大学入学共通テストの配点と時間が決定!|センター試験との違いとは

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スタスタ編集部
当社のインターン生である、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、青山学院大学、明治大学、立教大学、東京理科大学、東京学芸大学、筑波大学・・・の現役大学生たちが、自身の小中高大受験・通塾・塾講師経験をベースに、各塾の教育方針や学習システム等の特徴を独自に分析し、編集・執筆しています。
キーポイント

✔国語
配点:マーク式200点 → マーク式200点+段階評価の記述式
時間:80分→100分

✔数学Ⅰ
配点:マーク式100点 → マーク式100点+記述式
時間:60分→70分

✔外国語
配点:筆記200点+リスニング50点 → 筆記100点+リスニング100点
時間(リスニング):30分 → 60分

2020年教育改革の大きな柱である「大学入学共通テスト」。現行の大学入試センター試験に比べ「思考力や表現力が問われる?」など様々な憶測が飛び交いました。新テスト導入により何が変わるのか?今回は大学入試センター試験と大学入学共通テストの変更点、またどのように対応していけばいいのか?について、解説していきたいと思います。

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大学入学共通テストの配点と時間が決定!

それではまず、これまでの大学入試センター試験と大学入学共通テストの概要がどう異なっているのかについて、詳しく見ていきましょう。

大学入試センター試験の配点と時間

大学入試センター試験の概要
  • 志願者数:約56万人
  • 利用大学数:694大学・154短期大学(国公立100%、私立約90%)
  • 試験会場:全国約700会場
  • 実施日:「1月13日以降の最初の土曜日及び翌日の日曜日」の2日間
  • 難易度:平均得点率が約6割になるよう作成
(引用:新テストの実施等に向けた当センターの取り組みについて

また大学入試センター試験の配点と試験時間は以下の通りです。

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このように現行のセンター試験では、解答方法をすべてマーク式としています。問われる内容は、各科目の全範囲から基礎的な問題ばかりです。試験時間に対して問題数が多いことも大きな特徴です。

よってセンター試験で求められる力は、「広く、より多くの知識をインプットして素早くアウトプットする力」となります。

大学入学共通テストの配点と時間

では続いて大学入学共通テストの配点と時間について見ていきましょう。以下が大学入学共通テストの配点と試験時間です。
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(引用:令和 3 年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト出題教科・科目の出題方法等

主な変更点
主な変更点

  • 「マーク式→マーク式+記述式」
  • 「英語の配点」
科目や出題方法は、現行のセンター試験と変わりません。しかし解答方法において、これまでは「マーク式」のみの試験形式だったものに対して「記述式」の問題形式が追加されました。これにより「知識やデータを元に自ら思考し、表現する力」が求められるようになりました。

また「英語」の配点についてですが、これまでは、筆記200点とリスニング50点を足した250点満点で、大学への提出時に200点に圧縮するなどの形式が取られていました。一方、大学入学共通テストでは筆記100点とリスニング100点で合計200点となります。

背景

ではなぜ大学入学共通テストは導入されるに至ったのか、解説していきたいと思います。

大学入学共通テスト導入の背景
  1. 社会構造の変化
  2. 求められる力
この20年間で、私たちを取り巻く環境は大きく変わり、これまで通りの「知識を覚えて、テストでアウトプットする」といった教育では今後の変化に対応できなくなりました。日本が直面するとされている「AIの発展」「少子高齢化」「グローバル化」といったものが主な要因です。これらの環境下では、1人ひとりが多くの役割を担い、より主体的に物事に取り組んでいかなければならなくなります。またこのような社会構造の変化から、求められる力も変わってきます。

それらが新学習指導要領にある「思考力・判断力・表現力」の評価制度です。また個別の大学入学試験においても、「多面的・総合的評価」が導入されたり、「調査書=学校活動」が重視されたりしています。新学習指導要領に関する詳しい内容は、以下で解説しているので是非ご覧ください。

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スタスタコンシェルジュの解説

ではここからは塾コンシェルジュが、大学入学共通テスト(科目別)にどう対応していけばよいのかについて解説していきます。

学んだ知識を表現できるようになろう:数学

これまでのセンター試験では、「自らの考えを表現する」必要がありませんでした。特に「数学」においてマークシート形式では、文章中の数値が空欄になっているだけで、どのような解法で解いたかは全く問われません。一方、大学入学共通テストでは「数式を用いて思考・問題解決の方法をどのように表現したか」といった能力が問われるようになりました。

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これらの能力を身につけるために注目されているのが「アクティブラーニング」です。ある物事に対して問いを立て、それについて複数人でディスカッションをしたりすることで、思考力・表現力が身につきます。アクティブラーニングには様々な種類がありますので、ぜひこちらの記事「アクティブラーニング実践マニュアル|7つの具体的な方法をご紹介」をご覧ください。
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複雑な情報を整理できるようになろう:国語

大学入学共通テストの国語では「筆者の意図を汲み取り表現する力」を基礎として「異なる主張や様々なデータを構造化して表現する力」が求められます。

また問題で扱う内容においても、これまでは「評論・小説・古文・漢文」のみだったのに対し、「行政のガイドライン・駐車場の契約書」といった実社会で目にするデータも出題されます。

スタスタ塾コンシェルジュ
新テストになり「国語」という科目の幅がかなり広がりました。これまで問われていた能力を、「書籍の文章」から「実社会の文章」へ転換する必要があります。

まとめ

今回は大学入学共通テストの配点・時間についてご紹介させていただきました。現在の変更では「国語・数学・英語」のみですが、今後は他の教科も変わっていくことでしょう。そのため早いうちからの対策は必須となります。もし大学入学共通テストに対応できる塾をお探しの場合は、ぜひスタスタにご相談ください。

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