【資格検定試験】TEAP CBTの特徴やメリットまとめ|英語4技能

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スタスタ編集部
当社のインターン生である、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、青山学院大学、明治大学、立教大学、東京理科大学、東京学芸大学、筑波大学・・・の現役大学生たちが、自身の小中高大受験・通塾・塾講師経験をベースに、各塾の教育方針や学習システム等の特徴を独自に分析し、編集・執筆しています。
キーポイント

✔筑波大・上智大学などがTEAP CBTを採用している。
✔TEAP CBTは4技能の総合点で判断。
✔料金は15,000円

みなさん、こんにちは。大学受験のために、英語の資格検定試験を探している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は英検を実施している公益財団法人 日本英語検定協会と、 上智学院が共同開発したTEAPCBTについて詳しく解説します。ぜひ参考ください。

英語4技能とは?

グローバル化が進む中で、日本の英語教育では英語4技能が注目されています。
英語4技能とは「聞く(listening)・話す(speaking)・読む(reading)・書く(writing)」力です。

なぜこの力が必要とされているか?

ではなぜ改めて英語4技能と名前がつけられて、注目されているのでしょうか?それは従来の学校で教えられてきた「聞く・読む」といった受け身のスキルだけでなく、主体的に様々な国の人と関わるために「話す・書く」力が、これからの社会を生きるために必要と考えられているからです。

実際に日本でも多くの外国人が観光に訪れたり、働いたりしているので、日々コミュニケーションツールとしての英語を求められる機会が増えています。

また2020年に開催されるオリンピック・パラリンピックではさらに多くの外国人が訪れ、現在英語を学ぶ学生たちが社会に出る頃にはさらにグローバル化が進み、日本人にとって英語は現代のスマホと同じくらい必要なツールにになるかもしれません。

TEAP CBTの大学入試での使われ方

ここでは、TEAP CBTをはじめとする資格検定試験がどのように大学入試で使われているかを説明します。
グローバルな人材育成を目指す大学の入試ではすでに「聞く・話す・読む・書く」の英語4技能を測る英語資格検定試験を導入し始めています。例えば、筑波大学や関西大学、上智大学などがTEAP CBTを採用しています。

ここで英語資格検定試験の採用の仕方は各大学ごとに異なっているという点に気をつけましょう。出願条件として求める大学もあれば、合否の判断の中で英語外部検定の基準を満たしていれば追加点を加えるなど、自分が受けるかもしれない大学は前もって調べた方が良いでしょう。

TEAP CBTについて

ここまでで、TEAP CBTがどのように大学入試で用いられるのかを説明してきましたが、結局TEAP CBTってどんな試験なの?と思われている方に簡単に概要を紹介します。

TEAP CBTでどんなことが分かる?

TEAPはTest of English for Academic Purposes(アカデミックを目的とした英語試験)、CBTはComputer Based Testing(コンピュータを用いたテスト)の略称です。TEAP CBTは、近年話題のアクティブラーニングで大切とされている「思考力、判断力、表現力」に重きを置いた英語力を測ることができます。また試験にパソコンを利用するためICT教育促進にも寄与できると考えられています。

スコアの有効期間はスコア取得の翌年度末で、年3回受験することができます。取得年度および翌年度しか大学入試に利用できないため、受験する日程には気をつける必要があります。

試験概要

試験時間は200分、800点満点のテストで、長時間に及ぶため約10分間の休憩と約40分の昼食休憩が設けられています。4技能の時間配分や配点は以下の通りです。

  1. リーディング(80分・50問・200点)
    大学のポスターなどの読解問題から、大学でのデータベース検索を想定して複数の文献から必要な情報を抜き出すICT問題。
  2. リスニング(40分・36問・200点)
    大学でのアナウンスの聞き取りから、動画による授業の内容理解問題。
  3. ライティング(50分・5問・200点)
    メールの作成など簡単なものから、講義の内容に対する自分の意見を書く問題。
  4. スピーキング(30分・8問・200点)
    一般的な質疑応答だけでなく、講義を要約し、さらに講義に対して自らの考えを述べる問題。

コンピューターを用いることでいかにして英語を生きた形で使えるかという力を測るテストになっています。

特徴

TEAP CBTの大きな特徴としては、全てオンライン受験というところです。リスニングやリーディングはイメージがわきやすいかもしれませんが、スピーキング、ライティングは一体どうするの?と思う方、安心してください。

スピーキングでは問題に対して自分の回答を録音、ライティングでは自分の回答をタイピングで入力する、といった形がとられています。リスニングやリーディングはコンピューター採点ですが、以上の2技能は認定された採点者により採点が行われます。

またパソコンで試験を受けることに慣れていない学生も多いため、公式HPでは模擬テストを受けることができます。一度公式HPでお試し受験をしてみて、「パソコン操作が楽しい」「試験が受けづらい」「問題が面白い」など、お子さんの感想で受けるかどうか決めるのも良いかもしれません。

TEAP CBTを選ぶメリットは?

TEAP CBTがどんな試験かが分かったところで、次に、数ある英語の資格検定試験の中でTEAP CBTを選ぶメリットについて紹介します。

例えば上智大学のTEAP利用型入試の出願条件は、TEAP CBTの場合”4技能の総合点が基準を満たしていること”ですが、TEAPの場合”4技能の総合点と各技能のスコア両方が基準を満たしていること”が条件となります。

つまりTEAP CBTを受験する人は英語4技能の中で得意不得意があったとしても、総合点さえクリアできれば出願できるというメリットがあります。また上智大学言語教育研究センター長の吉田研作教授は「2017年度入試からTEAPだけでなくTEAP CBTも採用することになりました。2018年度以降はCBT受験が中心になるでしょう。」と述べています。

料金

受験料金は15,000円です。(TEAP4技能と同じ)TEAPではリーディング、リスニングの2技能のみを受験することもできますが、TEAP CBTは4技能のみです。決して高すぎるわけではないですが、TOEFL iBT、IELTSの次に高いとされています。

まとめ

いかがでしたか?ここまで、TEAP CBTについて解説してきました。

テスト日程や、受験料、対策本や塾の数などが各民間試験によって異なるので、まずは自分にあった試験は何かを調べることから始めると良いでしょう。

TEAP CBTは英語の総合力で試験をクリアしたい方や、実践的な英語を学びながら資格を取得したい方にお勧めです。

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