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数学初心者にピッタリの参考書、これでわかる数学シリーズ。本書は解説が丁寧で、数学に苦手意識を持っている方におすすめです。
しかし、実際に購入する前に自分のレベルに合っているのかどうかを確認したいと思いませんか?そこでこの記事では、基礎からのシグマベスト高校これでわかる数学シリーズの使い方やレベルを徹底解説。
数学が苦手だけど成績を上げたい!初心者向けの参考書を探している方必見です。
目次
基礎からのシグマベスト高校これでわかる数学ⅠA・ⅡB・Ⅲ
授業が理解できなくて、教科書と合わせて数学の勉強をしたい人
※自分に合った参考書選びの基準の一つになるのは「見開きで問題が半分以上わかるか」です。
参考書名 | |||
現状学力→到達学力 |
|
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分量 | 465題 | 601題 | 417題 |
目安時間 | 15分/題×465≒116h | 15分/題×601≒150h | 15分/題4×17≒105h |
特徴
基礎からわかって成績アップ
基礎がわからない方でも、大丈夫。本書を使えば、基礎から学ぶことができます。例題は、教科書レベルの問題が中心。わかりやすくて見やすい図やキャラクターで、スラスラと読むことができますよ。
数学の苦手な方の中には、「どうして微分が必要なの?」と疑問が湧き先に進めないという方もいるでしょう。本書は「なぜ?」の根本的な疑問にも答えてくれ、非常に丁寧に解説してくれます。基礎がわかれば疑問が解消し、自然と成績アップも狙えます。
見やすくわかりやすいレイアウト
「数学」を学習する上で大切なことは、丁寧に説明してあります。図解なども多用してあり、わかりやすさ抜群です!「数学なんていやだ! 」なんて思う必要はありません。 数学に苦手意識を持っている方でも、わかりやすく楽しんで勉強が進められる工夫がされています。
本書は問題に入る前に、その単元の導入事項をおさらいしてくれます。そのため、自分一人で授業の復習ができますよ。見やすくてわかりやすいレイアウトは、 初心者にとって嬉しいポイントです。
テスト対策も万全
普段の問題だけではなく、テストで良い成績を残したいですよね。本書に載っている問題の多くは、難易度は低め。
しかし、各章の末ページには、定期テストに出そうな問題が掲載されています。やや難しめの応用問題や発展問題のため、しっかり解ききれば定期試験レベルに十分対応できるでしょう。本書は、テスト対策もできる参考書です。
高校これでわかる数学の効果的な使い方
本書は、授業と併用して使うことをおすすめします。その日の授業の内容に沿って例題に取り組み、自宅での復習で理解をかめていきましょう。間違えた問題には、印をつけておきます。定期テスト前に印のついた問題を解き、苦手分野を潰してください。
また、本書では定期テスト予想問題を掲載しています。テスト前に定期テスト予想問題を活用して、しっかりと点が取れるように何度も復習しましょう。
入試数学勉強法概論
数学の大きな誤解
入試数学で求められる思考力は、問題に対してある無数のアプローチの中から適切な解法を選び出す力になります。いわゆる、地頭の良さみたいなものはあるに越したことはありませんが、本質的に問われているのは適切に問題を処理する能力であって、後天的に鍛えることが可能です。つまり、正しいステップを踏めば必ず数学ができるようになります。以下ではそのステップ・勉強全体の流れを詳しく解説していきます。
入試数学とは?
入試数学の正しい捉え方は「知識に検索をかけること」です。すなわち、与えられた問題に対して、適切な解法を選び出す作業に他なりません。問題を解くときのプロセスをここでは解説していきます。
- 問題文を読解する
- すでに身につけている定義・定理・解法を頭の中で検索する
- 問題文に適応させる
以上が問題を解くときの手順です。ここで大切になるのは頭の中の知識に検索をかけて、どのように運用すればいいか試行錯誤することです。この試行錯誤する作業を怠ると、ただの解法暗記に成り下がってしまいます。このことに関しては、次の見出しで詳しく説明します。
また、もう一つ誤解してほしくないのは、試験会場で今まで解いたこともないやり方を閃いて問題を解くわけではないということです。これまで網羅系の参考書などで自分の中に蓄積された解法を選び出し、組み合わせて問題に立ち向かうのです。そういった意味で入試数学は才能・センスではなく、解法の一つの積み重ねが大切になってきます。
「解法暗記」に潜んでいる罠
ここまでの議論を見ていると、「なんだ、入試で出るような解法を片っ端から暗記していけば、数学なんて楽勝じゃん!」と思った方がいるかもしれません。解法を全部暗記して使いこなせれば、それが一番です。しかし、ただ暗記しただけでは役に立たないどころか害を及ぼすことさえあります。
先ほどにも述べたように問題文から情報を読み取り、自分が持ち合わせている解法をどのように駆使すれば問題を解けるかと「試行錯誤する経験」を伴った記憶をしなければ意味がありません。単純な解法暗記に走ってしまうと、試行錯誤する時間が減るので、入試数学の力が次第に落ちていきます。
「解法暗記」という甘い言葉に惑わされずに、ああでもないこうでもないと苦しむ時間をたっぷりとりましょう。そうすれば、数学の力は自ずとついてきます。
具体的な勉強の仕方
計算力を身につけよう
入試数学を突破するには、計算力は必須です。志望大学によって求められる計算力に違いあるものの、入試数学を解くうえで最低限レベルは身につけておきたいです。最低限レベルとは、式を正確に素早く展開・変形する力だったり、四則演算をミスせずに遂行する力のことを指します。なにも、小数同士のかけ算を暗算で解けなどといったものではありません。しかし、一朝一夕で身につくものでもありません。以下では計算力の身につける方法をいくつか紹介していきます。
まず、各分野の基本的な計算問題を完璧にしましょう。同じ問題を何度も繰り返し解いて、反射で解けるまで定着させなければなりません。基本的な問題に思考を割いていると、思わぬミスを誘発してしまいます。
また、大きく丁寧に計算式を書くことも大切です。計算式を小さく書くと、見直す際に間違いに気が付きにくいですし、小さく書くことによるミスも発生しやすいです。
その他にも、計算を工夫して行うことも大切です。問題を解く際には、どうすれば効率良く計算できるのかを念頭に置くようにしましょう。普段から複雑な計算を避けるように試行錯誤しておけば、本番に難しい問題を解いた時でもミスが減るでしょう。
計算力とは、日頃の意識を少し変えるだけで鍛えられる力なのです。
- 各分野の基本的な計算問題を完璧にする
- 大きく見やすい字で計算式を書く
- 計算を工夫して行う
勉強の大きな流れ
数学の勉強の流れは大きく分けて5つのステップに分かれています。自分がどのレベルに位置するのかを正確に把握しましょう。
- 理解本・映像授業などで理解する
- 練習問題で十分にトレーニングを積む
- 解法の蓄積をする
- 試行力を養成する
- 過去問に取り組む
まず、初めに単元の理解が必要になります。初めての単元・分野には理解本(講義形式などの教科書レベルのもの)や映像授業をを使って理解しましょう。
その次に、サクシードや4ステップなどの教科書傍用問題集でトレーニングを積みましょう。ここで基礎レベルを固められたかが今後のステップに影響していきます。焦らず取り組みましょう。
解法を覚えるステップに移ります。青チャート・フォーカスゴールド・基礎問題精講などの網羅系の問題集で解法を暗記していきましょう。初めにいきなり答えを見ないで悩む時間を設けるようにしましょう。文字通り解法を暗記するのではなく、理解を伴った暗記を心掛けてください。このステップで計算に支障をきたしている場合は②のステップに問題があるかもしれません。
解法をため込んだら、実際に運用する能力を鍛えていきましょう。やさしい理系数学やプラチカがおすすめです。ここで試行力と書いたのは、試行を繰り返して最適な解法を選び出す能力を指すからです。わからなくてもへこたれずに試行錯誤して、手持ちの道具を使いこなす力を鍛えましょう。
最後に志望校の過去問を解いてみましょう。このステップも④と役割が似ていますが、傾向を研究するという側面も強いです。
まとめ
この記事では、基礎からのシグマベスト高校これでわかる数学シリーズの使い方やレベルを解説しました。
本書は独学で数学を勉強できるほど、解説が丁寧でわかりやすい構成になっています。授業では理解できなかった問題を自宅で補足するイメージで、使ってください。
本書を使えば、数学への苦手意識は薄れるでしょう。基礎からのシグマベスト高校これでわかる数学シリーズを使って、数学の成績を上げましょう!
ですが、独学ではどうしても限度があります。
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