【保護者の方必見】Society5.0とは?今必要とされる能力も解説

キーポイント
✔概要:AIやロボット、IoTなどのテクノロジーを活用した社会。

✔背景:Society4.0の課題(情報量の増加、労働力の減少など)を解決するために考えられた。

✔能力:対話力、思考・吟味する能力、好奇心・探究心

「Society5.0って何?どんな内容なの?」
「Society5.0になることで、何が変わるの?」

など、Society5.0に関して疑問を持っている人は少なくありません。

ここでは、Society5.0の内容やSociety4.0からの変更点、分野ごとの事例紹介について解説しています。Society5.0の実現した社会で生き抜くために、身に付けたい能力なども紹介しているので、合わせてご確認ください。

Society5.0とは?

文部科学省によると、Society5.0は

「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)」

と紹介されています。

非常にわかりづらい言葉が並んでいますが、簡単に説明をすると、

「AIやロボット、IoTなどのテクノロジーを活用して、医療や介護、農業や防災、エネルギーなど、さまざまな分野の課題を解決した、より快適で安全な社会

のことです。

ここではSociety5.0への理解を深めるため、Society4.0の内容や課題、Society5.0による変更点について紹介しています。

Society4.0までの内容

これまでの社会は、以下Society1.0〜Society4.0の変革とともに、経済発展や社会的課題の解決を行ってきました。

  • Society1.0「狩猟社会」:動植物の狩猟や採集で生活基盤が築かれていた社会
  • Society2.0「農耕社会」:土地の耕作などの農耕によって経済が成り立っていた社会
  • Society3.0「工業社会」:農業に最適化された社会構造がなくなり工業化が進展した社会
  • Society4.0「情報社会」:情報の価値が高く情報による付加価値を創造する産業が発展した社会

Society4.0では、インターネットの発達により、人がさまざまな情報を入手・分析できるようになりました。

Society4.0までの課題

インターネットの発達により、急激に利便性が向上したSociety4.0ですが、次のような課題もあります。

  • 必要な知識や情報が上手く共有できていない。そのため、新たな価値の創出が難しい
  • 地方の過疎化、東京の一極集中、少子高齢化などに十分に対応できていない
  • 荷物運びなど人が行う作業が多く、能力に限界がある。高齢者や障害者は難しい
  • 情報量が多く、必要な情報を見つけたり分析するのが難しい

そして、これらSociety4.0までの課題を解消し、新たな社会を実現するのがSociety5.0です。

Society5.0による変更点は?

Society5.0では、テクノロジーを活用することでSociety4.0までの課題を解決します。

Society5.0の実現で変更・解決される、これまでの社会・問題点は主に次の4つです。

これまでの社会(Society4.0まで)これからの社会(Society5.0)
必要な知識や情報が共有できていないIoTで人とモノがつながり情報が蓄積される
少子高齢化による労働力不足ロボットの活用で労働力の確保
荷物運びなど人が行う作業が多いロボットや自動運転車などイノベーションで対応
必要な情報を見つけたり分析が難しいAIによって必要な情報が提供・分析される

このように、Society5.0になることで、これまでの社会よりも快適な環境を実現できます。

また、エネルギーや食料の供給量増加や寿命延伸、労働力の増加などの経済発展、温室効果ガス排出削減や食料廃棄量の削減などの社会的課題の解決が可能です。

各分野における事例紹介

ではここから、各分野における事例を紹介します。

事例を知ることで、Society5.0の魅力やSociety4.0との違いを具体的に知ることが可能です。

以下は、ここで事例紹介する5つの分野です。

  • 交通
  • 医療介護
  • エネルギー
  • 農業
  • 防災

1つずつ、内容について見ていきましょう。

交通

Society5.0になることで、ビッグデータやAI、センサー情報を活用して好みに合わせたルート提案が受けられるようになったり、自動走行車の普及で渋滞や事故が減少したり、自律型車いすができることで高齢者や障がい者も1人で移動できるようになります。

これまでの課題Society5.0による解決
行き先やルート計画が面倒センサーやビッグデータで好みに合わせた最適なルートを自動提供
渋滞がひどい自動走行によって渋滞緩和
温室効果ガス排出カーシェアや公共交通の組み合わせで温室効果ガス排出を削減
高齢者や障がい者の移動手段自律型車いすで高齢者や障がい者の移動をサポート

医療介護

医療介護分野では、生理計測データや医療・感染情報などのビッグデータをAI解析することで、自動健康診断や現場でのロボット支援、医療データの共有などができるようになります。

これまでの課題Society5.0による解決
症状が悪くなる前に知りたいリアルタイムの自動健康診断ができる
1人で自立した生活をしたいロボットを活用した生活サポート
医療データ共有によって最適な治療が可能
ロボットによる支援で医療・介護現場の負担減を実現

エネルギー

エネルギー分野では、充放電や各家庭の電力使用状況、発電所の稼働状況などのビッグデータをAI解析することで、エネルギーの安定供給や温室効果ガスの削減を実現します。

具体的には、電気自動車や水素製造でエネルギーの地産地消をしたり、各家庭で省エネを行い環境負荷の軽減を図るなどです。

これまでの課題Society5.0による解決
需要に応じたエネルギーの安定供給が難しいエネルギーの地産地消で安定供給が可能
地球温暖化多様なエネルギーを使用して温室効果ガスの削減と需要に応じた安定供給ができる
電力不足など被災時の対応が難しい
エネルギー不足

農業

農業分野では、食のトレンドや市場情報、気象情報などのビッグデータをAI解析し、ロボットやドローンを活用したスマート農業を実現することで、高齢化や人手不足問題を解消します。

市場のニーズに合わせて適切な収穫量を設定したり、天候予測に合わせて作業計画を立てられるなど、最適な営農計画が可能です。

これまでの課題Society5.0による解決
高齢者への負担が大きい自動化や省力化によって労働力を確保できる
農業成果が天候に左右される最適な営農計画によって食料の安定生産ができる
農産物の適時自動配送でロスを削減できる

防災

防災分野では、ドローンや建物センサー、気象レーダーや人工衛星によって収集される被害情報や被災地観測などのビッグデータをAI解析することで、安全に避難ができ、必要な場所に必要な量の物資提供が可能です。

また、救助ロボットやアシストスーツの活用によって、被災した建物から迅速な救助ができます。

これまでの課題Society5.0による解決
個人への避難情報が届きにくい避難情報が個人のスマホに届く
救援物資の配送に時間がかかり偏りがあるドローンや自動配送者によって物資の最適配送ができる
建物の被害状況によって迅速な救助が難しい救助ロボットやアシストスーツによる迅速な救助ができる

Society5.0の実現による影響

Society5.0は、ロボットやAI、ビッグデータなどを活用することで誰もが満足できる生活の実現を目指しています。

これらが実現されることで、これまでの社会的課題を解決でき、生活がより安全で便利になります。手間のかかる作業や難しい作業から解放されるため、一人ひとりが快適な生活を送ることが可能です

Society5.0の実現によって、ロボットやAI、ビッグデータなどが普及することで、監視される社会が来るわけではありません。より一人ひとりの活力ある人生を実現するためのものです。

テクノロジーによってさまざまな問題を解決するSociety5.0は、これまで以上に人間中心の社会でもあるのです。

今後の社会で生き抜くためには?

ここまでの説明で、Society5.0の実現によって「人間中心の社会」が実現することは理解いただけたと思います。では、そんな社会を生き抜くためには、どのような力を備えれば良いのでしょうか?

文部科学省は、以下の3つをSociety5.0の社会で必要とされる力として紹介しています。

  1. 文章や情報を正確に読み解き、対話する力
  2. 科学的に思考・吟味し活用する力
  3. 価値を見つけ生み出す感性と力、好奇心・探究心

まずAIに代替されないような人間としての強みを発揮するための、読解力や対話力などの社会的スキルを身に付けている必要があります。

加えてSociety5.0の実現によって、人と機械が関係し合う社会になります。その上で、科学的に思考・吟味し、活用する力が不可欠です。したがって機械に対する知識や理解、その基盤となるサイエンス・数学、クリティカルな思考力が必要になります。

社会で必要な能力を伸ばすためには

ではSociety5.0の実現で必要な能力を伸ばすためには、どんな教育を受ければ良いのでしょうか?文部科学省は以下の教育が効果的であると述べています。

成長段階効果的な教育
幼児期
  • 他者との関わり合いや、自然との触れ合いを重視する。
  • 自発的な遊びを生み出すようにサポートする。
小・中学校時代
  • 必要とされる知識を追うのではなく、どんな知識も吸収できるように学びの基礎を固める。
  • 特に基礎的読解力を身に付けることが求められる。
高等学校時代
  • 自らの将来について考え、必要な学びを積極的にできるようにする。
  • 文系・理系に関わらず、まんべんなく学ぶ。
  • 地域への関心を高め、地域課題について考える。

社会の急激な変化に対応するには、以上の教育を受けることが必要です。

これらの教育は、アクティブラーニングや探究学習の導入によって受けられる場合もありますので、以下の記事も参考にしてみてください。

121-tankyugakushu

高校での探究学習について詳しく解説|文部科学省が高校で科目化した新しい教育

055-activelearning

【5分で完全理解】アクティブラーニングとは|概要から授業法まで

まとめ

ここでは、Society5.0の内容やSociety4.0からの変更点、分野ごとの事例や今後必要になる能力について解説しました。

Society5.0が訪れることで、これまでの社会的課題が解決され、より快適で便利な生活を送ることが可能です。一人ひとりが目指す人生を歩みやすくなります。

今回紹介したSociety5.0のことで、何か不明点などあれば、スタスタ塾コンシェルジュまでお問い合わせください。

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