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岡野の化学が初歩からしっかり身につくシリーズは、その名の通り、化学初心者の方にぴったりな参考書です。
でも本当に自分に合っているのか心配な人もいるでしょう。また、使いこなせるか自信がない人もいるでしょう。そんな方のために、この記事では、岡野の化学が初歩からしっかり身につくシリーズの使い方やレベル、特徴などについて徹底解説します。ぜひ、参考になさってください。
目次
岡野の化学が初歩からしっかり身につくシリーズ
岡野の化学が初歩からしっかり身につくシリーズは、以下の人向けです。
化学を初めて勉強する人
参考書名 | |||
現状学力→到達学力 | 初学者→偏差値50 | 初学者→偏差値50 | 初学者→偏差値50 |
分量 | 12講 | 10講 | 9講 |
目安時間 | 2h/講×12講=24h | 2h/講×10講=20h | 2h/講×9講=18h |
3冊を終えれば、化学の基礎をほぼ修得できます。
特徴
基本を丁寧に解説
岡野の化学が初歩からしっかり身につくシリーズでは、化学の基本的な概念が丁寧に説明されています。従って、化学の知識が全くない化学初心者の方や、本当に化学が苦手な人に最適な参考書だと言えるでしょう。
講義系で無理なく進められる
化学に馴染みがない人にとって、1から自分で勉強するのはハードルが高いかもしれません。しかしこの本は、すべて会話調で進められるので、堅苦しさがありません。これが、岡野の化学が初歩からしっかり身につくシリーズが選ばれる最大の理由だと言えます。
河合塾をはじめ、大手進学予備校の人気講師、岡野雅司先生が、本当に目の前で講義をしているかのような感覚で学べます。中には、語尾だけ会話調に変え親しみを持たせる参考書もありますが、この書は他のものとは一線を画し、予備校講義のような臨場感が感じられるのです。よって、集中して取り組め、本書を終える頃には、化学の基礎を独学でマスターしていることに気づくでしょう。
網羅性に優れている
3冊の中に、理論化学・無機化学・有機化学の各単元における重要事項が、ほぼ全て掲載されています。定期テスト対策、大学入試対策として申し分ない内容となっています。
ただ、演習問題の量は少なめです。不十分だと感じたら、基礎的な問題集を併用してください。
重要ポイントがわかりやすい
大切なポイントは、「重要」や「要点のまとめ」というタイトルで、丁寧にまとめられています。これらにより、定期テストや大学入試で狙われる箇所が、化学初心者の人にも非常にわかりやすいと評判です。また、「岡野法必須ポイント」には、岡野先生独自の、理解のための的確なアドバイスが書かれています。
便利な公式まとめがある
巻末にある、「最重要化学公式一覧」が非常に便利です。これは化学の公式の中でも、重要なものを集めたページです。ここに記載されている公式番号と、本文中の公式番号は連動しています。
連動図を採用
岡野の化学が初歩からしっかり身につくシリーズは、連動図を採用しています。連動図とは、説明の過程に対応した複数の図のことです。
例えば、電子式の単元では、1つの完成された電子式を示し、それに対してどう書いたか説明を記載するのが通常です。それに対して岡野の化学が初歩からしっかり身につくシリーズでは、化学初心者でも簡単に理解できるよう、電子を書く過程を2~3枚の図を使って順番に解説しています。
岡野の化学の効果的な使い方
岡野の化学を効果的に使うには、次の3ステップを踏むことが大切です。
- 講義を読み、理解する
- 暗記事項のまとめを暗記する
- 演習問題を解く
まずは、講義を読み理解しましょう。図は、なるべく暗記するようにしてください。この時に、視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録で、確認して印象づけながら勉強するのがポイントになります。
次に、暗記事項のまとめを、紙に書き出してテストしながら暗記しましょう。
①、②のステップが終了したら、実際に演習問題を解き、解説部分は正誤に関わらず、熟読して身につけましょう。
化学勉強法概論
化学の学習のポイント
化学を学習するうえで以下の2つのことを意識するのが大切になります。
- 問題を通して出題されやすい知識を身につけること
- 問題を身につける過程で参考書や図録を用いて知識の幅を段階的に増やしていくこと
特に②に関してですが、色々な本を参照しながら記憶に残りやすくするための引っかかりを沢山作っておくのが大切です。化学では沈殿の種類や構造式など暗記することが多いので、目にする回数を増やして徐々に覚えることをおすすめします。
そんなときに役に立つのは化学図録です。普通に眺めているだけでも楽しいですし、視覚的に現象を捉えることができます。スタスタ塾で推奨している図録は、視覚でとらえるフォトサイエンス 化学図録です。
具体的な使い方の一例を示します。例えば、炎色反応・物質の色などは視覚的に覚えるべきです。色と名前を文字だけで覚えるのと視覚からの情報も紐づけて覚えるのでは記憶に残りやすさが違います。
ですので、化学の勉強をする時には、常に他の本を参照しながら勉強しましょう。
化学の学習の流れ
化学を学習するうえで以下の4ステップを意識しましょう。
- 基本知識を軸にして基本問題を解けるようにする
- 基本知識の習熟度を標準典型問題が解けるまで引き上げる
- 標準問題を学習する
- ※首都圏の医学部の問題で合格点を確保する
※化学の問題が難しい傾向にあります。(参考『医学部受験ラボ2021年度科目別難易度ランキング』)
①については、講義系の参考書を用いて、分野ごとに理解しましょう。おすすめしているのは「岡野の化学が初歩からしっかり身につくシリーズ」です。講義形式の参考書ならば、分野ごとに必要な知識も覚えやすいです。また、定着度上げるためにセミナー化学などで基本問題を解くことを並行して行うのも良いでしょう。
②については、セミナー化学の応用問題を解けるようになればこのレベルはクリアです。共通テストでは満点、MARCHでは高得点を狙えます。図説なども参照しながら記憶に残りやすくするような工夫をしましょう。この※レベルになればノートに知識をまとめるのも有効です。
※典型問題を身につけるまでは、自分でノートをまとめても無駄が多くなるので、基本的な問題集を回すことをおすすめします。
③については、重要問題集で学習するのが良いでしょう。B問題を学習して、身につけることができれば東大・京大でも合格点を狙うことは十分可能です。
最後に④については、一部の首都圏の医学部で出題されるような難問に対応するためにプラスアルファで勉強したい人向けです。おすすめの参考書は理系大学受験 化学の新演習―化学基礎収録と理系大学受験 化学の新研究です。よほど化学が得意だとか、志望校の問題が難しいとかではない限りこのステップは飛ばしても構いません。
まとめ
この記事では、岡野の化学が初歩からしっかり身につくシリーズの使い方、レベル、特徴などについて解説しました。
この参考書は、基本が丁寧に解説されているので、化学初心者の方でも抵抗なく読み進めることができます。また、講義スタイルが取られているため、理解がしやすいです。
定期テスト対策、大学入試対策にぜひ活用してください。
ですが、独学ではどうしても限度があります。
志望校合格までにやらなければならない勉強は把握していますか?
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その勉強は、志望校合格への最善ですか?
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