【簡単】モンテッソーリ教育の資格を取る3つの方法|オススメの手段や費用まとめ

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キーポイント

国際的に働きたいなら「国際モンテッソーリ協会

日本国内で教えるなら「日本モンテッソーリ協会

資格が欲しいだけなら「日本モンテッソーリ教育綜合研究所

資格なしで教育方法だけを知りたいなら「モンテッソーリ ラ・パーチェ トレーニングコース」か「エンジェルハウス研究所

こんにちは!スタスタ編集部です。

モンテッソーリ教育をご存知でしょうか。モンテッソーリ教育とはマリアモンテッソーリが考案した幼児のための教育法です。
それを指導するたの資格はどこで取れるのか?取るために何が必要なのか?今回はそれらについてわかりやすく解説していきます。

またモンテッソーリ教育を実践している学習塾一覧の記事もぜひチェックしてみてください。モンテッソーリ教育の意味や定義についてはこちらの記事で解説しておりますので、チェックしてみてください。

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【徹底解説】モンテッソーリ教育とは?特徴、オススメの教具や有名人など

モンテッソーリ教育とは

モンテッソーリ教育とは、イタリア人医師であり教育家でもあるマリア・モンテッソーリが、その生涯において行ってきた教育実践を体系化したものです。

もともとモンテッソーリは知的障碍児の療育に取り組んでいましたが、その中で指先を積極的に使った取り組みが知的能力の発達を促すことに気づきます。
その後、経済的な理由から知的発達や社会性の発達が遅れていた子ども達の保育施設をモンテッソーリは委託されることになります。そこでも同様の取り組みを行ったところ、子ども達は知的発達の遅れは改善し、社会性も身に着けることに成功しました。

このことから、どのような子どもであっても自ら成長していく力があり、適切な環境を与えることでその力を発揮させることができるとモンテッソーリは考え、教育法として体系化されるに至りました。

どこで資格が取れるのか

モンテッソーリ教育の資格を取得するには、大きく分けると以下3ついずれかの団体公認の教場で学ぶ必要があります。

  1. 国際モンテッソーリ協会(AMI) 国内外で教員として働くことが可能となる資格
  2. 日本モンテッソーリ協会(JMI) 国内でのみ教員として働くことが可能となる資格
  3. 日本モンテッソーリ教育綜合研究所 教員として働くことはできない独自の資格

目的やお住まいの地域などによって適した団体は異なります。
ここからそれぞれの団体について解説していくので、ご自分にはどの団体が合っているのか検討する際に参考にしてください。

国際モンテッソーリ協会

1929年にモンテッソーリ教育の提唱者であるマリア・モンテッソーリが自ら設立したのが「国際モンテッソーリ協会(AMI)」です。

子どもへのモンテッソーリ教育の効果が認められ各地で実践されるようになる中、モンテッソーリは教員が行う授業の質の担保が急務であると考えました。
そこで、自ら協会を設立し、教員の養成コースと資格の取得制度を整えたのです。
この協会の教育プログラムは非常に厳格なものとなっており、取得することができる資格は国際資格として認定されています。
有資格者はどの国でもモンテッソーリ教師として働くことができるので、モンテッソーリ教師として国際的に働くことを目的としている方にはお勧めです。

日本では町田市にある東京国際モンテッソーリ教師トレーニングセンターで唯一学ぶことができます。
コース期間、試験内容および必要費用は以下の通りです。

昼間部 1年(週5日※2019年度からは週4日予定)
夜間部 2年(週2日)
試験内容 小論文の提出と面接
費用 70万円(その他諸経費)

入学後は規定の出席日数を満たし、観察実習・教育実習やレポートの課題などに合格する必要があります。
そのうえで実施される筆記試験と提供の実技試験を合格することでようやく資格を取得することができます。

日本モンテッソーリ協会

「日本モンテッソーリ協会(JMI)」は、1968年3月、日本におけるモンテッソーリ教育研究者間の連携協同により発足されました。
JMIはモンテッソーリ教育の原理と子どもへの実践の研究、およびその普及を図ることを目的としており、国際モンテッソーリ協会(AMI=Association Montessori International)に友好関係団体として承認されています。

JMIの教員資格は、東京都文京区にある「東京モンテッソーリ教育研究所」の他、京都市伏見区、広島県安芸郡、福岡県宗像市、長崎県長崎市などの公式に認められた施設において教員養成コースを修了した者に授与されます。
日本モンテッソーリ協会の教員資格は、日本国内のみで認められる資格であり、国外で働く際の証明にはなりません。そのため国際資格の取得を目的とされている方はご注意ください。

東京モンテッソーリ教育研究所で学ぶ際のコース期間、試験内容および必要費用は以下の通りです。

夜間コースもしくは土曜コース 2年
試験内容 小論文の提出と面接
費用 50万円

ここで講義を担当する先生は前述の東京国際モンテッソーリ教師トレーニングセンターの試験官や特別授業も担当しているため、海外でのモンテッソーリ教育に近い内容も学びたい方にお勧めです。

日本モンテッソーリ教育綜合研究所

日本モンテッソーリ教育綜合研究所は、1976年に日本で初めて「モンテッソーリ教育 教師養成通信教育講座」を設立しました。
「通信教育」というシステムを採用しています。場所を選ばずに学ぶことから、この講座を受けた人は4000名以上にものぼります

この講座では、「単位制」をとっています。
科目により単位の取得方法は異なり、スクーリングでの出席のみで単位取得となるものと、スクーリングへの出席・レポート課題の合格の両方を満たして単位取得となるものがあります。
後者については同一年度内にスクーリングに出席し、課題として示されたレポートの合格が必要です。

コースは対象とする子どもによって「0~3歳コース」と「2.5~6歳コース」に分かれており、入学後は送られてきた学習資料や動画などで自習を進めます。
8月には出席が必須となっているスクーリングがあり、レポートの提出も必要となっている科目に関してはスクーリング以降、月1~2本程度、年度内に合計で7~8本提出することになります。

全ての科目の合格者には資格証が発行されますが、これは研究所が独自に発行するもので、公的なものではないためご注意ください。

モンテッソーリ教育の教師養成通信教育講座で学ぶ際のコース期間、試験内容および必要費用は以下の通りです。

0~3歳コース 2年
2.5~6歳コース 1年
試験内容 出願理由の提出
費用 約30万円(0~3歳コース1年間分)、約65万円(2.5~6歳コース)

2018年度からは通信の2.5~6歳コースの有資格者のみ受けられるインターナショナルコースが開設され、コース終了後にはアメリカモンテッソーリ協会(AMS)の国際資格が取得できるので、ステップアップを考えている方にはこちらの受講も検討してみてください。

その他の学習法

モンテッソーリ ラ・パーチェ トレーニングコース

このコースは、モンテッソーリ教育の研究と普及を目的として設立されました。
吉祥寺に附属の教育施設である「こどもの家」があり、そちらでの教育および実践を通しながら「真に子どものためモンテッソーリ教育」を研究した結果をトレーニングコースに反映しています。

コース期間、試験内容および必要費用は以下の通りです。

0~3歳コース 夏期スクーリング8日間、冬季スクーリング4日間
3~6歳コース 第一期スクーリング3日間、第二期スクーリング8日間、第三期スクーリング3日間
試験内容 特になし
費用 約40万円

卒業生は、「0歳〜3歳」または「3歳〜6歳」に対応可能となるモンテッソーリ・ラ・パーチェ教師資格を有することが認定されます。
しかし日本においては、「モンテッソーリ・ラ・パーチェ教師」は公的な資格として認められていません
ただ相応の研鑽を積んだ証拠としては認められるため、モンテッソーリ教育施設や乳幼児の保育施設に就職する際には役に立つでしょう。

「てんしのおうち」エンジェルハウス研究所(AHL)モンテッソーリが学べる IT勉強会

モンテッソーリ教育の教師養成コースは資格の取得を目指す関係上、時間的にも費用的にもその負担は大きなものとなります。そこで、生まれたのが家庭でのモンテッソーリ教育の実践を目的とした通信教育であるモンテッソーリIT勉強会です。
この勉強会では、なるべく負担は小さくしており、誰であってもモンテッソーリの理念を取り入れた子育てができるよう、具体的な伝えています。

コース期間、試験内容および必要費用は以下の通りです。

基礎コース 2年
オプショナルコース 1年
試験内容 特になし
費用 月額4750円(基礎コース)、月額4950円(オプショナルコース)

他の団体の教員コースに劣らない内容となっていますが、この勉強会ではあえて資格の認定は行っていないため、モンテッソーリ教師の資格の取得を目的とする方はご注意ください。

費用まとめ

各団体別の費用を以下にまとめました。

団体名 費用 資格
国際モンテッソーリ協会 70万円(その他諸経費) 公式
日本モンテッソーリ協会 50万円 公式
日本モンテッソーリ教育綜合研究所 約30万円(0~3歳コース)、約53万(3~6歳コース) 非公式
モンテッソーリ ラ・パーチェ トレーニングコース 約40万円 非公式
てんしのおうち 約6万円(基礎コース)、約6万円(オプショナルコース) 認定なし

※「てんしのおうち」に関しては比較しやすいように各コースでかかるトータルの金額を記載しています

費用は、6万円~70万円と大きな差があることがわかりました。
公式の資格を取得する場合が一番負担が大きく、50万~70万円が必要となります。
一方で非公式の資格であっても30万~53万円が必要となり、大きな負担となることには違いがありません。

このことから、どうしても国外で働きたいという場合を除いて、費用や資格の信頼性から見ると「日本モンテッソーリ協会」がお勧めです。
その反対に、あくまで実践に必要な学びを得ることが目的であるという方には、「てんしのおうち」がお勧めと言えます。費用は極めて経済的であり、その内容も教師養成コースに匹敵するものであるため、満足した学びが得られるでしょう。

最後に

ここまで各団体で取得できる資格やその特徴について説明してきました。
モンテッソーリ教育とは何なのか、資格を取るにはどうすればよいのか、という疑問をお持ちの方に少しでもお役に立ちましたら幸いです。

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