【まとめ】フレネ教育を受けられる学校は?|学校の特徴なども解説!

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スタスタ編集部
当社のインターン生である、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、青山学院大学、明治大学、立教大学、東京理科大学、東京学芸大学、筑波大学・・・の現役大学生たちが、自身の小中高大受験・通塾・塾講師経験をベースに、各塾の教育方針や学習システム等の特徴を独自に分析し、編集・執筆しています。
キーポイント

✔️フレネ教育を受けられる学校は日本に3つ

✔️ジャパンフレネ対象年齢 6歳〜18歳 東京都

✔️箕面こどもの森学園:対象年齢 6歳〜15歳 大阪府

✔️けやの森学園:対象年齢 幼稚舎は3歳〜5歳、保育園は6ヶ月〜就学時 埼玉県

フレネ教育とは、教師が生徒を指導するのではなく、生徒に自由を与えてその個性を伸ばす教育です。

フレネ教育を実践している学校には、自然の中で子供たちを遊ばせることで子供たち自身の学習と成長を促している幼稚園もあります。また小学校・中学校・高等学校にもフレネ教育を行っている学校もあり、不登校になってしまった生徒たちも、その独特の教育でサポートしています。

フレネ教育の成り立ちと定義

成り立ち

フレネ教育はもともと、フランスの公立小学校教諭だったセレスタン・フレネ(18961966)が始めた独特の教育方法です。フレネは1935年に、その新しい教育方法を実践するフレネ学校を創立しました。

第一次世界大戦で負傷したフレネは、フランスの山間部の小学校教諭になったのですが、生徒たちは勉強に興味を示さず騒いでばかりいました。ですから小学校の先生の仕事は、「静かなしなさい!」と生徒たちを叱りつけ、おとなしくさせるということでもありました。しかし、戦争で負傷したフレネは大きな声が出せなかったために、そういう「上からの教育」をすることができませんでした。

そこでフレネは、「上からの教育」でもなく新教育運動でもない新しい教育を開発したのです。フレネ教育の特徴を一言で表現するならば、それは「自由」です。教師が生徒を教え込むのではなく、生徒が自由に行動したり発言したり作文をしたり議論をしたりする、それを大切にするのがフレネ教育です。

フレネはさらに、教室に印刷機械を持ち込み、それで生徒たちの自由な発言を紙に残すということをしました。口に出した瞬間に消えてしまう言葉が、紙の上に永遠に残るということは、子供たちにとってどれほどの驚きだったことでしょうか。

定義

フレネ教育は、子供たちの自由の上に成立している教育方法です。自由テキストや自由作文で、子供たちは好きな時間に好きなことを書きます。自由研究発表で、子供たちは他の子供たちの前で自分の意見を自由に発言します。

普通の学校のように、先生が生徒たちに話すのではなく、子供たち一人ひとりが学習表という自分の勉強のカタログを持ち、みんなで自由に学習記録を作ってその成果を分け合います。「上からの教育」ではなく、子供たちがそれぞれ持っている内面の能力を、自分たちの力で引き出していくのが、フレネ教育です。(参考:フレネの自由教育

【フレネ教育のここがスゴイ!】特徴やメリットなどをスタスタが解説

フレネ教育を受けられる学校

フレネ教育を受けられる学校は、ヨーロッパや南米など、世界中に広がっています。日本にも「フレネ教育研究会」という組織があり、フレネ教育の普及やフレネ教育そのものの研究などを行っています。

日本でフレネ教育が受けられる学校を紹介します。フレネ教育そのものが「自由」を掲げていますので、学校によって対象年齢や学校の運営形態などが違います。

ジャパンフレネ

ジャパンフレネは、「学校に行きたくない」と嘆いている小学生・中学生・高校生に、自由な学びで学ぶことの楽しさを教えてくれる学校です。

教室はビルの一室ですが、そこでは3つのコースに分かれて自由な学びが展開されています。その3つのコースとは、「フリースクールコース」・「算数・数学フ専科教室」・「おもしろ通信講座」です。

また「飛ぶ教室」という名前で、沖縄の八重山諸島に11泊の研修旅行が行われています。そのほか短期間の「飛ぶ教室」もあり、毎年いろいろな場所に短期間で合宿をしています。(参考URL:http://www.jfreinet.com/guide/index.html

対象年齢   6歳〜18歳まで
住所     豊島区雑司が谷1-7-2 雑司が谷ビル202
電話番号   03-3988-4050
校舎運営時間 月曜日から金曜日、午前10時から午後5時まで

箕面こどもの森学園

箕面こどもの森学園は、フレネ教育とイエナプラン教育をベースにして、生徒一人ひとりの個性を尊重する学校です。

生徒の募集開始は9月からです。このことから、4月にふつうの小学校に入学してふつうの教育に満足できない生徒を対象にしていることがわかります。小学部と中学部があり、小学2年生・4年生・5年生と中学1年生・2年生は随時入学を受け付けています。

また「おとなの森」が併設されていて、社会人が参加できるサークルもあります。(参考URLhttps://kodomono-mori.com/kodomonomori/freinet.html

対象年齢    6歳〜15歳まで
住所     大阪府箕面市小野原西6-15-31
電話番号   072-735-7272
校舎運営時間
小学部は月・火・木・金曜日は午前9時から午後3時、水曜日は午前9時から午前12時
中学部は月・火・木・金曜日は午前9時から午後4時、水曜日は午前9時から午後3時

けやの森学園

けやの森学園は、幼稚舎と保育園に分かれています。フレネ教育を基本として自主性を育てることを目標に、自然とのふれあいを大切にしています。

就学前の子供たちの学校ですので給食がありますが、これを「食育」といって、けやの森学園の教育の一環になっています。ふつうの幼稚園は年少・年中・年長というように年齢によってクラス分けをしていますが、けやの森学園では「縦割り保育」を実施しています。

幼い児童を教育の対象にしていますので、バスによる通学も実施しています。(参考URL:http://keyanomori.com/

対象年齢   幼稚舎は3歳〜5歳まで、保育園は6ヶ月〜就学時まで
住所     埼玉県狭山市根岸2-5-2
電話番号 幼稚舎:04-2954-4515 保育園:04-2955-3005
校舎運営時間
幼稚舎 月曜・火曜・木曜・金曜日 午前9時から午後2時30分
水曜日 午前9時から午後1時30分
保育園 月曜日から金曜日 午前7時から午後6時
土曜日 午前7時から午後5時

学校が近くにない場合は?

日本にはまだ、フレネ教育を実践する学校は上記の3校しかありません。そのため興味はあるけれど、通学は難しいと感じていませんか。そんな方におすすめなのが、オンラインコーチングです。

フレネ教育を実践しているわけではないものの、フレネ教育のように子どもの主体性を育むサポートをしています。フレネ教育でなくとも「子どもが自分らしく生きられる教育を受けさせたい」と考える方は、ぜひ以下のリンクから詳細をチェックしてみてください。

まとめ

フランス人のセレスタン・フレネによって始められたフレネ教育は、 子供たちの自由を尊重する教育です。上から指導するのではなく、子供たちが自由に自分の考えを述べたり書いたりしながら、内面を成長させていくことを狙いにしています。

ですから、ふつうの学校の教育に不満を感じたり、いわゆる不登校になったりした生徒も、フレネ教育ならば自由に学び、個性を伸ばすことができます。

自由に個性を伸ばすなら、ぴったりな先生を見つけることが何より重要です。間違った指導や詰め込み教育をしているところは今でも多く残っています。まずは、スタスタLIVEで「子供の個性を伸ばしてくれる先生を探しています」とご相談ください。ぴったりな先生が見つかるはずです。

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