【高校生向け】すらら、進研ゼミ、Z会Asteria|個別学習アプリ3社比較

ABOUT US
スタスタ編集部
当社のインターン生である、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、青山学院大学、明治大学、立教大学、東京理科大学、東京学芸大学、筑波大学・・・の現役大学生たちが、自身の小中高大受験・通塾・塾講師経験をベースに、各塾の教育方針や学習システム等の特徴を独自に分析し、編集・執筆しています。
お知らせ

2021年3月をもって、Z会Asteriaの「数学新系統講座」「総合探究講座」のサービス提供は終了いたしました。

Z会Asteriaは「英語4技能講座」のみに特化したサービスになります。

✔すらら:学校に通っていない方や授業について行けない方、弱点克服のためにオンライン教材を使いたい方向け。

✔進研ゼミ:志望校合格のために戦略的に勉強を進めたい方向け。

✔Z会Asteria:英語4技能の能力を満遍なく伸ばしたい方向け。

近年、オンライン学習アプリが多く開発されていますが、実際に「どれも違いが分からない」「ランキングとかあるけど、どういう基準なんだろう」「自分にはどのアプリが合っているのかな」と感じる方は少なくないのではないでしょうか?

そこで今回の記事では、高校生向けの個別学習アプリの人気3社「すらら」「進研ゼミ」「Z会Asteria」を比較してみました。

最後には、それぞれどういった方に合うサービスなのかスタスタの見解も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

個別学習アプリ3社の概要

ではまずは3社のサービスの概要を紹介していきます。

すらら


授業形態 個別学習
合格実績 不明
必要機器 タブレット
無料体験 

すららは無学年式AI教材です。2019年9月現在、全国817の学習塾、174校の学校で採用されています。また2012年度にはe-ラーニング対象文部科学大臣賞を受賞するなど、多くの実績を残すオンライン教材です。

AI搭載ドリルが生徒のつまづきを自動で検出し、難易度を調整しながら出題してくれるので、自分に合った問題を解くことができます。無学年式なので、苦手を発見すれば学年を超えて適切な問題を出してくれるため苦手を残すことはありません。

AI教材ではありますが、しっかりと人間のコーチがサポートしてくれるので、オンライン教材を使い慣れていない方でも安心だと言えます。

コース 月額
3教科コース 8,800円
5教科コース 10,978円

進研ゼミ

授業形態 ライブ配信授業、オンライン教材
合格実績 東大、京大、筑波大、他
必要機器 PC、スマホ、タブレットいずれか
無料体験 

進研ゼミ高校講座は、教育業界最大手のベネッセホールディングスが提供するオンライン通信教育です。第一志望大合格者の1.4人に1人は、他に塾などを利用することなく合格するなど現役合格に強いサービスです。

進研ゼミの利用者は予習復習効率UPアプリを利用できます。このアプリは各社から出ている教科書に対応していて、1回5分の解説で授業のポイントや重要語句を把握できます。教科書のページ数で検索ができ、重要事項は動画講義を見ることもできます。他にも辞書や単語帳機能もあるので、すきま時間の学習に効果的です。

他にも手厚い質問サービスや、個別スケジュールの提案など幅広いサポートも人気の秘訣だと言えるでしょう。

コース 学年 月額
1教科 高1 7,000円
高2 7,220円
大学受験講座(8講座) 高3 16,330円

*他にも多くのコースがあります。こちらで確認できます。

Z会Asteria

授業形態 個別学習
合格実績 不明
必要機器 iPad
無料体験 
お知らせ

2021年3月をもって、Z会Asteriaの「数学新系統講座」「総合探究講座」のサービス提供は終了いたしました。

Z会Asteriaは「英語4技能講座」のみに特化したサービスになります。

英語4技能の通信教育に特化したZ会Asteriaは、中学生から社会人まで幅広く対応しています。実際に、第14回 日本e-Learning大賞において、経済産業大臣賞を受賞するなど確かな実績を残しているオンライン学習塾です。

AI技術が使用されているため、学習者に合わせて最適な問題が出題されます。オンライン教材なのでタブレット1台で映像講義や問題演習、オンラインレッスン、添削問題が完結します。

無学年式なので、中学1年生から高校3年生までの全範囲が学べます。苦手に合わせて学年を遡って理解を深めたり、学年を先取りして学べるので自分の学習ペースに合わせて最適な学習が実現します。

料金 12ヶ月一括払い
講座料金 2,422円/月
Z会専用タブレット初回購入料金 19,800円
*Z会Asteriaは英語4技能に特化したサービスです。

各サービスの共通点

ではここから、3社のサービスを比較して共通している部分を紹介していきます。

タブレットで手軽に勉強できる

どのサービスもタブレットで勉強が完結します。そのため自宅に教材が届いて置き場所に困ったり、多くの教材を持ち運ぶなどの手間がありません。

タブレットに全ての教材が詰まっているので、テスト前に確認する時も試験会場にはタブレットだけを持って行けば良いので手軽だと言えます。

また持ち運びが楽なので、通学時間に電車で勉強したり、休憩時間に勉強したり外出時も手軽に勉強できるので忙しくても勉強時間を確保しやすいでしょう。

個別にカスタマイズされた学習内容

3つのサービスは個別学習が可能であるという共通点を持っています。

特に「すらら」と「Z会Asteria」はAI搭載教材なので、自分の理解度に合わせて自動で問題が出題されます。そのためAIが苦手を素早く感知し、克服するための類題などを出題するので苦手を残すことがありません。

「進研ゼミ」はAI搭載ドリルではありません。しかし多くのコースが用意されており、自分の志望校に合わせて対策ができます。また多くの模試や学力診断が用意されているため、苦手や弱点を洗い出すことができます。

このように個別の苦手を発見するために仕組みが用意されているので、自宅でも自分に最適な学習が実現するのです。

スケジュール作成

自宅学習で勉強が上手くいかない場合の多くはスケジュール作成が上手くできないことが原因と考えられます。

その点、「すらら」や「Z会Asteria」ではAIによって自動で学習管理がなされ、「進研ゼミ」では個別スケジュール作成サポートがついてきます。

そのため、個別の学力や集中力に合わせて無理のないスケジュールに沿って継続的に勉強ができるのです。

質問対応あり

自宅学習をする際に、重要になるのは質問ができるかどうかですよね。疑問を素早く解決しながら勉強を進めていけるかどうかで学習スピードは大きく変わってきます。

その点、3社とも質問サービスがあるので安心ですね。しかし、質問方法に違いがあります。

  • すらら:すららコーチというサポーターが質問対応してくれます。
  • 進研ゼミ:WEB上で大学生の先輩に質問できるサービスや教科質問サービスが用意されており、勉強以外の質問は現役大学生が答えてくれます。
  • Z会Asteria:質問は学習者が自由に出せるノート機能に書き込むことでできます。3営業日以内には返信が来ます。

どのサービスにも質問対応サービスはありますが、返信速度が異なるのでチェックしてみましょう。

AI搭載教材

AIが自動で苦手単元の判断をしてくれるので苦手に合わせて苦手克服問題を出題してくれます。

自分で問題を選択しないので、好きな問題だけやり過ぎたり苦手に時間をかけすぎたりすることなくバランス良く学ぶことができます。

各サービスの相違点

ここまで3社のサービスの共通点を紹介してきました。

しかし実際に受講するサービスを1つに絞るには各サービスの異なっている部分を知る必要があります。各サービスの相違点をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

受験特化と能力向上と学力向上アプリ

3社のサービスの最大の違いは、学習目的です。

  • すらら学力を向上させることを目的にしているアプリです。そのため受験対策のための問題や、能力向上のための英語4技能を鍛えたりする問題は比較的少ないです。授業についていけなかったり学校に通っていなかったりする学生のサポート、学習習慣をつける側面の強いサービスです。
  • 進研ゼミ受験対策に非常に向いているサービスです。高校3年生になると受講コースも志望校ごとに分かれており、模試や定期テスト対策、学校の予習復習を手助けするアプリが付いていることから学校に通っていて他の塾に通わず進研ゼミのみで受験対策をする方向けです。そのため学力は中間から高い方向けです。
  • Z会Asteria:英語4技能対策に力を入れており、学校の授業の補助教材というよりは将来のための英語力向上のためのサービスだと言えるでしょう。

無学年式

「すらら」と「Z会Asteria」は無学年式のオンライン教材です。

苦手な単元を克服しようとした場合、その原因が過去の単元にある場合が多いと言えます。そのため学年を超えて苦手を克服するために、学年によって学習範囲を区切ることなく学べるシステムです。

苦手克服以外にも、得意を伸ばすためにも使用できます。今の学年の学習内容では物足りない場合には、先取り学習ができるので、より自分の学力に合わせて学びやすくなっています。

あなたに合うサービスは?

お知らせ

2021年3月をもって、Z会Asteriaの「数学新系統講座」「総合探究講座」のサービス提供は終了いたしました。

Z会Asteriaは「英語4技能講座」のみに特化したサービスになります。

それぞれのサービスに合うおすすめの方を紹介します。

受講サービスを検討する際の材料にしてみてください。

すらら

  • 学習習慣をつけたい方
  • 苦手を重点的に克服したい方
  • アニメーションなどで分かりやすい解説をしてもらいたい方
  • 学校に通っていない、もしくは授業についていけない方
  • 他の学習塾と併用したい方

すららは受験勉強よりは学習習慣の定着や、苦手克服の要素の強い教材です。

そのため進学校に通っていてバリバリ受験対策をしたい方よりは、勉強に苦手意識を持っている方や自分のペースで受験勉強をしたいといった方向けのサービスです。

比較的安価で弱点克服に強いので、他の学習塾で受験対策や集団授業を受けているが、外部で弱点克服をしたいという方にも向いています。

進研ゼミ

  • しっかりと受験勉強したい方
  • 併用して学習塾などに通わずに志望校合格を目指す方
  • 内申点を稼いで推薦で大学受験をする方
  • 学力が中間から高い方

進研ゼミは受験勉強にとても適している教材です。また教材内容も学校の補助教材に近く、予習復習のためのアプリがあるなど内申点対策もバッチリです。

志望校別コースがあるので、志望校合格のために戦略的に学力を上げていきたいという方に向いているサービスです。

Z会Asteria

お知らせ

2021年3月をもって、Z会Asteriaの「数学新系統講座」「総合探究講座」のサービス提供は終了いたしました。

Z会Asteriaは「英語4技能講座」のみに特化したサービスになります。

  • 英語4技能を伸ばしたい方

Z会Asteriaは他のサービスとは異なり、英語4技能対策に力を入れている教材です。

そのため、英語4技能を満遍なく伸ばしたい方や、今後に生きる思考力などを伸ばしたい方に向いている教材と言えるでしょう。

まとめ

ここまで個別学習で人気の3つのアプリについて、共通点や相違点、それぞれに合う人などを紹介してきました。

高校生の方の学習アプリ検討に役立てば幸いです。今回紹介したサービスでは無料体験を受け付けているので、まずは体験してみてはいかがでしょうか?

他のオンライン学習塾について紹介しているので、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

小学生必見

オンライン塾徹底比較

中学生必見

オンライン塾徹底比較

高校生必見

オンライン塾徹底比較