【SDGs】質の高い教育|スタスタがどこよりもわかりやすく解説

キーポイント
✔SDGsとは「持続可能な開発目標」で、地球の課題を解決するための目標

✔教育を改善することが、SDGsの目標達成に一役買うと考えられている

「なぜSDGsに教育が入っているの?」「学校では具体的にどんな取り組みをしている?」など、近年話題となっているSDGsへ関心を持っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、SDGsの意味や教育目標、学校の取り組みについて紹介しています。

この記事を読むことで、SDGsへの理解がより一層深められると思いますので、参考にしてください。

SDGsとは?

SDGsとはSustainable Development Goalsの略で、読み方は「エス・ディー・ジーズ」、「持続可能な開発目標」のことです。

持続可能な開発目標をもっと分かりやすく説明をすると、「地球が抱える問題を解決するための世界共通の目標」のことになります。

この目標は、2015年の国連サミットで採択されて、2016年〜2030年の間で達成するために掲げられ、国連加盟193ヵ国が取り組んでいます。

SDGsは1つの目標だけでなく、貧困、エネルギー、気候変動、まちづくり、教育など17の目標と169のターゲットから構成されています。

SDGsとは?17の目標やロゴの意味などをどこよりもわかりやすく解説

「質の高い教育をみんなに」

SDGs17の目標の1つに「質の高い教育をみんなに」があります。

なぜ、この目標が持続可能な開発目標の1つにされているのか、その理由や内容について見ていきましょう。

なぜ目標とされているのか?

なぜ、SDGs17の目標の中に「質の高い教育をみんなに」が入っているのでしょうか。それは世界を見渡せば、数億人の子どもたちが学校に通えていないためです。

2000年以降、学校に通えない子どもの数は減少していますが、世界で学校に通えていない5歳〜17歳の子どもの数は未だに3億300万人もいます(ユニセフ報告書より)。そのうち3分の1以上の子どもが、紛争や自然災害の影響を受ける国で生活をしている状況で、学校に通えていない最大の要因となるのが貧困です。

貧富による教育格差はまだまだ改善の余地があり、全世界の子どもたちに質の高い教育を提供することは貧困脱出にもつながると考えられています。そのため、すべての人に包摂的で公平に質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進することをSDGsの目標の1つとして掲げているのです。

日本においては、以下3点を推進・貢献しています。

  • 「持続可能な成長に向けた質の高い教育」:基礎学力の保障や学びの改善など
  • 「イノベーションを生む教育」:産業、STIなどを担う人材育成など
  • 「強靭で包摂的な未来をつくる教育」:女性・障害者等への教育、紛争・災害下の教育支援など

ターゲットは?

SDGs17の目標を、さらに具体化したものが169のターゲットです。それぞれの目標には10前後のターゲットが存在します。

以下は、教育の目標に付随する10の目標です。

12030年までにすべての子どもが、無償で公正、質の高い初等教育・中等教育を修了できる
2すべての子どもが質の高い乳幼児の発達やケア、就学前の教育により初等教育を受ける準備をする
3すべての人々が平等に質の高い技術教育や大学、高等教育を受けられるようにする
4仕事や企業に必要な知識やスキルを備えた若者や成人を増加させる
5教育におけるジェンダー格差をなくして、障害者など弱い立場にある子どもがさまざまなレベルの教育・職業訓練ができる
6すべての若者や大多数の成人が計算や読み書きの能力を身につける
7すべての学習者が持続可能な開発を促進するために必要となる知識やスキルを習得できる
8子どもや障害、ジェンダーも配慮した教育施設をつくり効果的な学習環境を提供する
9開発途上国や後発開発途上国、小島嶼開発途上国、アフリカ諸国などで高等教育の奨学金件数を大幅増加させる
10後発開発途上国や小島嶼開発途上国で質の高い教育を提供できる行員を増やす

現状は?

ユニセフによれば、教育面の現状は次のようになっています。

最低限の読み書きや計算の習得ができていない子どもと若者6億1,700万人
読み書きができない成人7億5,000万人(3分の2は女性)
6歳から17歳の子どもの5人に1人は学校に通えていない
サハラ以南アフリカは半分以上の学校で「基本的な飲料水」「洗面設備」「インターネット」「コンピュータ」がない
中央アジアで小学校就学年齢の学校に通っていない子ども女児数が男児数を27%上回る

この現状を見てもわかるとおり、世界には、まだまだ十分な教育が行き届いていない地域や子どもがたくさんいます。

「教育」がSDGs達成の鍵となる?

世界中の人が公平で質の高い教育を受けられるようになれば、世界が抱えるさまざまな問題が解決するともいわれています。

ここでは、持続可能な開発のために行うESDについて見ていきましょう。

ESDとは?

ESDとは、Education for Sustainable Developmentの略で「持続可能な開発のための教育」のことです。

持続可能な開発のための教育とは、

将来にわたり豊かな生活が送れるように、さまざまな地球規模の問題を各々が主体的に捉えて身近なところから取り組むことが問題解決に繋がる。また、持続可能な社会づくりに必要な価値観や能力を習得することにもなる」

というもので、このように持続可能な社会の実現を目指して行う教育活動がESDです。

具体的な取り組みとは?

実際に、各教育機関ではSDGs・ESDのどのような取り組みがされているのでしょうか。

ここでは、主な小中学校や大学の取り組みについて見ていきましょう。

小中学校での取り組み

小中学校での主なSDGs・ESDの取り組みは次のとおりです。

学校名内容
江東区立八名川小学校
  • ジャパンSDGsアワード特別賞を受賞
  • 到達目標型に加え方向目標型も取り入れ共有することで誰一人取り残さない教育を実現
  • 専用のESDカレンダーを作成してカリキュラムマネジメントを推進など
名古屋国際中学校
  • 「世界と日本の未来を担う国際人の育成」を掲げる
  • 地域と連携した課外活動
  • 学校独自の探求学習など
成蹊中学校
  • 国際交流活動に力を入れている
  • タンザニアとの学校交流
  • 鉛筆贈ろうプロジェクト
  • アートマイルプロジェクトなど

他にも取り組む小中学校は複数あり、各校で内容が異なります。

大学での取り組み

小中学校だけでなく大学でもSDGs・ESDへの取り組みを実施しているところは多いです。

以下は、その中から5大学の主な取り組みについて紹介しています。

学校名

内容

上智大学
  • 国連広報センターと共催する学生フォトコンテスト
  • SDGs採択の経緯や各目標を解説したポスターパネルの展示
  • 独自企画の講演会など各イベントを通じてSDGsの意義や役割を発信する学外普及活動など
岡山大学
  • ESDの教師教育を積極的に推進してきた
  • 滞在型環境学習プログラムの開発など「みずしま滞在型環境学習コンソーシアム」で協働など
金沢工業大学
  • 学生自身がSDGs達成に向け取り組めるるように支援
  • SDGsに特化したカリキュラム「環境技術イノベーション」「社会システムイノベーション」
  • 全学生が技術者理論を学ぶなど
東北大学
  • 東日本大震災の教訓を踏まえて小学校向けに減災判断や行動促進のプロジェクト型学習
  • 東北大学SDGsシンポジウム
  • 地元新聞やNGOと連携した広報・啓蒙活動
  • 公共政策ワークショップなど
 北九州市立大学
  • カリキュラムの中心が実践的な活動
  • 北九州ESD協議会のサブコーディネーターとして活動するESDプロモート実習
  • 学生運営スタッフが担う地域共生教育センター
  • SDGsを浸透させることを目的としたキャンパスSDGsプロジェクトなど

大学では、より具体的なSDGs・ESDの取り組みが実施されています。

「質の高い教育をみんなに」達成の課題

SDGsの目標の1つ「教育」を達成するための主な課題には次のようなものがあります。

  • 開発途上地域を中心とした貧困率の高さ
  • なくならない武力紛争
  • 自然災害の影響 など

このように決して解決が容易でない課題があるため、教育目標の達成に向けて世界中が取り組まないといけません。

まとめ

今回は、SDGsの意味や教育目標、学校の取り組みについて紹介いたしました。

SDGsは世界中の国が取り組む目標であり、世界中の共通目標でもあります。

今後より一層注目を集めていくと思われますので、教育面はもちろん、他の目標についても確認してみてください。

何か不明点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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