映像授業とライブ配信授業、対面一斉指導を徹底比較!概要や料金まで

キーポイント

✔映像授業:いつでもどこでも受講でき安価。コツコツ勉強したい人におすすめ。

✔ライブ配信授業:全国の仲間とのやり取りが刺激になる。落ち着いた環境で勉強のペースを作りたい人におすすめ。

✔対面一斉指導:同じ目標に向かう仲間と切磋琢磨できる。勉強に集中できる環境が欲しい人におすすめ。

体験授業を受け、自分が納得して前向きに取り組めそうな形態を見つけることが大事。

近年、学習塾で「オンライン授業」の形態が急拡大しています。授業形態の選択肢が、かつてなく種類豊富になってきました。コロナウイルスの影響で「自宅で学習する」スタイルが定着しつつあるのも、学びにおける新しい変化です。

塾を始めてみようかなと思ったとき、真っ先に考えるのは「うちの子に合うのはどんな形態だろう?」ではないでしょうか?

「映像授業やライブ配信授業、昔ながらの一斉指導など授業を受けるという点では同じように見えるが、実際はどんな違いがあるのか?」「それぞれどのような指導を受けられるのか?」と疑問に感じている方は多いのではないでしょうか?

今回は、多くの学習塾や通信教育について分析してきたスタスタが、映像授業とライブ配信、一斉指導授業の3つについて概要から料金まで徹底的に解説します。最後までご覧ください!

映像授業・ライブ配信授業・対面一斉指導の概要

まずは映像授業とライブ配信授業、対面一斉指導それぞれの概要を紹介します。

映像授業とは

「映像授業」とは、映像の形で授業を視聴し、学習する形態を指します。スマホやタブレットで授業を見るため、自宅や好きな場所でいつでも自由に見ることができるのが最大の特徴です。

授業を巻き戻す・再生速度を変えることが可能なため、分からなかった箇所は何度も繰り返して視聴できます。

レベルや目的に合わせて授業をきめ細やかに制作している学習塾が多いですね。プリントや単語練習といった学習コンテンツを豊富に付帯させており、自由に利用することができるケースもあります。

◎代表的なサービス:スタディサプリ学研プライムゼミZ会Asteriaなど

映像授業の
メリット デメリット
いつでも、どこでも アウトプット機会が少ない
巻き戻し・早送り可 目が疲れる
授業が豊富
集中できる環境が必要
安価 強制力がない

ライブ配信授業とは

「ライブ配信授業」とは、生放送の授業を視聴して学ぶ形態を指します。

どこでも授業が受けられる点はオンライン授業の特徴であり、授業をライブで受けられるのは対面一斉指導の特徴です。両者の特徴を併せ持った、映像授業と対面一斉指導授業のハイブリッド型と言えます。

先生と生徒は音声、またはチャットで接続されていることが多く、分からない点はすぐに質問ができるのも利点です。

ライブ授業のため視聴の曜日や時間は決められますが、見逃してしまった場合は後から録画されたものを見返せる学習塾もあります。

◎代表的なサービス:アオイゼミ、翼学院、N予備校など

ライブ配信授業の
メリット デメリット
質問可
PCなどが必要
録画が見られる
目が疲れる
スケジュールを組みやすい
他の人の音に気を取られる
全国の仲間と一緒に頑張れる

対面一斉指導とは

「対面一斉指導」とは、1人の先生が20~30人程度の集団を直接指導する、学校形式の授業形態を指します。塾の原型でもあり、以前は塾と言えば一斉指導を指しました。

子供たちも学校で慣れている形態のため、抵抗感なく始められる場合が多いようです。

授業は年間で決められたカリキュラムに沿って進みます。集団に一定レベルの指導を行うことで全体水準の底上げがしやすく、首都圏の大手中学受験塾で多く導入されている授業形態です。

◎対面一斉指導を行っている主な塾:臨海セミナー湘南ゼミナール市進学院など

対面一斉指導の
メリット デメリット
勉強に集中できる環境
通塾時間
切磋琢磨できる
カリキュラムが画一的
受験情報の入手が容易
先生を選べない
進捗が分かりやすい 環境に左右される

メリット・デメリット

では映像授業とライブ配信授業、対面一斉指導それぞれのメリット・デメリットを確認していきましょう。

メリット

映像授業のメリット

映像授業のメリットは以下の通りです。

  • いつでも、どこでも授業が受けられる
  • 巻き戻しや早送り機能を使い、理解度に合わせて効率よく学べる
  • 苦手、理解不足の箇所は繰り返し視聴できる
  • 1コマ15分程度の短時間で授業配信をしているサービスもあり、スキマ時間が有効活用できる
  • 豊富な学習コンテンツを使って勉強できる
  • 費用が安い

映像授業はタブレットやスマホで授業を視聴する形態のため、通信環境と機器があればどこでも受講できるのが最大のメリットです。1コマ15分など短く設定されている場合が多く、忙しい人でもスキマ時間を使って勉強できます。

映像授業は「授業の巻き戻し・早送り・再生速度の調整」が可能です。聞き逃した箇所、分からなかった箇所は戻って繰り返し視聴する、理解している箇所は早送りすることができるので、時間を効率的に使えるのもメリットです。

受講している講座以外にもドリルやプリントを自由に使える、学習法・受験情報を閲覧できるサービスもあり、上手に活用することで映像授業だけで全てをまかなえます。

ライブ配信授業のメリット

ライブ配信授業のメリットは以下の通りです。

  • オンラインなのに質問ができる
  • 見逃しても録画で授業を見ることができる
  • 授業予定に合わせてスケジュールを組みやすい
  • 全国の仲間と一緒に頑張れる

録画された授業を視聴する映像授業とは異なり、画面の向こうの先生に授業中にすぐ質問ができるという点が、生徒にとって最大のメリットです。わからない点を放置しないというのは、理解を深め学習を進めるのに非常に重要なポイントです。

決まった曜日・時間に授業が配信されるため、通塾と同じように「勉強に対する強制感」がある点も見逃せません。いつでも見ることができる映像授業ではサボってしまいそうという場合は、ライブ配信授業を選んでみても良いですね。

授業中に先生は生徒とやりとりをしながら進めます。理解度を回答するシステムが取り入れられていることも多く、先生は生徒に合わせて柔軟に対応してくれます。

多くの塾で、授業を見逃してしまっても録画で勉強ができるシステムになっています。対面式の授業は欠席すると振替授業の手続きが必要、あるいは振替不可のところもありますが、録画を見ることができれば振替授業の心配はありません。

対面一斉指導のメリット

対面授業のメリットは以下の通りです。

  • 勉強に集中できる環境がある
  • 仲間の頑張りが目に入り励みになる
  • 勉強法や受験情報の入手が容易

実際に塾の校舎に行って授業を受けるので、勉強に集中できる環境を手に入れられるのが最大のメリットです。

自宅だと集中できない、誘惑が多いと感じる人も、皆が頑張っている環境では自然と取り組みが進むというのはよくあることです。授業時間外でも自習室を利用できる塾が多いので、学習場所の確保が課題の方は相談してみてはいかがでしょうか。

また塾に行くことで、設置してある勉強法や受験情報も目に入りやすくなります。インターネットなどでわざわざ探さなくても、ほしい情報が手に入りやすい環境もメリットの一つです。

デメリット

次はデメリットについて確認していきましょう。

映像授業のデメリット

  • 授業のための機器(デバイス)と通信環境が必要
  • デバイスの長時間利用で目が疲れる
  • 集中できる環境を自分で整える必要がある
  • 能動的に勉強する姿勢がないと続かない
  • アウトプットする機会が少ない

授業を受けるためにPCやタブレット、スマホ、さらにヘッドセットやWEBカメラといった機器と安定した通信環境が必須になります。従来のように紙と鉛筆があれば勉強できるわけではない点を面倒と感じる方もいるでしょう。

授業を受ける時間も自由、場所も自由、1コマあたりも短時間で気軽といったメリットも、学習の継続度という観点ではデメリットになります。強制力がないため、主体的に学んでいけるタイプでないとすぐに続かなくなります。

スマホで見られるからと言って、ベッドに寝転がって見ていてはいけません。机に向かい、環境を整えて取り組めるよう保護者のサポートが必要になる場合もあります。

ライブ配信授業のデメリット

  • 授業のための機器(デバイス)と通信環境が必要
  • デバイスの長時間利用で目が疲れる
  • 授業以外の音声やチャットに気を取られる
  • 授業だけに集中しにくい

オンラインで配信されますので、機器と通信環境の用意が必要です。

授業中の質問や仲間とのやり取りに音声通話やチャットを取り入れる塾が多いのですが、先生が話していること以外の情報が気になって集中できなくなるデメリットがあります。

ライブ配信の曜日・時間は固定されますので、指定の時間に自宅で準備を整えて待っていることは必須です。忙しくて毎回録画を見ることになるようでは、あえてライブ配信授業を選択する必要性は低いと言えるでしょう。

対面一斉指導のデメリット

  • 通塾に時間がかかる
  • カリキュラムが画一的
  • 相性の良い先生にあたるとは限らない
  • 騒がしい環境だと勉強に集中できない

勉強するための場所・時間の制約があるのが対面授業のデメリットです。遠い塾に通っていれば通塾時間がかかり、授業時間も合わせる必要があるので生活に無理が生じる場合もあります。

1年間を通じてカリキュラムが固定されていますので、自分に合わせて変えてもらうことはできません。年度の途中から通塾を開始する場合は、塾で指導が終わった単元については自力で克服することになります。

校舎に通うことが前提の授業形態であるため、コロナウイルスの流行により外出自粛になった場合は、即授業がストップすることも頭に置いておいたほうが良さそうですよね。

平均的な料金とは?

では平均価格は、一体どのくらいなのでしょうか?

映像授業とライブ配信授業、対面一斉指導それぞれについて比較してみました。

映像授業の料金比較

まずは映像授業の料金を比較していきます。

以下の表から、映像授業の相場は、

小中高生:2,000円~6,000円/月

であることが分かりました。

授業は無料でもオプションサービスは有料という場合もあるので、事前によく調べておきましょう。

提供側の必要経費が低く抑えられることもあり、安価な料金設定になっています。

サービス名 料金
スタディサプリ 1,980円/月~
学研プライムゼミ 5,500円/月~
Z会Asteria 3,950円/月~

以下のように無料サービスもあるので、ぜひチェックしてみてください。

学びエイドの特徴や教育方針を徹底解説|自宅で受ける無料映像授業

Try IT(トライイット)の特徴を徹底解説!無料で映像授業が見放題

eboardの特徴や教育方針を徹底解説!無料のオンライン教材

ライブ配信授業の料金比較

次にライブ配信授業の料金を比較していきます。

以下の表から、ライブ配信授業の相場は、

小中高生1,000~20,000円/月

であることが分かりました。

塾によって提供している授業の種類は異なります。ライブ授業だけなのか、録画された授業も見ることができるのかなど、利用できるサービスを事前に確認しておくことをおすすめします。

サービス名 料金
アオイゼミ 1,980円/月~
翼学院
*不登校・発達障害の子向けなので他サービスより高い
小学生:8,000円/月~
中学生:20,000円/月~
N予備校
*一部、ライブ授業
1,000円/月~

対面一斉指導の料金比較

次に対面一斉指導の場合の料金を比較していきます。

対面一斉授業の場合は費用を「要問合せ」としているところが多いのですが、スタスタの調査によると、

小学生:5,000円~16,000円/月
中学生:15,000円~25,000円/月
高校生:9,000円~30,000円/月

程度が相場であることが分かっています。

校舎の地代家賃、休み時間に質問対応のために待機している先生や校舎の清掃・受付をする人の人件費が必要になることもあり、オンラインより高くなります。

サービス名 料金
臨海セミナー 小学生 5,000円/月~
中学生 16,100円/月~
高校生 8,980円/月~
湘南ゼミナール 小学生 2,860円/月~
中学生 20,130円/月~
高校生 15,400円/月~

※スタスタ調査による各学年の最低価格を表示しています。詳細は直接お問合せください。

どんな人に向いてるの?

では映像授業とライブ配信授業、対面一斉指導は、それぞれどんな人に向いているのでしょうか?

映像授業

  • コツコツ継続できる人:強制力が少なく、主体的に勉強する必要があるため。
  • 通塾と併用したい人:費用が安く、塾と併用しやすいため。
  • 忙しい人:1回の授業が短時間で、スキマ時間にも学習できるため。

自主的にコツコツと勉強できる人、継続できる人におすすめです。周りを気にせずマイペースに勉強を進めたい人にも向いているでしょう。

1回あたりの授業時間が短いものが多いので、学校や部活で忙しい人にも向いています。通学中や帰宅後のわずかな時間でも勉強できる利点を生かし、学びを積み重ねていけます。

ライブ配信授業

  • 近くに塾がないが生授業を受けたい人:オンライン配信は全国どこにいても受けることができるため。
  • 友達ではなく知らない仲間と競い合いたい人:全国から集まった仲間と励まし合いながら学べるため。
  • きちんとした性格の人:自宅で決まった時間に授業の準備を整え開始するスケジュール管理が必要なため。

先生や仲間とやり取りはしたい、でも近くに良い塾がないという方に向いています。

子供たちの中には、学校で仲の良い友人に努力を知られるのは気恥ずかしいという理由で、近隣の塾を拒むケースもあります。周りに知っている人がいない方が気持ちが引き締まって頑張れるというお子さんにも向いているでしょう。

自宅で決まった時間に学習を始められるスケジュール管理力は必須です。

対面一斉指導

  • 集中できる勉強場所が欲しい人:塾という勉強するための場所で取り組むことになるため。
  • 高い目標に向けて頑張りたい人:カリキュラムに追いつきついていくために努力することになるため。
  • 積極的な人:授業中に質問をしたい際は集団の中で手を挙げて発言する必要があるため。

学校のように大勢で集まり、先生とやり取りをしながら理解したいタイプに向いています。

子供の勉強の様子を把握したい、しっかり学習しているか確認したい保護者にも向いています。定期的に面談を行う塾が多いため、塾での様子を把握しやすいのは対面一斉指導の塾でしょう。

先生や仲間と励まし合いながら頑張りたいという人に向いています。

まとめ

この記事では、映像授業とライブ配信授業、対面一斉指導のメリットや料金、向いている人について解説してきました。

それぞれメリット・デメリットがあります。オンライン授業は1~2週間の無料受講期間、ライブ配信授業や対面一斉指導塾も体験授業を受け入れているので、お子様に体験してもらい、保護者も様子をよく見た上で授業形態を選ぶとミスマッチが起きにくいです。

下の記事ではオンライン塾を比較しているので、参考にしていただけると嬉しいです。

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