- 自分の通学先と志望校にギャップがある場合はなるべく早く外の世界に触れよう
- 大手予備校の夏期講習は講義がメイン
こんにちは!スタスタ塾コンシェルジュです。
塾の一大イベントと言っても過言ではない「夏期講習」。しかし、まだ高校1年生だから夏期講習に通う必要はないのでは?と疑問に感じていらっしゃるのではないでしょうか。
実際に、塾コンシェルジュのもとにも以下のようなご相談が届きました。
たしかに、高校1年生から夏期講習に行っても何も分からないと感じていらっしゃる方もいると思います。この質問に対し、スタスタの実際の回答はこうです。
さて、なぜ塾コンシェルジュがこの結論に至ったのか、今回は特別に慶應義塾大学に通う現役生のお話も踏まえながら解説していきます。
- 学年:学部3年
- 出身:O高校(都内難関私立)
- 得意科目:理系科目全般
- 慶應大学の受験理由:学生とキャンパスへの憧れ、家族の後押しもあって進学を決意
塾に行きたくない高1は大手夏期講習の古典だけ受講しよう
塾コンシェルジュは、まだ高校1年生だから夏期講習は行かなくてもいいのでは?と感じていらっしゃる方々に対して「もし時間とお金に余裕があるなら、最低でも大手塾の夏期講習で古典だけは受講しましょう」とアドバイスしております。今回は、
- なぜ”大手塾”の夏期講習なのか?
- なぜ”古典”なのか?
の2点に絞って解説いたします。
まず1つ目の「なぜ大手なのか?」についての回答は、「塾に通う必要性を判断できるから」です。もう少し丁寧に説明していくと、まだ塾に通ったことがない高校1年生が大手塾の夏期講習に通うと大抵以下の2パターンに分かれます。
前者と後者で塾に通う必要性は明らかです。合格できるならなるべく塾にお金をかけたくないという方は、自分の立ち位置を明確に理解するために大手塾の夏期講習に通っておくことをお勧めします。逆にこのタイミングで大手夏期講習に通わず、何となく何とかなると考えている方は結局浪人して塾に通う羽目になってしまうかもしれません。この夏期講習を通して塾に通うことになったとしても、最悪の事態を回避できればそれだけでも十分夏期講習に通う価値はあると言えます。冒頭で紹介した慶大生Bさんも、
と推奨するほど、大手塾の夏期講習は一度通うべきイベントだと言って間違いありません。
次に、2つ目の「なぜ古典なのか?」についての答えですが、これはできる・できないの差がはっきりと分かる科目だからです。古典は勉強しないと上達しない科目ですし、これまでフィーリングでなんとかなってきた人たちは大学受験でつまづきます。もともと生物や物理といった理系科目が得意なBさんも、
と語ってくれました。
ちゃんと原理・原則を理解し、正しい解き方に基づいて解けなければ難関大学を狙うのは難しいです。夏期講習を通して論理的に理解できた場合は今後塾で古典を受講する必要がないかもしれませんが、何を学んでいるのかよく分からなかったという方は塾に通って対策することを強くお勧めします。
塾コンシェルジュの実際の対応がコチラ
それではここから、塾コンシェルジュが実際に対応した具体的な会話の流れをご紹介いたします。
K様の場合は現在公立高校に通われていらっしゃいますので、一度進学校の同学年がどれくらい勉強しているか、現在どれほど学力を身につけているのか把握する必要があると考えました。大手の夏期講習に通ってみて、もし問題なくついていけそうならまだ塾に通う必要がありませんが、もし講師の言っていることが全然理解できない状態でしたらすぐにでも塾に通った方が良いかと思います。
塾コンシェルジュの対応を解説
それではここから、実際に塾コンシェルジュの対応について解説していきます。今回のポイントは大きく2つです。
- 自分の通学先と志望校にギャップがある場合はなるべく早く外の世界に触れよう
- 大手予備校の夏期講習は講義がメイン
まずは1つ目のポイントについて解説していきます。中学受験で中高一貫の進学校に入った方には当てはまらないかもしれませんが、地元の公立高校に通っている方の中には自分の志望校と周りの進路にギャップを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、進学校に通っているものの、周りのレベルがそこまで高く感じず、どうせなら早慶を狙ってみようかなと考えている方もいらっしゃると思います。そういう方は、ぜひ自分のレベルを客観的に判断するという意味でも、まずは外の世界に触れる(=塾に通ってみる)必要があります。
いきなり通塾となるとハードルが高いので、期間限定の夏期講習はまさに最適なイベントです。ぜひ周りにいる同学年や授業内容のレベルを見て今後の受験戦略に役立ててみてください。
また、2つ目のポイントについてですが、これは前提知識として覚えておかなければなりません。個別指導塾・個人塾の夏期講習は基本的に演習がメインですが、大手塾の夏期講習は演習問題の内容を解くというよりかは、その解き方を講師が解説する時間の方が長くなります。もちろん多少のレベルアップはありますが、講義を聞いただけで飛躍的に弱点を克服できるわけではありません。塾や予備校によって多少の違いはありますが、大手予備校の夏期講習に参加してみようと考えている方はあらかじめ知っておきましょう。その上で今はやりたいことがあるから話を聞いている時間がないということであれば、時間の無駄になるので正直お勧めできません。
まとめ
これまで「高校1年生が大手夏期講習で古典を受けるべき理由」について、実際の塾コンシェルジュの対応を踏まえながら紹介してきましたが、いかがでしたか?
短期間で何が学べるの?という疑問を感じていらっしゃる方もいると思いますが、夏期講習はただ勉強を教えてもらうためだけの時間ではありません。受験巧者は夏期講習をうまく使ってその後の通塾にかける費用を削減したり、自分に合う塾を選んだりしています。
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