山川一問一答日本史の使い方・レベル徹底解説

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スタスタ編集部
当社のインターン生である、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、青山学院大学、明治大学、立教大学、東京理科大学、東京学芸大学、筑波大学・・・の現役大学生たちが、自身の小中高大受験・通塾・塾講師経験をベースに、各塾の教育方針や学習システム等の特徴を独自に分析し、編集・執筆しています。

日本史の知識の定着に、一問一答問題集は欠かせません。今回は、多くの高校生に愛用されている山川一問一答日本史をご紹介します。なぜそれほどまでに人気があるのか、その疑問に答えるために、この記事では山川一問一答の特徴を詳しくご説明します。また、レベル、有効に使うための方法についても徹底解説します。ぜひ、ご一読ください。

山川一問一答日本史

山川一問一答日本史は、以下の人に向いています。

どういう人向けか

日本史の一問一答を探している人

参考書名

山川一問一答日本史 第3版

現状学力→到達学力 教科書内容を理解している→国立2次・早慶レベル
分量 306ページ
目安時間 50h

※学校の授業の復習から受験直前まで、いつでも使える参考書です。

特徴

日本史参考書の王道

山川一問一答日本史は、古代から現代史まで全範囲を網羅している、日本史参考書の王道だと言えるでしょう。この参考書を完璧にマスターすれば、頻出単語約4,600語を覚えたことになります。記述問題にも対応できるようになり、得点力を大きく伸ばすことが可能です。

シンプルなデザイン

無駄が省かれたシンプルなデザインが人気です。シンプルでありながら、細かく目次立てされているので、集中して取り組めます。また、覚えるべき語が赤字で記載されているので、赤シートで隠しながらテンポよく覚えられるのも魅力の一つです。手のサイズにちょうどフィットするサイズ感もいいですね。電車の中でも、気軽に取り出して勉強しやすいと好評です。

山川の教科書に対応

多くの高校で使用している「詳細日本史B(山川出版)」の教科書に合わせて作られているので、非常に使い勝手が良いです。授業で習ったことを、復習するのに便利です。

定期テストにも受験にも強い

そこまで難しい問題が載っていないので、授業の復習、定期テスト対策にも使えます。もちろん、受験対策としては、申し分なしの内容です。どこの大学を志望しても使える、優れものです。

山川一問一答日本史の効果的な使い方

日本史の知識は、繰り返しで身につきます。そこで、この記事では、1周目、2週目、3周目と繰り返すことを提案します。どのように取り組めばいいかのヒントになるはずです。さらに、繰り返す上でのポイントについてもご紹介します。

1周目の解き方

1周目は、次の4つのステップ通り、丁寧に解いていきましょう。

4つのステップ

ステップ1:赤シートで隠して1周解く

ステップ2:該当する範囲の教科書、ノートを復習する

ステップ3:もう一度解く

ステップ4:最後に間違ったところだけもう一度解く

最初は、自分がどのくらいできているのかテストするつもりで解きましょう。いきなり全ての単語を覚える必要はありません。最初から飛ばし過ぎると、途中で息切れします。ただ、間違った問題にはしるしをつけることだけ忘れないでください。

次に、該当する範囲の教科書、ノートをみて、「歴史の流れ」をおさらいします。この時、章立てが同じ教科書を使うことをおすすめします。歴史の流れの中で、用語同士がどうつながっているか確認することで、より単語への理解が深まります。

復習が終わったら、もう一度解きましょう。間違ったところは、理解が甘かったところです。間違ったところはもちろん、ちゃんと覚えられているか不安に感じたところは、疑問点がなくなるまでしっかり復習してください。

さらに、最後に間違ったところだけもう一度ときます。1周目の正解率は、最終的に5割あれば十分です。ただ、先に述べた通り、繰り返しの中で間違った問題には、必ずしるしをつけて後から見てわかるようにしておきましょう。間違える度にしるしをつけることで、自分の弱点が明確になります。また、復習すべき箇所が見えてきます。

2週目の解き方

基本的に1周目と同じ方法で、ステップ1~ステップ4までをこなします。ただ、2週目は、間違ったところ、不安になったところだけ教科書を見るようにしてください。該当する範囲の教科書、ノートを全て復習する必要はありません。

3周目以降の解き方

3周目は、1・2週目で間違った問題のみ解いていきます。サクサク進められるはずなので、5~10チャプターくらいは一気にできるでしょう。この時も、間違った問題には必ずしるしをつけましょう。×や〇ではなく、正の字で印をつけていくと、後で何回間違ったかがすぐわかるのでおすすめです。

最終的に、正解率9割になるまで繰り返すのがベストです。ただし、一問一答の各単語には、重要度別に☆マークがついているので、これを目印にレベルや目的に応じて覚える単語をきめることもできます。例えば、センター試験で高得点をとること、MARCHレベルの大学に合格することが目標なら、☆2と☆1を覚える必要があります。さらに、早慶レベルを目指すなら、☆がついていない問題も含めて全ての単語を覚えるつもりで取り組むことが求められます。

重要ポイント

山川一問一答日本史を効果的に使うための重要ポイントは、次の2つです。

2つのポイント

・何度も繰り返す

・必ずテストをする

同じ範囲でも、間隔をあけて何周も取り組むことが重要です。1周目から全て覚えることは、まず無理です。1周目は、「半分正解していたら合格」という気持ちで取り組むようにしましょう。2週目、3周目と繰り返すうちに知識が定着し、楽にこなせるようになります。

繰り返すことともう一つ大切なことは、「必ずテストをすること」です。ただ眺めているだけでは、中々頭に入ってきません。「テスト」という形で脳に刺激を与えた方が、格段に覚えやすくなります。その時答えがわからなくても、なんとか思い出そうという段階を踏むことによって、脳に負荷がかかり、次回以降の記憶の定着につながります。また、眺めて覚えた気になっていても、本番いざ答えを書く段になって思い出せないこともあります。試験と同じように、必ずテストをすることが大切です。

番外編:アプリを活用する

山川一問一答日本史は、アプリでも配信されています。収録内容は、紙の一問一答と全く同じです。紙よりもさらに手軽に、通学時間などを利用して単語の勉強ができると人気です。

まとめ

この記事では、山川一問一答日本史の特徴、使い方などについてご説明しました。

本書は、学校の授業の復習から受験まで使える良書です。今回ご紹介した使い方を参考に、辛抱強く何回も繰り返してみてください。いつしか、自分でも驚くほどの実力が身についていることに気づくはずです。

 

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