当日のレポートを紹介したいと思います。

英検1級スピーキング試験概要

そもそも英検1級はどんな試験内容で構成されているのか気になる人のために試験の内容を説明します。

試験の流れと時間配分

英検1級スピーキング試験は、自由会話、2分間のスピーチと5分間の質疑応答で構成されています。まず、面接官から与えられたトピックについて、1分間の準備時間の後、2分間のスピーチを行います。スピーチ終了後、面接官から関連する質問が数問投げかけられ、5分間の質疑応答に入ります。全体の所要時間は約10分間です。

面接官の特徴と雰囲気

英検1級の面接官は、ネイティブスピーカーと英語力の高い日本人です。面接官は基本的に友好的な雰囲気で、受験者が話しやすい環境を作ってくれます。ただし、質疑応答では、受験者の英語力を試すために、時には難しい質問や突っ込んだ質問をすることもあります。

評価項目と合格ライン

英検1級スピーキング試験の評価項目は、文法・語彙・発音・流暢さ・コミュニケーション能力の5つです。

英検1級のスピーキングテストの合格基準スコアは以下の通りです。

  • 満点: 850点
  • 合格基準スコア: 602点

このスコアは、CSE(Common Scale for English)スコアシステムに基づいており、各技能の得点が総合的に評価されます。

筆者が実際に行なっていた  2分間スピーチ対策

スピーチ原稿の作り方とコツ

スピーチ原稿は、与えられたトピックに沿って、自分の意見や経験を交えながら論理的に構成することが重要です。序論・本論・結論の3部構成を意識し、各パートでは具体例を交えて説得力のある内容を展開しましょう。原稿は暗記するのではなく、要点を押さえながら自然に話せるようにしておくことが大切です。

最終的にはメモを取らず、頭の中でこれらの内容を組み立てることになります。自分の中でスピーチの話しやすいテンプレートが出来たら、今度はメモを取らずに頭の中で整理する訓練を行なっていました。

時事問題や社会問題に関する知識の蓄積方法

スピーチのトピックは、時事問題や社会問題に関連することが多いため、日頃からニュースや新聞記事に触れ、幅広い知識を蓄えておくことが重要です。英字新聞オンラインニュースを活用し、英語で情報を収集する習慣をつけましょう。また、自分の意見を英語で表現する練習を積むことで、スピーチの説得力が増します。

当日はかなり緊張していたので、選択肢にあったすべてのトピックを覚えている訳ではありませんが「インターネットの検閲はするべきかどうか。」「日本の投票率を上げるために有権者の年齢をもっと下げるべきか」といったようなテクノロジー関連政治関連のトピックが多く見られたように思います。

そのほかにも「国の伝統文化が観光化することについてどう考えるか」といった文化・財産に関連するトピックを過去の問題で見たことがあります。

スピーキングのトピックは英検準1級のライティングで扱われるものと同等のレベルが要求されているという感覚で良いと思います。

スピーキング対策の第一歩としては以下の方法が挙げられます。本番で使えそうなキーワードや主張をまとめておくと良いでしょう。

  • 英字新聞を読む
  • BCC(イギリスのニュース番組)を日頃から聞く
  • 過去問の解答を読み込んで知識をインプットする

実践的なスピーキング練習方法

スピーチ練習は、実際の試験と同じ条件で行うことが効果的です。

  1. 1分間の準備時間を設け、2分間のスピーチを録音して自分の英語力を客観的に評価しましょう。
  2. 学校の先生英検対策の専門塾の講師などに協力してもらい、フィードバックをもらいましょう。
  3. スピーチ中は、アイコンタクトを意識し、ジェスチャーを交えて自然に話すことを心がけましょう。
英検1級講師
本田希帆

私は、高校の英語教師に協力して対策を行なっていました。当時はオンライン塾などが今ほど主流ではなく、合間を縫って高校の英語教師に面接官をしてもらっていました。

先生方は学校の授業や部活動の指導も行っていたため、実践的な面接練習ができた回数は少なかった記憶があります。

今はオンライン塾などを利用して自分の好きな時間に対策ができるようになってきていると思いますので、そのような媒体を活用することを考えてみるのも良いかもしれませんね。

とにかく場数を踏んで試験の流れと雰囲気に慣れておくことが重要です。

質疑応答(Q&A)対策

予想される質問と回答例

質疑応答では、スピーチ内容に関連した質問が中心になります。スピーチで述べた意見の根拠や、具体例を掘り下げた質問が予想されます。

また、スピーチのトピックに関連した自分の経験や考えを問う質問もあるでしょう。回答例を準備しておくと同時に、自分の言葉で柔軟に答えられるようにしておくことが大切です。

面接官の質問が聞き取れなかった時の対処法

面接官の質問が聞き取れなかった場合は、ためらわずに聞き返しましょう。

  • “Could you please repeat the question?”
  • “I’m sorry, could you rephrase that?”

これらの聞き返す表現を覚えておくと良いでしょう。聞き返すことは減点対象にはならないので、質問を正確に把握するためにもためらわず、リピートを求めましょう。

スピーキングテストでは会話が自然にできるかどうかも評価の基準です。質問が聞き取れず的外れな回答をしてしまったり、戸惑って沈黙の時間が生まれてしまったりするとかえって減点対象になります。

聞き取れた場合でも回答を整理するのに時間がかかると判断した場合、時間稼ぎの目的でわざと聞き返すことも戦略の一つです。

自然で流暢な受け答えのコツ

質疑応答では、面接官の質問に対して自然で流暢に受け答えすることが求められます。そのためには、日頃から英語で会話する機会を増やし、瞬発力を鍛えておくことが大切です。

「自分が英語を話す」ことを常にイメージしておくことが大切だと思います。受験前には、難しい内容ではなくても、普段の生活の中で英語を使って自分のルーティーンを説明してみたり、考えていることを表現してみたりしていました。

他にも、英語圏のyoutuberの人の動画を見て自分が英語を流暢に話す姿を想像してモチベーションを高めていました。自分が聞き取りやすいと思った英語を話すYoutuberを探すことをおすすめします。

英検1級講師
本田希帆

ちなみに、Nicole Laenoさんの英語は聞き取りやすく内容も面白いので頻繁に観ていました。

Nicole LaenoさんのYoutube動画

当日の心構えと体験談

私は熊本県出身ですが、2次試験は会場が限られているため福岡県での受験になりました。

初めての土地に行く場合は慣れていないと思いますので前泊して下見をするか、1時間前に会場に着くように余裕を持って過ごすことをお勧めします。

リラックスして臨むための心構え

試験当日は、リラックスして自分の実力を発揮することが大切です。そのためには、十分な準備と練習を積んで自信を持って臨むことが重要です。

また、試験官は受験者が最大限の力を発揮できるようにサポートしてくれる存在であると認識し、友好的な雰囲気の中でコミュニケーションを楽しむ心構えを持ちましょう。

会場には地方からの参加者が集結するので想像の10倍の人がいると考えておいた方がいいかもしれません。「私はこの大勢の人のうちの一人にすぎない。」「たった10分だし、試験官も覚えてないのだろうな。」と考えて、肩の力を抜いて面接に挑みましょう。

英検1級講師
本田希帆

控室では単語帳を開く人、注意書きを入念に読む人など過ごし方は多種多様でした。他の人と比べて変に不安にならないように、周りの状況をシャットアウトして目をつぶり、順番が来るのを待っていました。

参考書を丸々一冊持参すると直前になって気をつけることが多数頭に浮かんでしまいパニックになるので、「時事問題のキーワードをまとめたノート」「会場入りする前に聞く耳を鳴らすための音源」などを事前に準備しておくと安心です。

実際のスピーチテーマと質疑応答の内容

私が受験した際のスピーチテーマは、「SNSの校閲について」でした。SNSのメリットとデメリットを挙げ、適切な利用法について自分の意見を述べました。誹謗中傷のために有名人が自殺を図ってしまったことなどを具体例にして、SNSの校閲に賛成であるという意見を述べました。

質疑応答では、SNSの利用が人間関係に与える影響や、SNSのプライバシー問題について掘り下げた質問がありました。また、自分がSNSを利用する目的や、SNSに投稿する際の注意点についても尋ねられました。

試験を終えての感想と反省点

試験を終えて、自分の伝えたいことを端的に論理的に話す訓練をする良い機会になったと感じました。

日本人はスピーキングが特に苦手だと言われています。皆さんもこう思っていませんか?

  • 「自分が英語を話すことをイメージできていない。」
  • 「英語を話す機会がないので想像ができない。」
英検1級講師
本田希帆

英検の2次試験で英語を使って話すことができたという成功体験が私にとって自分の”話す”英語に自信を持つきっかけになりました。

英検1級のスピーキングを通して、日常生活だけではなく専門的な内容も英語で対応ができるとわかりました。

この経験が自信に繋がり、現在の留学生活でも大いに役に立っています。

総じて、英語を話すことへの障壁をなくすためにも英検1級の2次試験を受験することができて貴重な体験になったと思います。

実践的な試験練習を行うために

私自身も講師として働いているスタスタLIVE英検®︎は英検1級のスピーキングに対応している数少ない英検に特化したオンライン塾です。

スタスタLIVE英検®︎を自信を持っておすすめできるメリットをまとめてみました。

  1. 専門の講師によるマンツーマンレッスン
    スタスタLIVE英検®︎では、英検1級に合格した実績のある専門講師によるマンツーマンレッスンを受けられます。講師が生徒一人一人のレベルや弱点に合わせて、効果的なスピーキング指導を行います。
  2. オンラインで受講可能
    自宅などインターネット環境があれば、オンラインでレッスンを受講できるので、通学の手間が省けて便利です。自分の都合の良い日時にレッスンを予約できるのもメリットと言えます。
  3. 実践的な面接対策
    実際の英検1級の二次試験を想定した実践的な面接練習を繰り返し行えます。講師が面接官役となり、本番さながらの質疑応答のシミュレーションを通して、本番に向けた対策を行えるでしょう。
  4. 的確なアドバイスとフィードバック
    プロの講師が生徒のスピーキングを的確に分析し、改善点をフィードバックしてくれます。発音、文法、語彙、表現など、様々な角度からアドバイスがもらえるので、効率的にスピーキング力を高められると期待できます。スピーキングは自分で採点を行うには難しいので、経験豊富な講師に評価してもらうことによって自分のスピーキング能力を客観視でき、合格への距離を容易に測ることができます。

スタスタLIVE英検®︎のサービスと実績については以下のリンクからご覧ください。

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