- 合格実績は鵜呑みにしてはいけない
- 合格実績はあくまで指導力、それを活かす戦略が必要
こんにちは!スタスタ塾コンシェルジュです。
大学受験を目指している高校生にとって、「合格実績」は塾選びで重要な判断軸ですよね。現在塾に通われている方も、自分の志望校に一人も合格者を輩出していないとなると、「このまま通い続けて大丈夫か?」と、不安になる方が多いのではないでしょうか。しかし、合格実績をそのまま鵜呑みにするのは危険です。
実際に、塾コンシェルジュのもとにも以下のようなご相談が届きました。
もうすでに志望校が決まっている、または具体的に決まってはいないものの難関大学に進学したいという方にとって、気になる塾の合格実績は非常に気になりますよね。この質問に対し、スタスタの実際の回答はこうです。
さて、なぜ塾コンシェルジュがこの結論に至ったのか、詳しい会話の流れも含めて解説していきます。
合格実績があてにならない理由は「併用率の増加」にある
塾コンシェルジュは、合格実績を基準に塾を選ぼうとしている方々に、「正直、合格実績だけでは判断できません。ですので、その塾に通っている生徒さんが他の塾を併用していないかを調べ、場合によっては併用も視野に入れた方が良いと思います。」とアドバイスしております。合格実績を参考にすべきか、それとも参考にすべきでないかは賛否が分かれると思います。
では、一体なぜスタスタでは「合格実績だけでは判断できない」とアドバイスしているのか?その理由は、塾が開示している合格実績には他塾と併用しながら通っていた生徒さんが含まれているからです。これは大学受験ならではの特殊な事情が絡んでおります。近年の大学受験生は、メインの集団指導塾に通いながら弱点のみを個別指導塾で克服したり、科目ごとに塾を使い分けているケースが増えています。特に、目指す大学の偏差値が上がれば上がるほどこの傾向が強くなります。
つまり、その塾に通っている総生徒数に対して、どれくらいの生徒が他の塾にも通っているかという「併用率」が非常に高まっているのです。これを理解した上で「A塾では数学だけ」「B予備校は英語だけ」と通い分けられるならば、全然問題ありません。しかし、合格実績を見て「この塾にだけ通っておけば大丈夫だ!」と楽観的になってしまうのは避けた方が良いでしょう。
ここで、スタスタが過去にインタビューを行った、とある難関私立大学に通っている現役大学生のケースを紹介いたします。
このように、学習塾をいくつか掛け持ちすることはもはや当たり前のようになっています。費用や時間などを考慮した上で、
- どのように塾を併用すればいいか知りたい
- この科目だったらどこの塾が強いのか知りたい
- なるべく一つの塾で全て対策したい
といったご要望がありましたら、ぜひ塾コンシェルジュまでご相談ください。
塾コンシェルジュの実際の対応がコチラ
それではここから、実際に塾コンシェルジュがどう対応しながら「合格実績だけでは判断できない。他塾との併用も考えるべき。」という結論に至ったのか、具体的な会話の流れをご紹介いたします。
塾コンシェルジュの対応を解説
それではここから、実際に塾コンシェルジュの対応について解説していきます。今回のポイントは大きく2つです。
- 合格実績は鵜呑みにしてはいけない
- 合格実績はあくまで指導力、それを活かす戦略が必要
まず、1つ目のポイントについて解説していきます。多くの進学塾が合格者数を毎年開示していますが、その実績を鵜呑みにしてはいけません。その理由は冒頭にも述べた通り併用率の増加にあります。今回のやり取りでは併用だけしか触れませんでしたが、実際は「合格率」も大きく関係します。塾の規模が大きくなればなるほど合格者数も増えます。しかし、合格率に目を向けると、難関であればあるほど低くなります。正確な合格率は算出できませんが、校舎数などを分母にしたりすると、その上位数%に入れるかは大きな賭けとも感じられます。また、なかには校舎によって実績が大きく異なる塾もあり、スタスタが調べられる範囲内に限り、お近くの教室だけでどれくらい合格者を輩出していたか報告することも可能ですので、気になる方は直接ご相談ください。
次に、2つ目のポイントについてですが、文字通り「合格実績=指導力」であり、「合格実績=合格保証」ではありません。ですので、合格実績からその塾の指導力を判断し、そこから「どのようなシナリオを描いて志望校合格を目指すか」という戦略を立てなければなりません。ご両親が教師だった、兄弟・姉妹で大学受験者がいればそこまでハードルが高いかもしれませんが、中にはHさんのように、
と、困ってしまいます。まずは、合格から逆算した計画表を作成することが大切です。
自分の位置と合格までの距離がわかれば、今すべきことが明確にできます。
まとめ
これまで「合格実績を鵜呑みにしてはいけない理由」について、実際の塾コンシェルジュの対応を踏まえながら紹介してきましたが、いかがでしたか?
目先の数字だけを参考に塾を選ぶのではなく、その数字が何を意味するのかまで考えて、うまく使い分けていくと精度の高い受験戦略が立てられるでしょう。もちろん、戦略だけでなくお子様自身が頑張る必要もありますが、せっかくなら「正しい努力」をしたいですよね。
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