孫正義氏が語るASIの未来とソフトバンクの新戦略

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本日はこちらのニュースを論説したいと思います!
孫正義が“超AI”に言及、NVIDIAやOpen AIは逃した魚、しかし「準備運動は整った」

孫正義氏とAIの未来

孫正義氏のビジョン: 人類の進化

ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は、2024年6月21日に開催された第44回定時株主総会で、同社の使命について語りました。孫氏は、自らの人生を振り返り、何も成し遂げていないことに気づき、大泣きしたというエピソードを紹介しました。

その後、1年間の努力を経て、ソフトバンクの使命が「人類の進化」であることを明確にしたと述べました。孫氏は、「これ以上大きな旗印を掲げることはない」と強調し、その実現に向けて本気で取り組む姿勢を示しました。

ソフトバンクの使命: ASIの実現

孫氏は、ソフトバンクの使命を「人類の進化」と定義し、そのためにASI(Artificial Super Intelligence)の実現を目指すと語りました。ASIは、人間の知能を大きく超えた知能を持つAIの集合体であり、自己学習や自己進化を行うことで、自ら知識や能力を向上させるものです。

孫氏は、2023年6月11日にこのアイデアを思いつき、1年間かけてその実現可能性を探求してきたと述べました。そして、ついにその難題を解決し、ASIの実現が可能であることを確信したと語りました。

孫正義氏のプレゼンテーションのハイライト

孫氏は、株主総会でのプレゼンテーションで、約1時間にわたりソフトバンクの未来について語りました。彼は、睡眠不足にもかかわらず元気であることを強調し、会場の株主から何度も拍手を受けました。

孫氏は、1年間で1008件の特許を出願したことや、複雑な連立方程式のような問題を解決したことを紹介しました。また、AIとロボットの組み合わせによる未来の生活についても言及し、具体的な事例を挙げて説明しました。

ASI(Artificial Super Intelligence)とは何か

ASIの定義とその重要性

ASI(Artificial Super Intelligence)は、人間の知能を大きく超えた知能を持つAIの集合体です。自己学習や自己進化を行うことで、自ら知識や能力を向上させることができます。

孫氏は、ASIが人類の進化に大きく貢献すると考えており、その実現がソフトバンクの使命であると語りました。ASIは、現在のAI技術を大きく超えるものであり、その実現には多くの技術的な挑戦が伴います。

AGIとASIの違い

孫氏は、AI、AGI(Artificial General Intelligence)、ASIの関係についても説明しました。AIは特定の機能を持つものであり、AGIは人間のような汎用的な知能を持つ人工知能です。

一方、ASIはAGIをさらに超えたものであり、人間の知能の1万倍の知能を持つとされています。孫氏は、AGIが5年以内に実現する可能性があると述べ、ASIの時代が10年以内に到来すると予測しています。

ASIの実現に向けた技術的な挑戦

ASIの実現には、多くの技術的な挑戦が伴います。孫氏は、ソフトバンクがこれまでに行ってきた多くの取り組みが、ASIのための準備運動であったと述べました。

具体的には、AIチップの開発やAIデータセンターの構築、ロボット技術の研究などが挙げられます。これらの技術がASIの実現に向けて重要な役割を果たすとされています。

ASIがもたらす未来の生活

孫氏は、ASIがもたらす未来の生活についても言及しました。例えば、スマートロボットがASIと連携することで、工場での生産や道路の掃除、買い物の代行や洗濯などが自動化されると述べました。

また、自動運転技術もASIによって大きく進化し、生成AIが運転の技能を学習することで、一度も行ったことがない場所でもスムーズに自動運転ができるようになると予測しています。

ソフトバンクの戦略と技術

AIチップとarmの役割

孫氏は、ASIの時代を支える技術のひとつとして、armの重要性を強調しました。armは、クラウドやデータセンター、エッジデバイス(スマホ、自動車、ロボットなど)で広く利用されており、その出荷数量は世界最大です。

孫氏は、armの強みは設計力と低消費電力であると述べ、NVIDIAのGrace BlackwellやAWSのGraviton、マイクロソフトのCobalt、GoogleのAxionなどがarmのライセンスによって生産されていることを紹介しました。

AIデータセンターとロボット技術

ソフトバンクは、AIデータセンターの構築やロボット技術の研究にも力を入れています。孫氏は、シャープの液晶パネル工場跡地で展開するAIデータセンターを例に挙げ、ソフトバンクグループの総力を挙げて世界中に展開していくべきだと述べました。

また、ボストン・ダイナミクスやソフトバンク・ビジョン・ファンドが出資するロボット関連企業との連携も進めており、これらの技術がASIの実現に向けて重要な役割を果たすとされています。

NVIDIAやOpen AIとの関係

孫氏は、NVIDIAやOpen AIとの関係についても言及しました。NVIDIAのジェン・スン・フアン社長とのエピソードを紹介し、NVIDIAを買収しようとしたが話がまとまらなかったことを明かしました。

また、Open AIのサム・アルトマンCEOにも1兆円の出資を提示したが、最終的にはマイクロソフトからの出資を受けることになったと述べました。これらのエピソードを通じて、孫氏はAI技術に対する強い関心と投資意欲を示しました。

孫正義氏の独自のAI活用法

孫氏は、現在のGPTの使い方についても紹介しました。彼は、GPTを検索用途ではなく、語り合いのパートナーとして使用していると述べました。

具体的には、アイデアの壁打ちやディベート相手として使用し、天才的科学者A、B、Cを設定してディベートさせることで、異なる角度からの発想を得ることができると述べました。このような独自の活用法を通じて、孫氏はAI技術を最大限に活用しています。

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