【中学生必見】英検2級取得が高校受験を有利にする理由と効果的な勉強法

ABOUT US

スタスタ編集部

当社のインターン生である、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、青山学院大学、明治大学、立教大学、東京理科大学、東京学芸大学、筑波大学・・・の現役大学生たちが、自身の小中高大受験・通塾・塾講師経験をベースに、各塾の教育方針や学習システム等の特徴を独自に分析し、編集・執筆しています。

高校受験で英検取得がもたらすメリット

公立高校入試での優遇措置

大阪府公立高校入試では、2017年から英検等の外部試験による読み替え制度が導入されました。この制度により、英検の級に応じて英語の得点が保証されるようになったのです。

例えば、英検2級の取得者は英語の得点が72点(90点満点中)に、準1級以上の取得者は満点の90点に読み替えられます。一方、英語C問題(※発展問題)を受験した場合の平均点は、2022年度で60点程度にとどまっています。つまり、英検2級を取得しておくだけで、英語の得点で大きなアドバンテージを得られるというわけです。

都立高校の推薦入試でも、英検3級以上の取得者に対する加点制度があります。神奈川県立高校の推薦入試では、英検3級以上の取得者は英語の学力検査が免除されます。このように、公立高校入試での英検取得のメリットは非常に大きいと言えるでしょう。

※大阪府の公立高校一般選抜の国語・数学・英語の学力検査問題は、難易度別に、A(基礎的問題)、B(標準的問題)、C(発展的問題)の3種類があり、各高校が選択します。

私立高校入試での優遇措置

私立高校の推薦入試でも、英検取得者に対する優遇措置が設けられているケースが多くあります。内申点への加点や、面接・小論文試験の免除、授業料の減免など、様々な特典が用意されています。

英検の級が上がるほど、より大きな優遇を受けられる傾向にあります。私立高校の推薦入試で有利になるのは、最低でも英検3級以上。より上位の高校を狙うなら、英検2級以上の取得が求められるでしょう。

中学生が目指すべき英検の級

中学生のうちに取得しておきたい英検の級は、最低でも3級。理想は準2級以上です。

英検3級は中学卒業程度の英語力に相当し、高校入試で優遇措置を受けられる最低ラインと言えます。一方、英検準2級は高校中級程度。これを中学生で取得できれば、高校入試で大きなアドバンテージになるでしょう。

ただし、英検3級と準2級の間には大きな難易度の壁があります。3級の合格率が約50％であるのに対し、準2級は20％程度。単語数も3級の1,300語程度から、準2級では3,600語程度に跳ね上がります。

中学生のうちに英検準2級以上を取得するのは容易ではありません。計画的な学習と効率的な対策が不可欠だと言えるでしょう。

英検2級合格のための効果的な勉強法

4技能をバランスよく鍛える

英検2級の試験は、「読む・聞く・書く・話す」の4技能全てを問う総合的な内容になっています。偏りのない英語力が求められるため、普段の学習でも4技能のバランスを意識することが大切です。

特に、ライティングとスピーキングの対策は疎かにできません。英作文では80語程度の文章が書けるよう、日頃から文法や表現の幅を広げておきましょう。面接対策は、実際に人前で話す練習を繰り返すことが肝要です。

語彙力を徹底的に鍛える

英検2級の合格には、5,000語程度の語彙力が必要とされています。この膨大な単語を効率よく覚えるには、英検専用の単語帳を活用するのが有効でしょう。

ただし、単語の意味を覚えるだけでは不十分。例文とセットで暗記し、実際に使える形で単語を定着させることが重要です。普段の学習でも、英文を音読したり、英語で日記を書いたりするなど、学んだ単語を実践的に使う機会を作りましょう。

過去問演習を繰り返す

英検2級の出題傾向や形式に慣れるには、過去問演習が欠かせません。本番と同じ時間配分で解き、弱点を洗い出していきましょう。

特に、長文読解とリスニングの対策は過去問を中心に進めるのが効果的。設問の形式や頻出表現を押さえ、時間内に解ききるスピードを養います。

一方、ライティングと面接は添削や模擬面接を通じて対策するのが理想的。講師から直接フィードバックをもらえる環境を整えられれば、合格への近道になるはずです。

北野高校では95％が英検2級以上を取得

大阪府の高校入試における英語力の重要性が年々高まっています。その象徴とも言えるのが、英語外部検定試験の一つである英検の取得率の推移です。

上の表を見ると、大阪府の主要な高校の英検取得率が軒並み上昇傾向にあることがわかります。中でも際立っているのが、大阪府のトップ校である北野高校。2023年度入試では、志願者の実に95.4％が英検2級以上を取得済みという驚異的な数字を叩き出しています。

また、北野高校では英検準1級以上の取得者も40％に達するなど、上位校ほど英検の取得率が高い傾向が顕著に表れています。他の難関校である天王寺高校や茨木高校でも、英検2級以上の取得率が80％を超えるなど、英語力の高さが際立っています。

この傾向は、大阪府の公立高校入試における英語の外部検定利用の拡大と無縁ではありません。英検の級に応じて英語の得点が加点される仕組みが導入されたことで、受験生の英検取得へのモチベーションが高まっているのです。

特に難関校を目指す受験生にとって、英検2級以上の取得は合格への必須条件となりつつあります。北野高校の例を見れば明らかですが、もはや英検2級は最低ラインであり、準1級以上の取得が望ましいと言えるでしょう。

大阪府の高校受験で勝ち抜くためには、中学生のうちから計画的に英語力を伸ばし、できるだけ早期に英検2級以上の取得を目指すことが重要です。英検対策に特化した塾や予備校を活用するのも一つの手でしょう。

英語力が合否を大きく左右する時代。大阪府の高校受験生には、英検取得を通して着実に英語力を高め、志望校合格を勝ち取ってほしいものです。

北野高校の英検2級取得者データから見る必要性

大阪府トップの北野高校を例に、英検2級取得の必要性を具体的に見ていきましょう。

2023年春の北野高校入試では、志願者の実に95％が英検2級以上を取得済みでした。準1級以上の取得者も40％に上ります。北野高校の合格者の英語力は年々上昇しており、もはや英検2級は必須、準1級があって初めて有利になる状況だと言えるでしょう。

同じく大阪府の上位校である天王寺高校でも、2023年度入試の英検2級以上取得率は84％に達しています。英検準1級以上の取得率も17％を超えるなど、トップ校を狙う受験生の英語力の高さがうかがえます。

こうしたデータを見ると、英検2級の取得は北野高校や天王寺高校への合格に必須の条件と言っても過言ではありません。トップ校を狙うなら、中学生のうちに英検2級、できれば準1級以上の取得を目指したいところです。

ちなみに、北野高校の1年生の英語テストの得点分布を見ると、ほとんどの生徒が英検2級を取得済みにもかかわらず、得点のばらつきは大きいことがわかります。つまり、英検2級の取得はあくまでもスタートラインに過ぎないのです。

高校入学後の英語力をさらに伸ばすためにも、中学生のうちから英検2級以上の取得を視野に、計画的に学習を進めていく必要があるでしょう。

まとめ

英検取得は、高校受験を有利に進めるための強力な武器となります。特に大阪府の公立高校トップ校を狙うなら、中学生のうちに英検2級以上の取得が必須と言えるでしょう。

北野高校の入試データが示すように、トップ校の受験者の英語力は非常に高い水準にあります。早期から計画的に英検対策を進め、着実に英語力を伸ばしていくことが合格への近道となります。

英語の基礎力が高まれば、高校入学後の英語の授業にもスムーズについていけるはずです。推薦入試や一般入試での優遇措置を受けられるのはもちろん、面接や小論文試験でも実力を発揮しやすくなるでしょう。

受験生の皆さんには、英検取得を通して英語力を高め、高校受験を突破していただきたいと思います。早期の取り組みが、合格への大きなアドバンテージとなることを忘れないでください。

高校受験に向けて英検対策ができる塾を探している中学生必見！

英検の資格を取得することは、高校受験を有利に進めるためにも非常に重要です。しかし、英検対策を自分一人で進めるのは難しいもの。そんな中学生におすすめなのが、英検対策に定評のある塾に通うことです。

特に高校受験を控えた中学3年生にとって、英語の実力は合否を大きく左右する要因。限られた時間の中で効率よく学習を進め、少しでも高い級の英検に合格するためには、プロのサポートが欠かせません。

英検®対策にピッタリな塾おすすめ11選では、小学生から大学生までの各世代に向けて、英検対策に実績のある塾を厳選してご紹介しています。中でも中学生・高校受験生向けの情報が充実。

これから塾選びを始める方はもちろん、現在通塾中で英検対策に特化したコースがないか探している方にもおすすめの記事となっています。ぜひチェックしてみてください！

編集部イチオシ記事です！

小学生必見

オンライン塾徹底比較

詳しくはこちら

中学生必見

オンライン塾徹底比較

詳しくはこちら

高校生必見

オンライン塾徹底比較

詳しくはこちら