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SDGsとは?17の目標やロゴの意味などをどこよりもわかりやすく解説

キーポイント

✔SDGsとは「持続可能な開発目標」。

✔持続可能な開発目標とは、地球が抱える問題を解決するための世界共通の目標。

✔世界共通の目標は、17個とそれを達成するための169のターゲットがある。

こんにちは、スタスタ編集部です。今回は世界のトレンドでもあり、世界中の人が理解しておくべき「SDGs」について、その背景やメインとなる17の目標の詳細、国内外の事例などをわかりやすく説明していきたいと思います。

現在、世界にはまだまだ多くの問題があふれています。その中でも特に重要な問題について、日本だけでなく全世界で取り組んでいこうと掲げているのがSDGsです。

しかし実際にSDGsについて調べてみたものの、

「SDGsについての国の資料は多くて理解しづらい」
「SDGsはまず何から覚えればいいかわからない」
「実際どんな取り組みがあるの?」

このようなお悩みが生まれるのは自然なことだと思います。
そんなお悩みをお持ちのみなさん!今回は理解しておきたい必須事項を、図を用いてどこよりもわかりやすく解説します。この記事だけでSDGsについての必須事項は抑えられるようまとめましたので、順にご覧ください。

SDGsとは?一言で言うと「世界共通の目標」

SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称で、その意味は【持続可能な開発目標】です。しかし、いまいち何を意味しているのかピンときませんね。ではこう言いかえるといかがでしょうか?

SDGsとは

(地球が抱える問題を解決するための)
世界共通の目標

この後少し難しくなりますが、このSDGsについての認識を持ったうえで読み進めると理解しやすいでしょう。

SDGsは2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)※1の後継として、国連サミットで採択された2030年までの国際開発目標(2030アジェンダ)が掲げた『17の目標と169のターゲット』から構成されたものです。のちに「世界がどういった問題を抱えているのか」、そして問題に対するこの『17の目標169のターゲット』について詳しく解説していきますが、その前にSDGsが策定された背景を見ていきましょう。

※1
MDGsとは、発展途上国向けの以下8つの開発目標を設定したものです。
(1.貧困・飢餓 2.初等教育 3.女性 4.乳幼児 5.妊産婦 6.疾病 7.環境 8.連帯)

まとめ

  • SDGsは地球の抱える問題を解決するために世界で掲げる目標
  • SDGsは2015年から2030年までの目標(2001年から2014年までの目標はMDGs)
  • SDGsには17の目標と169のターゲットがある(のちに詳しく解説)

SDGsが掲げられた背景

国連でSDGsが策定された背景には、今日の世界が抱える問題と社会の変化が大きく影響しています。

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そこで、世界の変化に伴った課題を解決するために、SDGsという目標と実施手段が定められました。このSDGsの目標を達成することで、世界は大きく変わります。2030アジェンダはヴィジョンとして以下のような目指す世界像を掲げて、この課題に取り組んでいるのです。

SDGsで目指す世界(ヴィジョン)

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いかがでしょうか?2030年までにこうした世界の実現に向けて、各国、各団体、個人が力を合わせていくのが大切ですね。それでは、続いてSDGsのメインでもある「17の目標と169のターゲット」について見ていきましょう。

SDGsが掲げる17の目標と169のターゲット

「SDGsとは?」で説明した通り、SDGsでは17の目標と169のターゲットが設定されています。

目標設定において重要な5つの基準

SDGsの目標を設定するときに、5つの基準が重要視されました。それが2015年まで実施されていたMDGsとの大きな違いです。

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  • 普遍性
    SDGs以前に策定されていたMDGsは、途上国向けに国連の専門家が主体となって策定されたものでした。SDGsでは国連全ての人が話し合って策定され、すべての人が実施できるように作られています。
  • 包摂性
    最も遅れているところを重点的に解決できるよう努め、誰一人として取り残されないことを大切にしています。
  • 参画型
    一部の人たちや一部の国だけでなく、関係しているすべての国や企業、団体、人が役割を持ち、SDGs達成に向けて取り組めるような形になっています。
  • 統合性
    SDGsには主となる17個の目標が定められていますが、それは相互に関連し合った目標となっています。どれか一つではなく、すべてを総合的に取り組むことが大切です。
  • 透明性
    目標に対して達成指標を明確に設け、定期的に評価できる仕組みにすることで、積極的な実施を促進できるようにしています。

17の目標

SDGsには主となる17個の目標とそれに付随した169個のターゲット(具体的な目標)が設定されています。それぞれ詳しく見ていきましょう。まずは17の目標についてです。

目標は上記の17つから成り立っています。私たちにとっても身近な問題から世界規模での大きな問題まで様々です。この17の目標はSDGsの核ともいえる重要なものなので、それぞれ詳しく見ていきましょう。今回はより分かりやすくするように、具体的なアクションプランも併せて解説していきます。

貧困をなくそう

あらゆる場所のあらゆる貧困を終わらせる」という目標を掲げている通り、貧困と言っても一概にまとめられるものではありません。MDGsの時にも掲げられていた問題でもあり、改善の一途をたどっているものの、完璧に解決するまでには至っていません。

現在でも全世界で1日に1.25ドル(日本円にして約125円)未満で暮らしている人が、いまだに8億人以上います。このような発展途上国などにみられる極度の貧困に対する対策はもちろんのこと、十分な社会保護が受けられない人々に対する支援や女性に対する経済的な不平等、他にも社会や環境、その他災害などに対する対策なども項目に含まれています。

日本も例外ではありません。約7人に1人が相対的な貧困に苦しんでいる(OECD加盟37か国中7番目に貧困率が高い)というデータもあり、積極的な取り組みが期待されています。

飢餓をゼロに

実は飢餓の問題は現在非常に問題視されています。というのも、これまで飢餓で苦しむ人の数は減少傾向にあったのですが、近年再び増加してきているのです。アフリカではいまだに4人に1人が十分な食事を摂取できておらず、お腹が空いたまま寝ています。また飢餓の問題はそれだけにとどまりません。栄養が足りていない人たちの数は全世界で8億人以上(2015年から2016年で約5000万人増加)に増えているのです。

こうした問題の解決のためにも、安定して食料を生産できるシステムの構築が大切になります。特に農業の基盤を発展させるために、開発途上国への農業援助や小規模農家への支援、また技術的な革新を推進しています。

すべての人に健康と福祉を

MDGsの策定により、多くの妊産婦や小児、新生児の死亡率は大きく引き下がりました。今回のSDGsで特に注力しているのが「エイズ」「結核」「マラリア」などの感染症の蔓延を止めることです。これら疾病の中には、適切な予防や治療によって防げるものも少なからずあります。

世界中すべての人が適切な予防、そして治療が受けられるように、医療に関する研究開発への積極的な支援や、質が高く安価な医薬品が全世界に行き届くような体制を整えることが大切になってきます。

具体的な実施事例

質の高い教育をみんなに

2000年以降、全世界で学校に通えていない子どもの数は大きく減少しました。しかしジェンダーと貧富による教育格差はまだまだ改善の余地があります。質の高い教育を受けることは、SDGsの根幹でもある「持続可能な開発」にとって非常に効果的な手段であることは間違いありません。

未だに学校に通うことができていない子どもたちへの支援はもちろんのこと、最低限の識字・算術能力を達成していない子どもたち(全世界に約6億1700万人)への、質の高い教育の提供も力を入れていく必要が大切だということがわかります。

具体的なアクション

ジェンダー平等を実現しよう

現在日本でもジェンダーの平等については広く叫ばれています。徐々に改善傾向にはあるものの、世界でも議員や会社の取締役に占める女性の割合はまだまだ少なかったり、女性は男性に比べ3倍以上の時間を家事や育児に費やしていたりと、まだまだ改善の余地は多く残されています。

具体的な実施事例

安全な水とトイレを世界中に

日本では水道の蛇口をひねれば衛生的で安全な水が供給され、どこに行っても適切に管理されたトイレを利用することができます。しかし世界を見てみると、10人に3人(29%)は安全な飲料水を利用できておらず、また実に半分以上の人々(61%)が衛生的なトイレを利用できていない現状があります。

水に関する問題は私たち「ヒト」の衛生にとどまらず、「環境」とも密接に関係しています。水と衛生に関する問題を解決するために、慢性的な水不足の解決、水関連の生態系の保護、水関連のインフラ整備(排水の適切な処理)等を早急に整える必要があります。

エネルギーをみんなに そしてクリーンに

持続可能な社会にとって、すべての人が手ごろな価格で質の高いエネルギーを得られるようにすることは重要なポイントです。現在再生可能エネルギーに関しては、徐々にではありますが改善傾向にあるものの、SDGs目標の達成状況は芳しくありません。

実に全世界の41%が衛生的な調理用燃料や技術を利用できていない現状を考えると、再生可能エネルギーに関する取り組みを、より加速すること、そしてガスや電気などより衛生的な燃料・技術を広く浸透させていくことが大切だと考えられています。

働きがいも 経済成長も

日本では「働き方改革」が注目されていますが、世界中を見渡すと労働者の60%以上がインフォーマルな雇用形態で働いているだけでなく、所得のジェンダー格差が12.5%に及ぶなど、まだまだ労働市場の改善が望まれています。

新たな雇用を生み出すための政策や、誰もが働きがいのある人間らしい仕事(ディーセント・ワーク)を、すべての人が達成するための施策が、結果として経済成長につながることでしょう。

産業と技術革新の基盤を作ろう

今でも全世界で40億人がインターネットを利用できておらず、IT先進国と開発途上国とのデジタル格差は広がっていく一方です。しかし持続可能な社会の開発において、インフラの整備と技術革新は必須だと考えられます。なぜなら、技術の進歩は新たな雇用を生み、慢性的なエネルギー問題も解決するなど、経済面と環境面において大きく寄与するからです。

開発途上国のインフラ開発や新たな技術開発への積極的な投資が望まれています。

具体的な実践事例

  • プノンペンの奇跡(北九州市海外水ビジネス推進協議会)

人や国の不平等をなくそう

不平等のうちの大半を占めるのが「所得格差」による問題です。実に世界の所得上位10%が全所得の40%を占めているなど、所得の不平等は事実としてあります。年齢や性別、障害、人種、民族、宗教などにかかわりなく、特に最低所得層に対するエンパワメントを図り、グローバルな平等を実現することが望まれています。

具体的な実施事例

  • カラーユニバーサルデザイン・マネジメントシステム認証(大日本印刷株式会社)
  • 障がい者雇用推進

住み続けられるまちづくりを

現在人口の都市集中は増加の一途をたどっており、現在では約半分、2050年までに全人口の3人に2人が都市部で暮らす見込みとなっています。しかしこうした都市集中における問題は少なからず発生します。例えば都市人口のほとんどがWHOが設定した大気汚染基準を大きく上回る粒子状物質(PM2.5)を含んだ空気を吸っており、約420万人が大気汚染が原因で亡くなっていると言われています。

大気汚染以外にも、ゴミの適切な収集や廃棄、安全かつ安価な住宅の確保など、まだまだ取り組むべき課題がたくさんあるので、各国で協力し改善に努めることが大切ですね。

つくる責任 つかう責任

天然資源の使用、そして管理は人々の生活の形をつくります。このSDGsにおいて最大の目的は、資源効率を改善すること、経済成長させつつ資源の使用は抑えて環境問題にも影響を減らすことです。そのためにこのSDGsでは、エコロジカル・フットプリント※2を大幅に改善することが望まれています。

※2 エコロジカル・フットプリント
人々が活動する上で環境に与えている負荷を、資源の再生産と廃棄物の浄化に必要な面積として示した数値

まとめ

気候変動に具体的な対策を

気候変動に関しては、「地球温暖化」が最も身近に感じられる話題ではないでしょうか。事実、温室効果ガスの排出量は依然として増加傾向であり、全世界で海面上昇や異常気象、そして平均気温の上昇などが問題となっています。またそれ以外にも、地震や台風、津波等の自然災害による被害も大きく、災害対策は急務となっています。

具体的な実践事例

海の豊かさを守ろう

海は私たちが生活する上で欠かせない大切な資源です。しかし今日海洋の汚染や富栄養化などにより、水域の環境は大きく悪化しています。数字で見ると実に1平方キロメートル当たりに平均1万3000個のプラスチックごみが見つかっていたり、二酸化炭素の廃棄による海洋の酸性化が進んでいたりしています。

産業の進歩に伴い生まれたこうした問題は、人による影響が大きく、結果として自分たちの首を絞めることに繋がるので、一人ひとりが意識して問題解決に向けた行動をすることが大切です。

具体的な実践事例

陸の豊かさも守ろう

海洋資源と同様に、陸の自然資源の保護も非常に大切です。あまり意識したことがないかもしれませんが、人が食べている食料のうち80%は植物によって担われています。しかし砂漠化は一層深刻化、森林の面積も縮小し続けています。

また動物の問題も深刻で、絶滅危惧種や密猟・密売、侵略外来種の対策も必要に迫られています。

平和と公正をすべての人に

こちらの目標の詳細を見てみると、「持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する」となっています。

世界では未だに武力紛争やあらゆる形態の暴力、人身売買の問題などが絶えず残っています。すべての人が法に基づく適切な人権を有し、平和で安全な生活を送ることができるようになることが、持続可能な社会にとって大切でしょう。

具体的な実践事例

パートナーシップで目標を達成しよう

SDGsの達成はそう簡単なものではありません。問題も非常に深刻で、目標も非常に挑戦的で、達成には国際的な協力が不可欠です。近年日本でも「グローバル社会」が広く叫ばれているように、世界中の結びつきは強くなってきています。

先進国による政府開発支援(ODA)は増額されているものの、SDGsの基本原則である「包摂性」の実現のためにの脆弱な国に対するより一層の支援が必要となっています。

具体的な実施計画

169のターゲット

続いて、169のターゲットについて見ていきます。ターゲットとは、わかりやすく言うと上記で説明した17の目標に紐づき具体化したものです。MDGsでは21のターゲットであったのに対し、SDGsでは169とより具体的・網羅的に設定されていることがわかります。

下は第二の「飢餓をゼロに」に紐づく8つのターゲットです。この量が17の目標に対してあるので、文字が非常に多く読んで覚えるのは簡単ではないでしょう。

2.1 2030年までに、飢餓を撲滅し、すべての人々、特に貧困層及び幼児を含む脆弱な立場にある人々が一年中安全かつ栄養のある食料を十分得られるようにする。

2.2 5歳未満の子どもの発育阻害や、消耗性疾患について国際的に合意されたターゲットを2025年までに達成するなど、2030年までにあらゆる形態の栄養不良を解消し、若年女子、妊婦・授乳婦及び高齢者の栄養ニーズへの対処を行う。

2.3 2030年までに、土地、その他の生産資源や、投入財、知識、金融サービス、市場及び高付加価値化や非農業雇用の機会への確実かつ平等なアクセスの確保などを通じて、女性、先住民、家族農家、牧畜民及び漁業者をはじめとする小規模食料生産者の農業生産性及び所得を倍増させる。

2.4 2030年までに、生産性を向上させ、生産量を増やし、生態系を維持し、気候変動や極端な気象現象、干ばつ、洪水及びその他の災害に対する適応能力を向上させ、漸進的に土地と土壌の質を改善させるような、持続可能な食料生産システムを確保し、強靭(レジリエント)な農業を実践する。

2.5 2020年までに、国、地域及び国際レベルで適正に管理及び多様化された種子・植物バンクなども通じて、種子、栽培植物、飼育・家畜化された動物及びこれらの近縁野生種の遺伝的多様性を維持し、国際的合意に基づき、遺伝資源及びこれに関連する伝統的な知識へのアクセス及びその利用から生じる利益の公正かつ衡平な配分を促進する。

2.a 開発途上国、特に後発開発途上国における農業生産能力向上のために、国際協力の強化などを通じて、農村インフラ、農業研究・普及サービス、技術開発及び植物・家畜のジーン・バンクへの投資の拡大を図る。

2.b ドーハ開発ラウンドの決議に従い、すべての形態の農産物輸出補助金及び同等の効果を持つすべての輸出措置の並行的撤廃などを通じて、世界の農産物市場における貿易制限や歪みを是正及び防止する。

2.c 食料価格の極端な変動に歯止めをかけるため、食料市場及びデリバティブ市場の適正な機能を確保するための措置を講じ、食料備蓄などの市場情報への適時のアクセスを容易にする。

上記ターゲットの中身を簡単に解説します。「飢餓」の分野におけるポイントは2つあります。1つは現在飢餓で苦しんでいる人たちの救済、そしてもう一つが食料の生産システムの向上です。その中には「2020年まで」「2030年まで」など、期限を定めているなど具体的なものもありますが、一方で「~を容易にする」「投資の拡大を図る」など抽象的なものもあります。

しかし今回この項目で覚えていただきたいのは上記の内訳ではありません。169という莫大な数のターゲットを設定したことで、

今回のSDGsは、より細かく目標を設定することでやるべきことを明確化し、着実に取り組める基盤を作った

ということが重要なポイントです。169のターゲットそれぞれの詳細は「持続可能な開発のための2030アジェンダ」からご確認いただけますので、よろしければご覧ください。

8つの優先課題

日本の政府はSDGsのアクションプランにおいて、特に優先的に取り組む課題を8つまとめています。

  1. あらゆる人々の活躍の推進
  2. 健康・長寿の達成
  3. 成長市場の創出,地域活性化,科学技術イノベーション
  4. 持続可能で強靭な国土と質の高いインフラ整備
  5. 省エネ・再エネ,気候変動対策,循環型社会
  6. 生物多様性,森林,海洋等の環境の保全
  7. 平和と安全・安心社会の実現
  8. SDGs実施推進の体制と手段

優先課題1. あらゆる人々の活躍の推進

こちらの課題では、今注目されている「働き方改革」や新しい社会に適応するために現在取り組まれている「次世代教育」などが挙げられています。また女性の活躍の推進もこちらの項目に入っています。

現在まだまだ推進段階ではあるものの、働き方革命については、テレワークやオフィス革命といった新しい働き方についての取り組みを実施しています。また教育分野においても、大きな部分では「新学習指導要領の実施」、その裏でも幼児教育の振興や高等教育の給付型奨学金制度の実施等、数多くの取り組みがなされています。

優先課題2. 健康・長寿の達成

ここ数年で医療は急激に進歩しましたが、まだまだ発展の余地はあります。特に近年のITの進化により、医療介護分野でもビッグデータを活用した健康増進をはかったり、最先端技術の導入により今まで対応しきれなかった「がん医療」にも進歩が見られたりしてきています。

また国内だけでなく、アジアやアフリカに向けた健康増進の取り組みも同時に行っており、SDGsの着実な実施へと踏み切っていることがわかります。

優先課題3. 成長市場の創出,地域活性化,科学技術イノベーション

日本でもSociety5.0の実現に向けた、未来志向の社会づくりが推進されています。身近なところで言うと、車の自動運転の普及やスマートライフプロジェクトなどが挙げられます。またそれ以外にも「地方創生」を中心とした活動も広く展開されています。

優先課題4. 持続可能で強靭な国土と質の高いインフラ整備

持続可能な国土の維持に欠かせないのが、防災や環境インフラの整備です。日本でも総理より発表された「質の高いインフラパートナーシップ」や「質の高いインフラ輸入拡大イニシアティブ」に基づいたインフラ整備が推進されています。また災害対策にもかなり力を入れています。

優先課題5. 省エネ・再エネ,気候変動対策,循環型社会

エネルギーに関する問題は早急な対応が急がれている、重要な課題です。省エネや再エネを徹底的に推進するだけでなく、エネルギー技術の研究開発など、各国と協力し取り組んでいます。

特に2020年東京オリンピックの開催に向けても、取り組むべき重要な課題であることは明らかでしょう。

優先課題6. 生物多様性,森林,海洋等の環境の保全

主に環境問題についての取り組みについてまとめられています。生物の多様性や化学物質・大気の問題、海洋のごみ対策まで、環境問題はまだまだ数多くあります。

我々も環境問題については一関係者であるので、他人事だと思わずしっかり考えて行動することが大切ですね。

優先課題7. 平和と安全・安心社会の実現

子どもや女性に対する安全等の配慮のほか、国内における犯罪の防止に努めています。それ以外にも世界平和のための国際協力にも積極的に取り組んでいます。

優先課題8. SDGs実施推進の体制と手段

上記で説明してきた通り、日本はSDGsの達成に向けて積極的に取り組んでいます。それは実施に向けた適切な体制の確保と明確な実施手段の賜物だと言えます。2030年までの目標達成に向けて、国の一部の人だけでなく、一人ひとりが少しでも意識することが大切だと言えるでしょう。

まとめ

  • SDGsでは17の目標が定められており、それに紐づいた具体的な目標である169のターゲットが設定されている
  • 2001年から2014年まで実施されていたMDGsよりも、より明確で具体的な目標が決められており、それぞれ実施方法まで定められている
  • 日本では特に8つの優先実施事項を決め、SDGs達成に向けて取り組んでいる

SDGsのロゴの意味

では、SDGsのロゴについて見ていきましょう。

こちらのロゴはクリエイティブ・ディレクターのヤーコブ・トロールベック氏によって作成されました。このような円形のデザインになったのは、「すべての目標が一つになり、統合されている印象を与えられる、太陽のような形状のものにしたかった」と説明しているそうです。これは、SDGsの重要な基準である『普遍性:すべての国が一体となって取り組む』や『包摂性:誰一人輪から取り残さない』にも通じるところがあると考えられます。

一見シンプルに見えますが、その中に込められた意味などを考えると、作成者のSDGsに対する強い思いが伝わってきますね。またこちらのアイコンですが、ピンバッヂを買うこともできます。

まとめ

いかがでしたか?ここまでSDGsに関して詳しく見ていきました。SDGsに関してすべて覚える必要はありませんが、どういった取り組みなのか?についての概要はご理解いただけたかと思います。

SDGsの達成に向けて大規模な取り組みは難しいかもしれませんが、私たちは地球に生きている以上少なくともステークホルダー(関係者)の一人なので、目の前の小さなことから意識して生活することが結果的にSDGs目標達成に寄与することになるでしょう。今回学んだ内容について周りの人と話し合ってみるのも面白いかもしれませんね。

この記事で少しでもSDGsに関して興味を持っていただけたなら幸いです。

参考文献

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